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2010年12月の読書記録です。
12月に目を通すことができたのは20冊です。この中ではやっぱり村上龍さんの「歌うクジラ」ですね。 村上さん渾身の一作です。 新田一郎さんの「太平記の時代」はこのシリーズの中でも充実の一冊でした。 坪内稔典さんの「正岡子規 言葉と生きる」も著者の思いが伝わってきました。来年は子規を読み返してみようという気にさせられました。 図録は21冊に目を通すことができ、なんとか今年買った図録は無事完了しました。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 書籍 △山本幸司「頼朝の天下創世(日本の歴史09)」(講談社学術文庫) △川村昌嗣「医師がすすめる50歳からの肉体改造」(幻冬舎ルネッサンス新書) ◎村上龍「歌うクジラ 上」(講談社) -村上龍「歌うクジラ 下」(講談社) △村上春樹「ねむり」(新潮社) △「BRUTUS(ブルータス)12/15 写真はもっと楽しくなる。」(マガジンハウス) △「芸術新潮 2010年12月号 特集:恋する春画」(新潮社) △吉本康永「大金持ちも驚いた105円という大金」(三五館) △「ラブプラス ビジュアル&設定集 マナカのもと」(コナミ) △「高嶺愛花(電撃ラブプラスVol1)」(アスキーメディアワーク) △「とわのウォッチャー ラブプラス+ 最旬特別号」(コナミ) △白澤卓二「100歳までボケない101の方法」(文春新書 △篠山紀信「窓からスカイツリーが見える AKB48写真集」(小学館) △志村幸雄「笑う科学 イグ・ノーベル賞」(PHPサイエンス・ワールド新書) △池上英洋「もっと知りたいラファエロ―生涯と作品」(東京美術) △藤木TDC「場末の酒場、ひとり飲み」(ちくま新書) △筧雅博「蒙古襲来と徳政令(日本の歴史10)」(講談社学術文庫) ◇新田一郎「太平記の時代(日本の歴史11)」(講談社学術文庫) △「PEN(ペン)2011年1/1・15号 特集:キリスト教とは何かⅡ」(阪急コミュニ) ◇坪内稔典「正岡子規 言葉と生きる」(岩波新書) 図録 -「図録 バルビゾンからの贈りもの」(府中市美術館) -「図録 歌麿・写楽の仕掛け人―その名は蔦屋重三郎―」(サントリー美術館) -「図録 薬師如来と十二神将」(鎌倉国宝館) -「図録 保田春彦展」(神奈川県立近代美術館) -「図録 古賀春江の全貌」(東京新聞) -「図録 ワイエス展」(丸沼芸術の森) -「図録 ヴァザーリの回廊展」(朝日新聞社) -「図録 手塚雄二 一瞬と永遠のはざまで」(朝日新聞社) -「図録 浮世絵☆忠臣蔵 描かれたヒーローたち!?」(神奈川県立歴史博物館) -「図録 ドガ展」(横浜美術館ほか) -「図録 麻生三郎展」(東京国立近代美術館) -「図録 カンディンスキーと青騎士展」(東京新聞) -「図録 生誕260年 仙厓―禅とユーモア―」(出光美術館) -「図録 DOMANI・明日展2010」(文化庁) -「図録 写真とボク 植田正治写真集」(クレヴィス) -「図録 これは本ではない―ブック・アートの広がり 」(美術館連絡協議会) -「図録 アルブレヒト・デューラー版画・素描展」(国立西洋美術館) -「図録 大正イマジュリーの世界」(ピエ・ブックス) -「図録 鈴木清展」(東京国立近代美術館) -「図録 セーヌの流れに沿って」(石橋財団ブリヂストン美術館ほか) -「図録 帰ってきた江戸絵画 ギッター・コレクション展」((NHKプロモーション)
いよいよ今年も押し詰まってきましたが、今年最後2010年12月の鑑賞記録です。
12月は19の展示を見ることできました。年末の慌ただしい中、けっこう健闘しましたね。しかも、その中で、すばらしい展示にいくつも出会うことができました。 まずは「カンディンスキーと青騎士展」。抽象絵画への移行期のまさに美術史上の一大ムーブメントを目の前で体験させてもらえました。 「植田正治写真展」も植田さんの全業績を伝えてくれるすばらしい展示でした。 「これは本ではない」展は年の初めに拝見した「オブジェの方へ-変貌する「本」の世界-」とあわせて、現代美術の混迷ぶりとその中でウイングを目一杯広げようとする試みが痛々しくもあらわになっている展示でした。 「デューラー展」は文句なしに、今年の大収穫の一つでした。油彩画がなくても、これだけ充実していれば脱帽です。 その他にも初めて全体像を知ることができた「麻生三郎展」、企画のすばらしかった「セーヌの流れに沿って」と「大正イマジュリーの世界」などなど堪能させてもらいました。 12月は久しぶりに映画を2本見ることができました。 最新テクノロジーに武装されたこれぞハリウッドといった3D映像と、ひたすら一個人として思想と映像をとことん追求した作品の対比がおもしろかったです。 さらに本当に久しぶりにクラシックの演奏を聴くことができてラッキーでした。 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。 では、一覧です。 展覧会 ◇「麻生三郎展」(東京国立近代美術館) △「鈴木清展」(東京国立近代美術館) ◇「セーヌの流れに沿って」(ブリヂストン美術館) ◎「カンディンスキーと青騎士展」(三菱一号館美術館) ◇「DOMANI・明日展2010」(国立新美術館) -「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎(再訪)」(サントリー美術館) ◇「帰ってきた江戸絵画 ギッター・コレクション展」(千葉市美術館) △「茶陶の道―天目と呉州赤絵」(出光美術館) △「駒井哲郎作品展-闇と光のあわいに 色への憧憬」(資生堂ギャラリー) ◎「植田正治写真展 写真とボク」(埼玉県立近代美術館) ◎「これは本ではない―ブック・アートの広がり」(うらわ美術館) ◎「アルブレヒト・デューラー版画・素描展」(国立西洋美術館) △「アウトサイダーズ」(国立西洋美術館) △「スナップショットの魅力 かがやきの瞬間」(東京都写真美術館) △「ニュー・スナップショット かがやきの瞬間」(東京都写真美術館) △「3Dヴィジョンズ–新たな表現を求めて」'東京都写真美術館) △「小林礫斎 手のひらの中の美」(たばこと塩の博物館) ◇「大正イマジュリーの世界」(松濤美術館) ◇「モネとジヴェルニーの画家たち」(Bunkamuraザ・ミュージアム) 映画 △「トロン:レガシー」(「MOVIX) △「ゴダール・ソシアリスム」(TOHOシネマズシャンテ) コンサート △「新日本フィル「第九」特別演奏会2010」(Bunkamuraオーチャドホール)/font>
2010年11月読書記録です。
11月は20冊ほどに目を通すことができました。その中では吉本隆明さんの「15歳の寺子屋 ひとり」、輪島裕介さんの「創られた「日本の心」」、下向井龍彦さんの「武士の成長と院政」、井上隆史さんの「三島由紀夫 幻の遺作を読む」などが特に心に残りました。 図録は21冊でした。もう一息で追いつきそうです。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 書籍 ◇吉本隆明「15歳の寺子屋 ひとり」(講談社) △光森裕樹「歌集 鈴を産むひばり」(港の人) △大津透「道長と宮廷社会(日本の歴史06)」(講談社学術文庫) △加島祥造・金澤翔子「小さき花」(小学館) ◇輪島裕介「創られた「日本の心」」(光文社新書) △村上春樹「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」(文藝春秋) △渡辺靖「アメリカン・デモクラシーの逆説」(岩波新書) △「武井咲写真集 風の中の少女」(ワニブックス) △安村敏信「ワイドで楽しむ奇想の屏風絵」(東京美術) △吉増剛造「盲いた黄金の庭」(岩波書店) △「一個人2010年12月号 特集:キリスト教入門」(KKベストセラーズ) △朝吹真理子「流跡」(新潮社) ◇下向井龍彦「武士の成長と院政(日本の歴史07)」(講談社学術文庫) △齋藤孝「15分あれば喫茶店に入りなさい。」(幻冬舎) △四方田犬彦・平沢剛ほか「1968年文化論」(毎日新聞社) △松嶋雅人「狩野一信(日本の美術534号)」(至文堂) △「穂村弘ワンダ-ランド」(沖積舎) △大津透ほか「古代天皇制を考える(日本の歴史08)」(講談社学術文庫) ◇井上隆史「三島由紀夫 幻の遺作を読む」(光文社新書) △渡部昇一「知的余生の方法」(新潮新書) 図録 -「図録 生誕250周年記念 北斎とその時代」(太田記念美術館) -「図録 奈良の古寺と仏像」(日本経済新聞社) -「図録 シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」(朝日新聞社) -「図録 特別展 誕生!中国文明」(読売新聞社ほか) -「図録 田中一村 新たなる全貌」(千葉市美術館ほか) -「図録 フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて」(毎日新聞社) -「図録 没後25周年 鴨居玲展」(財団法人日動美術館ほか) -「図録 東大寺本坊襖絵完成記念 小泉淳作展」(日本経済新聞社) -「図録 ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ」(TBSテレビ) -「図録 ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」(読売新聞社) -「図録 明治神宮鎮座90年記念展 横山大観」」(明治神宮) -「図録 特別展 円山応挙-空間の創造」(三井文庫三井記念美術館) -「図録 ヘンリー・ムアー生命のかたち」(石橋財団ブリヂストン美術館) -「図録 上村松園展」(日本経済新聞社) -「図録 諸国畸人伝」(板橋区立美術館) -「図録 ハンブルグ浮世絵コレクション展」(日本経済新聞社) -「図録 没後120年 ゴッホ展」(東京新聞ほか) -「図録 陰影礼讃―国立美術館コレクションによる」(独立行政法人国立美術館) -「図録 誇り高きデザイン 鍋島」(サントリー美術館) -「図録 特別展 東大寺大仏―天平の至宝―」(読売新聞東京本社) -「図録 堀文子展」(平塚市美術館)
すこし遅れてしまいましたが2010年11月の鑑賞記録です。
月間のまとめすらもアップしなければ、このブログも閉鎖しなくちゃならなくなりますんで、遅ればせながらアップしておきます。 11月は22の展示を見ることができました。 その中でナンバーワンはサントリー美術館で開催中の蔦屋重三郎をテーマとした展示です。江戸時代の出版人がテーマといえば地味かといえば、そうじゃありません。なんてったって歌麿と写楽をプロデュースした人ですからね。歌麿と写楽の作品もこれでもかこれでもかと並んでいて壮観でした。 その次には神奈川県立美術館鎌倉別館でひっそりと開催されていた保田春彦展です。はじめて拝見するかたで、彫刻家とのことで。でも、今回は裸婦のデッサンの展示が中心でした。デッサンでこれだけのことが表現できるんですね。壮絶な表現する精神に圧倒されました。 その他にもバルビゾンからの贈りもの、薬師如来と十二神将、古賀春江の全貌、ワイエス展、浮世絵☆忠臣蔵、ドガ展と素晴らしい展示がいっぱいでした。 今月も映画とコンサートはご無沙汰でした。 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。 では、一覧です。 展覧会 ◇「バルビゾンからの贈りもの」(府中市美術館) △「ヴァザーリの回廊展」(損保ジャパン東郷青児美術館) -「ハンブルグ浮世絵コレクション展Ⅱ期」太田記念美術館 ◎「歌麿・写楽の仕掛け人―その名は蔦屋重三郎―」(サントリー美術館) △「北原照久の超驚愕現代アート展」(森アーツセンターギャラリー) △「ネイチャー・センス展:吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆」(森美術館) ◇「薬師如来と十二神将」(鎌倉国宝館) ◎「保田春彦展」(神奈川県立美術館 鎌倉別館) △「七絃会開催八十年記念展-主情派、清方の美-」(鏑木清方記念美術館) ◇「古賀春江の全貌」(神奈川県立美術館 葉山) △「山口蓬春と安田靫彦 -至上の美を求めて-」(山口蓬春記念館) △「手塚雄二 一瞬と永遠のはざまで」(そごう美術館) ◇「ワイエス展」(埼玉県立近代美術館) -「特別展 円山応挙-空間の創造(展示替え再訪)」(三井記念美術館) -「ハンブルグ浮世絵コレクション展Ⅲ期」(太田記念美術館) -「明治神宮鎮座90年記念展 横山大観 後期」(明治神宮宝物展示室) △「ラヴズ・ボディ」(東京都写真美術館) △「二十世紀肖像」(東京都写真美術館) △「写真新世紀東京展2010」(東京都写真美術館) △「没後30年 堅山南風展」(茨城県天心記念五浦美術館) ◇「浮世絵☆忠臣蔵 描かれたヒーローたち!?」(神奈川県立歴史博物館) ◇「ドガ展」(横浜美術館)
2010年10月の読書記録です。
10月は22冊ほど目を通すことができました。 その中でのナンバーワンは「磯江毅 写実考──Gustavo ISOE's Works 1974-2007」です。磯江毅さんの一生をかけた仕事が詰まっています。磯江さんが亡くなる前に出版された唯一の画集にして遺著です。先日拝見した展覧会の衝撃がそっくり詰まっています。 その他にも素晴らしい著作にいろいろ巡り合えました。 四方田さんの最近の著作が人生訓じみていたのは脳の手術を受けたことがきっかけだったんですね。やっと腑に落ちた感じです。 岡田温司さんの著作は学者恐るべしいった濃い内容でした。いつものとおり眼から鱗の話が満載でした。おおイタリア。あこがれのイタリア。 狩野博幸さんは奇想の画家を取り上げたありきたりの著作と思いきや、まったく違ってました。北斎と富士山信仰との関連など着眼点の鋭さに脱帽です。もっと突っ込んだ著作を刊行してほしいですね。 天明屋尚さんのBASARA宣言。著作としては抜群におもしろいです。でもアーチストは作品ですよ。 渡辺裕さんの明治期から現代までの音楽をめぐる鋭い分析もすごかったです。 川上弘美さんの素敵な小説の裏には、俳句で言葉をとぎすましていたんですね。 図録は16冊でした。年末までには今年購入分は追いつきたいですね。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 書籍 △坂井修一「ここからはじめる短歌入門」(角川選書) △圀府寺司「ゴッホ 日本の夢に懸けた芸術家」(角川文庫) △「大人のOFF 2010年11月号 この秋絶対見るべき!世界の名画100」(日経BP) ◇四方田犬彦「人、中年に到る」(白水社) ◇岡田温司「グランドツアー―18世紀イタリアへの旅」(岩波新書) △坂上康俊「律令国家の転換と「日本」(日本の歴史05)」(講談社学術文庫) △「一個人2010年11月号 特集:国宝入門」(KKベストセラーズ) △「芸術新潮2010年10月号 特集:今こそ読みたいゴッホの手紙」(新潮社) △宮下規久朗「裏側からみた美術史」(日経プレミアシリーズ新書) ◎「磯江毅 写実考──Gustavo ISOE's Works 1974-2007」(美術出版社) △山口裕美「観光アート」(光文社新書) △「ラブプラス+ 公式ガイド」(エンターブレイン) △柏井壽「ひとり京都の秋」(光文社新書) △池田清彦「オスは生きているムダなのか」(角川選書) ◇狩野博幸「江戸絵画の不都合な真実」(筑摩選書) △田中長徳「カメラは詩的な遊びなのだ。」(アスキー新書) △「芸術新潮2010年11月号 特集:いざ鎌倉 武家の都の祈りと美」(新潮社) ◇天明屋尚「BASARA-越境する日本美術論」(美術出版社) ◇渡辺裕「歌う国民」(中公新書) △片岡義男「階段を駆け上がる」(左右社) △「北斎決定版(別冊太陽日本のこころ174)」(平凡社) ◇川上弘美「句集 機嫌のいい犬」(集英社) 図録 -「図録 伊藤若冲 -アナザーワールド」(マンゴスティン) -「図録 ナポリ・宮廷と美 カボディモンテ美術館展」(TBSテレビ・東京新聞) -「図録 古屋誠一 メモワール」(産経新聞) -「図録 ハンス・コパー展ー20世紀陶芸の革新」(ヒュース・テン) -「図録 特別展 大哺乳類展-海のなかまたち」(朝日新聞) -「図録 国立能楽堂コレクション展」(NHKプロモーション) -「図録 ブリューゲル版画の世界」(Bunkamura/読売新聞) -「図録 MASKS-仮の面(かりのおもて)」(マンゴスティン) -「図録 トリック・アートの世界」(美術館連絡協議会) -「図録 オノデラユキ」(淡交社) -「図録 山種コレクション 浮世絵 江戸絵画」(山種美術館) -「図録 肖像 ポートレート写真の180年」(講談社) -「図録 十和田市現代美術館」(十和田市現代美術館) -「図録 ロボットと美術 ~身体×機械のビジュアルイメージ」(講談社) -「図録 三菱が夢見た美術館」(三菱一号館美術館) -「図録 ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」(カタログ委員会)
2010年10月の鑑賞記録です。
10月も月はじめに幾つかの観賞記録をアップしたきりで、その後はまたもや空白となってしまいました。どうも長続きしませんね。 まぁ、ともかくも観賞記録だけでも継続しておきます。 10月は19の展示を見ることができました。量的にもそこそこ訪れることができましたが、内容的にも充実した展示にたくさん出会えました。 その中でもベストワンは「磯江毅展」です。 なんとかまとめて作品を見たいと願っていましたが、ようやく実現できました。 作品の前で動くことができなくなるほどの感動を受けました。こんな経験は久しぶりでした。 もっと長生きして、たくさんの作品を残してほしかったですね。残念きわまりないです。 「平塚市美術館」でひっそりと開催されていたのですが、図録すらつくられていませんでした。一緒に開催されていた堀文子展の喧騒とは大違いでしたが、作品としては比べるのが失礼なぐらいなのに・・・・。 磯江さんの画集がひっそりと受付で販売されていたので、早速入手しました。 それ以外も10月はたくさんの素晴らしい展示に出会えました。 Bunkamuraザ・ミュージアムでのベルギー美術展の予想外の素晴らしさや、太田記念美術館の浮世絵コレクションの素晴らしさ、国立新美術館でのゴッホはもちろん、おなじく陰影礼讃の企画の素晴らしさ、サントリー美術館の鍋島焼の高潔な美しさも心に残りました。 さらには三井記念美術館で円山応挙、ブリヂストン美術館のヘンリー・ムア、出光美術館の仙厓とそれぞれの美術館が得意のアーチストの一挙公開も心に残りました。 そうそういわき市立美術館のラファエル前派展は予想外の充実度でした。 上村松園展と小泉淳作展を再訪できたのもラッキーでした。 今月も映画とコンサートはご無沙汰でした。 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。 では、一覧です。 展覧会 △「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」(世田谷美術館) △「小堀四郎と鷗外の娘 ひと筋の道」(世田谷美術館) △「岡田菊恵 画業60年のあゆみ 色彩と空間 展」(松濤美術館) ◇「フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて」(Bunkamuraザ・ミュージアム) △「明治神宮鎮座90年記念展 横山大観 前期」(明治神宮宝物展示室) ◇「ハンブルグ浮世絵コレクション展Ⅰ期」(太田記念美術館) ◇「没後120年 ゴッホ展 こうして私はゴッホになった」(国立新美術館) ◇「陰影礼讃―国立美術館コレクションによる」(国立新美術館) ◇「誇り高きデザイン 鍋島」(サントリー美術館) △「特別展 東大寺大仏―天平の至宝―」(東京国立博物館) -「上村松園展(展示替え再訪)」(東京国立近代美術館) ◇「特別展 円山応挙-空間の創造」(三井記念美術館) ◇「ヘンリー・ムアー生命のかたち」(ブリヂストン美術館) ◇「生誕260年 仙厓―禅とユーモア―」(出光美術館) △「堀文子展」(平塚市美術館) ◎「磯江毅展」(平塚市美術館) -「東大寺本坊襖絵完成記念 小泉淳作展(再訪)」(横浜高島屋) ◇「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ 」(いわき市立美術館) △「佐藤杏子展 識閾+常設展示(平成22年度後期1)」(いわき市立美術館) 映画 なし コンサート なし その他 なし 先日(10月03日)「明治神宮宝物展示室」で展覧会「明治神宮鎮座90年記念展 横山大観」(前期)を見た。 こちらの展示室は、ときおり素晴らしい展示をしてくれます。しかもひっそりと。 昨年も「菱田春草」展が開催されましたね。 この時は開催されているのをキャッチするのが遅れて、前期の展示を見逃した苦い経験があります。 今回の展示も、いまだホームページも更新されておらず、なかなか開催情報を入手するのは難しいですね。 さて今回の展示は明治神宮鎮座90年記念として、いろんなイベントが開催される中の一つと言うことで、横山大観が明治神宮鎮座10年を記念し「明治神宮図」を自ら描き奉納したことから、今回その「明治神宮図」の展示の為の企画といったことのようです。 展示スペースは限られているために、全57点の展示中、前期は31点展示されていました。最初におかきの「播磨屋」提供の六曲一双の「漁舟」が出迎えです。 その他にも「播磨屋」提供の2点ほど展示されていました。 そして一番奥のスペースには「明治神宮図」が鎮座していました。 今回の展示は明治末期から大正期を中心に昭和初期までの作品が展示されていました。 どちらかと言えば小品の展示が多い気もしました。 まあ、日本画を代表するいかにも大観といった作品ではないだけに、気軽に愉しめた気もします。 先日(10月03日)「Bunkamuraザ・ミュージアム」で展覧会「フランダースの光 ベルギーの美しき村を描いて」を見た。 ベルギー美術といえば先月、「東京オペラシティギャラリー」で「アントワープ王立美術館コレクション展」を拝見したばかりです。 チョットかぶった企画なのかなぁなんて、あんまり期待せずに拝見したのですが、素晴らしい展示でした。嬉しい誤算でしたね。 そもそもベルギー美術といえば、ブリューゲールなどのフランドル絵画はひとまず置いておけば、近代以降では象徴主義やシュルレアリスムに尽きると言った感じです。クノップフ、アンソールやデルヴォー、ルネ・マグリットといったとこですね。 「アントワープ王立美術館展」では、そういった偏った見方を正すべく、ベルギー美術の多様性をいろいろ示してくれる展示でした。 でも、残念ながら多様性ばかりが目について、なにか散漫な印象しか残らず、結局ベルギー美術はシュルレアリスムかなぁ、なんて思いが残った展示でした。 でも、こちらの展示は違いました。ベルギー、フランダース地方のちいさな村、シント・マルテンス・ラーテムに住んで活動した、たかだか40年の活動にまとを絞ったおかげで、ベルギー美術の素晴らしさが際立つ展示となっていました。 そこに展示されている画家はわたしにはほとんどはじめて接する人たちでしたが、強い印象を受けました(「アントワープ王立美術館展」で接した人もいましたが、その時はそんなに強い印象を持てませんでした・・・)。 展示は「第1章 精神的なものを追い求めて」、「第2章 移ろいゆく光を追い求めて」、「第3章 新たな造形を追い求めて」といった区分で、それぞれ象徴主義、印象主義、表現主義のすぐれたアーチストの作品を集中的に紹介してくれています。 まず冒頭に展覧会の最初に展示されていたアルベイン・デン・ヴァン・アベールの作品。 4点ほど展示されていましたが、細密な風景描写に一気に引き込まれてしましました。 ヴァレリウス・ド・サードレールの作品にも心ひかれました。8点ほど展示されていましたが、ブリューゲール風ともいえる作風はさすがに風土というものを考えさせられました。 第2章の印象派の部分に至ると、明るい光に満ちあふれた作品に引き込まれました。 その中ではやはりエミール・クラウスでしょう。 11点もまとめて展示してあり、リュミニスム(光機主義)といわれる作風も含めて、すっかりとりこになりました。チラシになっている「刈草干し」を見ただけでも、フランダースの光という表題そのものですね。 最後の表現主義の部分に至ると、表現は一変します。 その中でもそれぞれ12点ほど展示されていたフリッツ・ヴァン・デン・ベルグとギュスターヴ・ド・スメットが印象に残りました。 表現主義とキュビズム融合させたとのことですが、興味ひかれる作品達でした。 40年あまりの間に起こった、この急激な変貌にしばし唖然としながらも、それぞれに強い印象が残りました。 ほんとうに素晴らしい展示でした。 すっかりベルギー絵画のファンになってしまいました。 先日(10月03日)「松濤美術館」で展覧会「岡田菊恵 画業60年のあゆみ 色彩と空間 展」を見た。最終日に滑り込みの鑑賞でした。 岡田菊恵(1929年-)さんは戦後、男女共学となった東京藝術大学で、最初の女子学生のひとりとして学んだ人で、安井曾太郎のお弟子さんだそうです。 はじめて拝見する方と思ってましたが、展示の最初にあった「自画像」を見て、2007年に「東京芸術大学美術館」で開催された「自画像の証言」展でひときわ印象深かった自画像を描いた方だったのがわかりました。 凛とした中に清楚さと強い意志を感じさせるひときわ印象的な作品でしたね。今回は同じ時期に友人の女性を描いた素晴らしい作品も展示してありました。 わたしには、この2点がベストの作品に思えました。 その後はかなり時期があいて、中期とも言える時期の多様な試みの作品が並んでいました。どちらかと言えばいろんな模索を続けていたといえるのかもしれません。 地下のフロアーに移ると、2000年以降の近作がずらりと並んでいました。 こちらは、明るめの色遣いが好ましい作品達でした。 老境に達して、自在に描く境地を獲得したのかもしれませんね。 一昨日(10月03日)「世田谷美術館」で展覧会「小堀四郎と鷗外の娘 ひと筋の道」を見た。 小堀四郎(1902-1998)さんという画家の作品を見るのははじめてでした。ヴィンタートゥール展のチケットで無料で入場できたので、と言ったことで拝見することになりました。 「世田谷文学館」で開催中の「父からの贈りもの―森鷗外と娘たち展」との連携企画とのことです。 小堀四郎さんは鴎外の次女、森杏奴(あんぬ)と結婚した縁で、こういった企画とあいなったようです。 ご本人の小堀四郎さんは小堀遠州の子孫で、芸大で藤島武二の指導・薫陶を受け、同期には猪熊弦一郎、小磯良平といった日本洋画界のスターが揃っているというような輝かしい血筋と師弟・交友関係をほこっているようです。 しかもフランス留学をしたにもかかわらず、画壇の争いに巻き込まれることを嫌って、一線から身を引いたそうですから、いってみれば「高等遊民」みたいなものだったのかもしれませんね。 作品的には、戦前までは特別これといった個性が感じられません。わたし的にはほとんど素通りといった作品たちでした。いかにも時代に取り残された作品にしかうつりませんでした。 でも、戦後から晩年にかけて画風が一転します。 わたしには、どんどん惹きつけられる作品が増えてきています。 特に「東北・北陸取材旅行」と区分された1960年から1976年にかけての作品や「自然の神秘」と区分された晩年の1977年から1990年にかけての作品はまがうことなき小堀四郎さん独自の表現が現れていました。 大地とか夜空とか、無限の自然界を丸ごと捉えようとしている作品に感動しました。 「無限静寂」の連作などは特に心に残りました。 60歳過ぎてついに表現の核心をつかんだんですね。 絵を売って生活したわけではないので、ひたすら自分の表現を追求できたのかもしれません。 今回の展示は、遺族から2001年に100点もの寄贈を受けた中からの60点の展示だそうです。今回がまとめて展示するのははじめてとのことです。 一括展示されるきっかけが義父の鴎外と言うことですから、どこまでも義父には頭が上がりませんね。 今回の展示で小堀四郎さんという画家の再評価が進むのではないかと言う気がします。鴎外の娘婿としてではなくね。 昨日(10月03日)「世田谷美術館」で展覧会「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」を見た。 このヴィンタートゥールとはスイスにある小さな都市で、そこにある美術館のコレクションが初めて館外で展示される国際巡回の一環とのことです。 出品作品90点すべてが日本初公開だそうです。 展示は第1章 フランス近代Ⅰ:ドラクロワから印象派まで、第2章 フランス近代Ⅱ:印象派以後の時代、第3章 ドイツとスイスの近代絵画、第4章 ナビ派から20世紀へ、第5章 ヴァロットンとスイスの具象絵画、第6章 20世紀Ⅰ:表現主義的傾向、第7章 20世紀Ⅱ:キュビスムから抽象へ、第8章 20世紀Ⅲ:素朴派から新たなリアリズムへといった、ほぼ年代順の構成となっていました。 ドラクロワ、コローといったとこからゴッホ、ゴーギャンと有名どこの展示からスタートです。 有名どこは満遍なく揃えているといったとこですが、小品が多い感じもしました。 その中ではゴッホ「郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン」がひときわ目立ってました。 一般的な泰西名画の展示はこのあたりまでです。 その後はかなり個性的な展示が続きます。地元スイスの画家、アンカー、ホードラー、ヴァロットンといった人の作品が多数展示されているのは興味深かったです。 最近、なにかと目にする機会の多い、ナビ派の作品もたくさん展示されていましたし、ドイツ表現主義の作品なども興味深かったですね。 最後はアルベルト・ジャコメッティとジョルジオ・モランディーの作品で締めくくるなんて、洒落た終わり方でした。 スイスからの視点でヨーロッパ20世紀絵画の流れをたどるとこうなりますと言った展示でした。
2010年08月及び09月のの読書記録です。
こちらも2ヶ月分の読書記録となりました。かなり低迷した2ヶ月間で、2ヶ月で1ヶ月分のボリュームでした。 まず08月。 08月はたったの8冊しか読むことが出来ませんでした。今年一番低調な月となりました。 その中ではウン十年ぶりに読み返した太宰治「津軽」がダントツに素晴らしかったです。 他はあんまり印象に残るのはありませんでした。 週刊本は2冊、図録は14冊でした。 「週刊 国宝の美」も全巻完結しました。これで購読している週刊本もなくなりました。チョット寂しい気もしますね。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 書籍 △「るるぶ情報版青森'10~'11」(JTBパブリッシング) ◇太宰治「津軽」(岩波文庫) △東浩紀・宮台真司「父として考える」(NHK生活新書) △浅野秀剛「浮世絵は語る」(講談社現代新書) △「PEN(ペン)9/01号 特集:中国のこと、もっと知りたい。」(阪急コミュニ) △中野京子「「怖い絵」で人間を読む」(NHK生活人新書) △中野京子「「怖い絵」で人間を読む(NHK知る楽)」(日本放送出版協会) △熊谷公男「大王から天皇へ(日本の歴史03)」(講談社学術文庫) 週間本 -「週刊 国宝の美49[考古資料]」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美50[歴史資料]」(朝日新聞) 図録 -「図録 ヤン・ファーブル×舟越桂」(淡交社) -「図録 ルーシー・リー展」(日本経済新聞) -「図録 和ガラス―粋なうつわ、遊びのかたち―」(サントリー美術館) -「図録 ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」(朝日新聞) -「図録 屏風の世界―その変遷と展開―」(出光美術館) -「図録 阿蘭陀とNIPPON」(東京新聞) -「図録 生誕110周年記念 山本丘人展」(アート・ベンチャー) -「図録 アンドレ・ボーシャン展」(アプトインターナショナル) -「図録 聖地チベット」(大広) -「図録 ルノワール―伝統と革新」(読売新聞) -「図録 山本容子のワンダーランド」(ふくやま美術館ほか) -「図録 ボルゲーゼ美術館展」(NHK) -「図録 イタリアの印象派 マッキアイオーリ展」(読売新聞) -「図録 オルセー美術館展2010「ポスト印象派」」(日本経済新聞) 次に09月です。 09月も低迷が続いていて、たったの11冊しか読めませんでした。 そんな中でのピカイチは品田悦一さんの「斎藤茂吉」です。すばらしい著作に出会えました。学者畏るべしともいうべき著作でした。日本語表現について深く考えさせられました。 その他では塩野七生さんの「絵で見る十字軍物語」は今後の長編開始の期待を込めて、束芋さんの「惡人」は文庫本という形態の斬新さも良かったです、伊藤一彦・堺雅人「ぼく、牧水!」は牧水を読んでみたい気にさせられました。 今月は図録は一冊も目を通しませんでした。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 書籍 △渡辺晃宏「平城京と木簡の世紀(日本の歴史04)」(講談社学術文庫) ◎品田悦一「斎藤茂吉 (ミネルヴァ日本評伝選) 」(ミネルヴァ書房) △三澤慶洋「図解・旅客機運航のメカニズム」(講談社ブルーバックス) △「PEN(ペン)2010年 10/1号 特集:写真の学校。」(阪急コミュニ) △「SWITCH特別編集号 特集:AKB48」(スイッチパブリッシング) △蓮實重彦「随想」(新潮社) ◇塩野七生「絵で見る十字軍物語」(新潮社) ◇束芋「惡人」(朝日新聞) △山口真美「美人は得をするか 「顔」学入門」(集英社新書) △「文藝春秋2010年9月号 第143回芥川賞発表/赤染晶子「乙女の密告」」 ◇伊藤一彦・堺雅人「ぼく、牧水!」(角川ワンテーマ21新書) 図録 なし
2010年08月及び09月の鑑賞記録です。
ブログのアップをだいぶサボってしまいました。2ヶ月近くも更新しないなんて、このブログを開設以来初めてです。 これじゃぁ、備忘録の役目すら果たせませんね。 まぁともかくも2ヶ月分の鑑賞記録だけでもアップしておきます。 08月は14の展示しか拝見できませんでした。夏の暑さでペースダウンといったとこでしょうか。 その中では「BASARA展」、「オノデラユキ展」、「日本美術のヴィーナス」、「ロボットと美術」といった展示が特に心に残りました。 でも08月のハイライトはなんといっても青森県の美術館のいくつかを制覇できたことです。 青森県の美術シーンも充実していました。 中でも「十和田市立美術館」と「青森県立美術館」の常設展示の充実度は素晴らしかったです。奈良さんのアオモリ犬にも出会えましたし、大満足でした。 今月も映画とコンサートはご無沙汰でした。 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。 では、一覧です。 展覧会 △「ポーラ美術館コレクション展」(横浜美術館) △「横浜美術館コレクション展2010年度第2期」(横浜美術館) ◇「BASARA展」(スパイラルガーデン) △「私とヌード-ポートレイトは裸である-」(東京都写真美術館) ◇「オノデラユキ展」(東京都写真美術館) △「江戸絵画への視線」(山種美術館) ◇「日本美術のヴィーナス―浮世絵と近代美人画―」(出光美術館) ◇「恒久設置作品」(十和田市立美術館) △「草間彌生 十和田でうたう」(十和田市立美術館) △「上村家三代 松園・松篁・淳之展」(七戸町立鷹山宇一記念美術館) △「夏の展示 福光疎開時代」(棟方志功記念館) △「常設展示」(さんまるミュージアム) ◇「ロボットと美術~身体×機械のビジュアルイメージ」(青森県立美術館) ◇「夏のコレクション展」(青森県立美術館) 映画 なし コンサート なし その他 なし 09月も15の展示を見るだけで終わってしまいました。 でも、素晴らしい展示に出会えた月でした。 「田中一村 新たなる全貌」、「上村松園展」ともにそれぞれに画業を総括する決定版ともいうべき展示でした。この2つだけでも充分な月でした。 その他も素晴らしい展示が目白押しでした。 「新たな国民のたから 文化庁購入文化財展」、「東大寺本坊襖絵完成記念 小泉淳作展」、「諸国畸人伝」と、いずれも素晴らしかったです。 今月も映画とコンサートはご無沙汰でした。 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。 では、一覧です。 展覧会 △「常設秋の展示 日本美術入門+慶長遺欧使節資料ほか」(仙台市博物館) ◇「新たな国民のたから 文化庁購入文化財展」(仙台市博物館) △「国立国際美術館(大阪・中之島)の名作」(宮城県美術館) ◎「田中一村 新たなる全貌」(千葉市美術館) △「所蔵作品展 わが心の千葉」(千葉市美術館) ◎「上村松園展」(東京国立近代美術館) △「手探りのドローイング+常設展示」(東京国立近代美術館) ◇「東大寺本坊襖絵完成記念 小泉淳作展」(日本橋高島屋) ◇「諸国畸人伝」(板橋区立美術館) △「アントワープ王立美術館コレクション展」(東京オペラシティ) △「収蔵品展 幻想の回廊」+「project N川見俊」(東京オペラシティ) -「ナポリ・宮廷と美―カポディモンテ美術館展(再訪)」(国立西洋美術館) △「19世紀フランス版画の闇と光+常設展示」(国立西洋美術館) △「浜口陽三・植田正治2人展-夢の向こうがわ」(ミュゼ浜口陽三ヤマサ) △「三菱が夢見た美術館」(三菱一号館美術館) 映画 なし コンサート なし その他 なし
2010年07月の読書記録です。
07月23冊ほど読むことが出来ました。05月から06月の低迷を脱することが出来ました。 そんな中心に残ったいくつかについて少々。 藤原新也さんの新作はなんと写真と文章といった従来のスタイルに「書」を合わせてきました。藤原さんの多芸さというとこでしょうが、「書」はまだまだといった感じですね。もちろん写真と文章は一級品でした。 講談社学術文庫版の「日本の歴史」もめでたく完結でしたが、このシリーズも質のバラツキがかなり大きかったです。その中で有馬学さんの「帝国の昭和」はトップクラスの出来映えだと思いました。 ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」はさすが朝日新聞一押しだけあって内容充実でした。 新潮とんぼの本の「画家たちの「戦争」」は戦争記録画の再評価の一翼になってくれればと思います。 「芸術新潮2010年7月号 特集:生まれかわるオルセー美術館へ」は19世紀からの西洋美術史をコンパクトに明快に説明してくれています。目から鱗の記述がいっぱいでした。わたしの一押しでした。 広瀬隆さんの「二酸化炭素温暖化説の崩壊」はエコ、エコのマスコミと役所の大合唱の欺瞞を鋭く打ち砕いています。ここに書いてあることにマスコミはキチンと反論すべきですね(もちろん賛成でもイイです)。 週刊本は5冊、図録は5冊でした。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 △伊藤之雄「政党政治と天皇(日本の歴史22)」(講談社学術文庫) ◇藤原新也「死ぬな生きろ」(スイッチ・パブリッシング) △狩野博幸「若沖-広がり続ける宇宙」(角川文庫) △一青窈・俵万智「短歌の作り方、教えてください」(角川学芸出版) △「週刊アスキー増刊2010年8/3号 特集:iPadのすべて」 △若原正巳「黒人はなぜ足が速いのか」(新潮選書) ◇有馬学「帝国の昭和(日本の歴史23)」(講談社学術文庫) △「100+1 ERIKAS(沢尻エリカ写真集)」(朝日出版社) △河野康子「戦後と高度成長の終焉(日本の歴史24)」(講談社学術文庫) △井田徹治「生物多様性とは何か」(岩波新書) △「PEN(ペン)2010年 7/15号 特集:書のチカラ」(阪急コミュニケーションズ) ◇ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄(上)」(草思社) ◇ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄(下)」(草思社) △C.ブラック他「日本はどこへ行くのか(日本の歴史25)」(講談社学術文庫) ◇神坂次郎ほか「画家たちの「戦争」」(新潮社) △「iPadを100倍楽しむ本」(アスペクト) △「月刊 新垣結衣Special」(新潮社) ◇「芸術新潮2010年7月号 特集:生まれかわるオルセー美術館へ」(新潮社) △「PEN(ペン)2010年 8/01号 特集:ヌードは美しい。」(阪急コミュニ) △帯刀益夫「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」(ハヤカワ新書juice) ◇広瀬隆「二酸化炭素温暖化説の崩壊」(集英社新書) △福岡伸一「エッジエフェクト(界面作用)」(朝日新聞)読了、 △「考える人2010年夏号 特集:村上春樹ロングインタビュー」(新潮社) 週間本 -「週刊 国宝の美44[書跡3]古文書・国書・漢籍」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美45[工芸4]神宝・甲冑」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美46[建築12]大寺院の興隆」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美47[建築13]江戸時代の建築」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美48[工芸5]漆工」(朝日新聞) 図録 -「図録 ウィリアム・ケントリッジ 展」(京都国立近代美術館) -「図録 マネとモダン・パリ」(三菱一号館美術館ほか) -「図録 細川家の至宝―珠玉の永青文庫コレクション」(NHKほか) -「図録 ジャンルー・シーフ写真展」(G.I.P) -「図録 等伯をめぐる画家たち」(七尾美術館)
2010年07月鑑賞記録です。
07月は25ほどの展示を見ることができました。まぁ06月分の落ち込みカバーといったとこです。会期末ギリギリなんてのも結構ありました。 たくさん見に行けば、やっぱり充実した展示にもたくさんお目にかかることが出来ました。 そんな中でのベストワンはカポディモンテ美術館展でした。西洋古典絵画の饗宴を満喫させていただきました。 ブリューゲル版画の世界も素晴らしかったです。 本当は油彩画でもブリューゲル展見たいでけど・・・・・。そんな無いものねだりしてもしょうがないですね。 版画とはいってもブリューゲルの作品がこれだけ揃ったの拝見できただけでも感謝、感謝。 鴨居玲展。 こちらもようやく念願かなってまとめて鴨居さんの作品見ることができました。ずっしりと重量感のある作品に引き込まれました。 それ以外にも見応えたっぷりの展示が目白押しでした。 せっせと美術展巡りをすれば、得るものも多いことを実感しました。 今月も映画とコンサートはご無沙汰でした。 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。 では、一覧です。 展覧会 ◇「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」(東京オペラシティ) △「ジオメトリック・イメージズ」+「projectN喜多順子」(東京オペラシティ) △「浮世絵入門」(山種美術館) △「ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景」(Bunkamuraザ・ミュージアム) △「マコトフジムラvs若手作家 日本画最新事情」(佐藤美術館) ◎「ナポリ・宮廷と美―カポディモンテ美術館展」(国立西洋美術館) ◇「オノレ・ドーミエ版画展」(国立西洋美術館) ◇「古屋誠一 メモワール.」(東京都写真美術館) ◇「侍と私-ポートレイトが語る初期写真-」(東京都写真美術館) △「世界報道写真展2010」(東京都写真美術館) △「生誕250周年記念 北斎とその時代(後期)」(太田記念美術館) ◇「奈良の古寺と仏像」(三井記念美術館) ◇「シャガール」(東京藝術大学大学美術館) ◇「特別展 誕生!中国文明」(東京国立博物館) △「酒井抱一/秋草図屏風」+「常設展示」(東京国立博物館) ◇「ハンス・コパー展」(汐留ミュージアム) △「特別展 大哺乳類展-海のなかまたち」(国立科学館) ◎「没後25周年 鴨居玲展」(そごう美術館) △「国立能楽堂コレクション展」(サントリー美術館) -「オルセー美術館展2010「ポスト印象派」」(再訪)(国立新美術館) △「マン・レイ展 知られざる創作の秘密」(国立新美術館) ◎「ブリューゲル版画の世界」(Bunkamuraザ・ミュージアム) ◇「MASKS-仮の面(かりのおもて)」(千葉市美術館) △「勅使河原蒼風と戦後美術」(千葉市美術館) ◇「トリック・アートの世界展」(損保ジャパン東郷青児美術館) 映画 なし コンサート なし その他 なし 先日(07月02日)「国立西洋美術館」で展覧会「オノレ・ドーミエ版画展―『カリカチュール』と初期の政治諷刺画―」を見た。先月、福島県立美術館の「25年目の贈りもの展」でドーミエの版画が新収蔵品として、けっこうまとまって展示されていました。 わたしの好みにドンピシャリと、けっこうドーミエさんに興味を覚えて、もう少し知りたいと思っていたら、ちょうどタイミングよくこちらで展示スタートです。ラッキーですね。 まずは美術館の説明文から。 「19世紀フランスを代表する諷刺版画家オノレ・ドーミエ(1808-1879)は、その生涯にわたって約4000点のリトグラフ、約1000点の木版画を残しています。本展では、1700点にも及ぶ当館所蔵のドーミエのリトグラフから『カリカチュール』誌に掲載された初期の政治諷刺画に焦点をあて、約40点を紹介します」とのことです。 凄いですねぇ。1700点も所蔵してるんですか。さすが西美。 でも、もったいないですねぇ。1700点も所蔵していたって、数年に1回40点程度の展示じゃ、100年かかっても展示し切れないじゃないですか。 モットどんどん公開してくださいよ。 さて、今回の展示は「第1章 国王陛下の七変化」、「第2章 政治家の本態」、「第3章 自由と平等の希求」といった区分となっていました。 いずれも毒気たっぷりの風刺のきいた諧謔の世界です。 ユーモアたっぷりに描かれた作品はどれも笑ってしまいます。静かな美術館でひっそり拝見するのはチョット場違いかもしれません。 一見すれば意味もなんとなくわかる気もするのですが、おそらく裏に隠された政治的に危ない風刺もかなりあるんではないでしょうか。そのあたりの詳しい解説も欲しかった気がします。 いずれにしても、ドーミエさんの独特な世界を満喫できる展示でした。 こちらもカポディモンテ美術館展といっしょに再訪しなくてはなりませんね。 先日(07月02日)「国立西洋美術館」で展覧会「ナポリ・宮廷と美―カポディモンテ美術館展 ルネサンスからバロックまで」を見た。カポディモンテ美術館。 わたしには初めて聞く名前なんですが、ナポリにあるイタリア有数の美術館だそうです。 なんせ国立西洋美術館が持ってくるんだから、並の美術館じゃないですよね。 一応説明文を写しておきます。 「ナポリの丘の上に建つその名もカポディモンテ美術館(カポディモンテとは「山の上」の意)は、イタリアを代表する美術館のひとつとしてその名を知られています。 所蔵品の核となっているのは、16世紀にファルネーゼ家が収集した作品です。当時権勢をふるったファルネーゼ家は、一級の美術品を収集することで家名を高めました。本展の前半は彼らが収集したルネサンスからバロックまでの作品を紹介します。後半は、17世紀のナポリ絵画を紹介します。当時ナポリはバロック美術の中心地のひとつとして、多くの優れた画家たちを輩出しました。これらはナポリを統治したブルボン家が収集したものでした。 展示されるのは約80点の絵画・彫刻・工芸・素描です。かつての大貴族の栄華を物語る名品の数々をご鑑賞ください」とのことです。 今年は印象派ばっかり目立って、チョット食傷気味になってますんで、こういいった正統的なオールドマスターの展示は貴重です。 前半は「Ⅰ.イタリアのルネサンス・バロック美術」ということす。 由緒正しい正統的な大作がずらりと揃って展示されている様は壮観です。チョット気軽になんて作品はまったくありません。重厚かつ荘厳な作品達です。 わたくしめもチョット居住まい正して拝見させてもらいました。 その中から有名どころをいくつか。 まずは、なんといってもパルミジャニーノ《貴婦人の肖像(アンテア)》です。 チラシやポスターで大々的に扱われていますし、今回の展示の目玉中の目玉ですね。 意志が強そうで凛とした感じが凄いです。はたして貴婦人なのか娼婦なのか興味深いですね。 ブロンズィーノ《貴婦人の肖像》。美しいですね。気に入っちゃいました。 ティツィアーノ《マグダラのマリア》。すごいですね。ティツィアーノさんも持って来ちゃったんですね。 エル・グレコ《燃え木でロウソクを灯す少年》。さすがエル・グレコ。一気に彼の世界になってしまいます。大好きなエル・グレコ見れただけでも大満足です。 グイド・レーニ《アタランテとヒッポメネス》。大胆な構図にしばし唖然。 その他書けば切りないので、この辺でやめておきます。 中間に「Ⅱ.素描」で中休み。有名どこが並んでました。 後半は「Ⅲ.ナポリのバロック絵画」ですが、こちらは門外漢にはほとんど名前の知らない画家たちの作品でした。 解説によるとカラヴァッジョが2度ほどこのナポリに滞在したことで、その影響をうけた作品が多いとのことですが、なんとなく納得。 それらの中ではアルテミジア・ジェンテレスキ《ユディットとホロフェルネス》が強烈なインパクトを与えてくれてます。 血みどろの作品です。凄いですね。 作者のアルテミジア・ジェンテレスキは世界初の女性画家で、先輩画家に犯され、男に対する恨みを絵に込めたなんて説明読むと、なおさら背筋がぞっとします。 野次馬根性でこの作品見ただけでも、充分元が取れる展覧会です。 まだまだ興味深い作品目白押しです。こんなに充実したオールドマスターの展示が日本で見ることできるなんて最高です。 会期はまだまだあるので、絶対、再訪しなくてはね。 先日(07月02日)「佐藤美術館」で展覧会「マコトフジムラvs若手作家 日本画最新事情」を見た。マコトフジムラさんは日系米国人として日本に留学し、日本画を学んだ人のようです。1980年代後半に「日本画」のイメージを大きく変えようとする動きの中心的役割を果たした人とのことです。 恥ずかしながら、そういった動きも含めてはじめて知りました。 その動きをした人の中に岡村桂三郎、斉藤典彦といった方々がいるそうですが、このお二人は個展を拝見したことがあるます。 でもマコトフジムラさんはノーマークでした。 さて展示は、3階のフロアーにマコトフジムラ作品が大小取り混ぜて11点ほど展示されていました。 わたし以外には見ている人もいなかったので、独占的に拝見できました。 作品としては抽象画を岩絵の具で描きましたといったとこです。 ただ抽象画といっても、なんとなくその対象物が浮かび上がってくるといった感じでした。 今から見れば特にインパクトはありませんが、その頃の伝統的な日本画の世界では果敢な試みだったのかもしれませんね。 それの流れを引き継いだということでしょうか、4階のフロアーにはそれ以降の世代の日本画アーチストの作品が展示されていました。 名前だけでも写しておきます。 荒井経、石崎昭亜、奥村美佳、神戸智行、鴻崎正武、高木優子、中村寿生、牧野環、伴戸玲伊子、古市正彦、松井冬子、三瀬夏之介。 この中では松井冬子、三瀬夏之介のお二人がダントツで有名ですね。 日本画の現在を知る上で大変興味深い展示でした。 先日(07月01日)「Bunkamuraザ・ミュージアム」で展覧会「ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景」を見た。フランスのアルザス地方の中心都市ストラスブールの美術館の日本初公開とのことですが、今回はそのコレクションの中から近現代の風景画にまとをしぼった展示だそうです。 1.窓からの風景―風景の原点、2.人物のいる風景―主役は自然か人間か、3.都市の風景―都市という自然、4.水辺の風景―崇高なイメージから安らぎへ、5.田園の風景―都市と大自然を繋ぐもの、6.木のある風景―風景にとって特別な存在、といった描かれた内容別に展示してありました。 約80点ほどが展示されていますが、どちらかと言えば穏やかに風景を描いた作品が淡々と並んでいるといった感じです。 その上、わたしには初めて目にする画家が大半でもあります。副題にあるような「コロー、モネ、シスレーからピカソまで」というような華やかな感じはありませんね。 かなり渋めなセレクションといった感じでした。 先日(07月01日)「山種美術館」で展覧会「浮世絵入門」を見た。こちらの美術館は近代以降の日本画がウリとなっていますので、自前の収蔵品だけで浮世絵展が開催というんでビックリして訪れてみました。 でもまぁ、こちらの美術館は、移転してから訪ねるのが大変になりましたね。恵比寿駅からだらだらと続く上りの坂道、そのうえなんと歩道橋と幾多の試練をクリアーしないとたどり着けません。暑い季節は特にシンドイです。 とまぁ、やっとこたどり着いて、ほっとしながら涼しい館内で展示を拝見しました。 展示の中心となっているのは、広重の「東海道五拾参次」の一挙公開です。 なんといっても浮世絵では有名中の有名作ですが、全展揃いの展示を見たのは、わたしも3度目ぐらいだと思います。 初心に返って、じっくり拝見させてもらいました。 その他には春信、清長、歌麿、写楽、北斎といった有名どころののみで構成された展示となっていました。 そういった意味でも、展覧会の題名ともなっている「浮世絵入門」の展示でしたね。 ただ、もはや浮世絵を「六大浮世絵師」なんて枠組みでとらえるのは、一時代前のくくりかたの展示といった気がしないわけでもありませんでしたがね・・・・。 まぁ、こちらの美術館も浮世絵のコレクションがいろいろあることが分かっただけでも収穫でした。20年ぶりなんて言ってないで、定期的に公開して欲しいもんです。 先日(07月01日)「東京オペラシティアートギャラリー」で展覧会「ジオメトリック・イメージズ」と「projectN 41喜多順子」を見た。まず「ジオメトリック・イメージズ」。 収蔵品展の第33回ですが、いわゆる抽象絵画の特集です。幾何学的な作品がずらりと並んでいます。 わたし的にはチョット退屈な作品が多かった気がします。 なんせ同じ抽象作品でも猪熊弦一郎さんの後では格が違うって感じでした。 でも、吉原治良さんの作品や李禹煥さんといった、この美術館の代表的コレクションに再見できただけでも良しとしておきましょう。 次は「projectN 41喜多順子」。比較的若い作家を紹介する展示ですが、こちらも41回目とは凄いですね。 喜多順子さんの作品はたぶん初めて拝見するんだと思います。 写真を基にして、布に水彩で描くといった技法のようです。 よく理解できたとはとうてい思えませんが、淡い色使いが好ましい感じでした。 今を象徴するような希薄で優しげな感じというんでしょうか。 もう少しいろんな作品を見てみたい気もしました。 一昨日(07月01日)「東京オペラシティアートギャラリー」で展覧会「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」を見た。猪熊弦一郎(1902-1993)さんの作品はいろんな機会に眼にしてきました。なんといったって三越の包装紙は超有名ですよね。 ただ、まとまって拝見するのは今回がはじめてでした。 今回の展示は「2007年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館において開催された展覧会の東京展で、同館所蔵の猪熊作品約100点を展示します。まるで絵本の中を歩くように、谷川氏による簡潔で美しい文に導かれ、「顔」「鳥」「猫」「色」「形」といったテーマに沿って猪熊の絵画世界を巡る本展が、絵を描くこと、創ることのよろこびに触れる機会になることでしょう」とのことです。 詩人の谷川俊太郎さんが猪熊弦一郎さんの絵に言葉をつけて構成した絵本「いのくまさん」から生まれた展覧会とのことで、谷川さんの詩「こどものころから えがすきだった いのくまさん。おもしろいえを いっぱいかいた」、「いのくまさんは じぶんで じぶんの かおをかく」、「ほかのひとの かおをかく」、「たくさん たくさん かおをかく」・・・・・と、その言葉にあわせて作品が展示されています。 ハードルを思いっきり低くし、子供でも猪熊ワールドに引き込んでくれるという仕掛けです。 そしてその試みは見事に成功していますね。 具象と抽象を自由に行き来した、猪熊さんの幅広い世界を十分愉しませてもらいました。 ただ、今回はあくまで谷川俊太郎さんの視点からクローズアップした猪熊弦一郎さんといった側面が強いですから、もっと別の視点から猪熊弦一郎さんに接近していきたいですね。 ともかくも、今回の展示でわたしには猪熊弦一郎さんが大きな存在に思えてきました。 マイブームになりそうな予感がしています。
2010年06月の読書記録です。
06月は11冊しか読めませんでした。5月に続いて低調なままです。 そんな数少ない読書でしたが、心に残った本をいくつか挙げておきます。 宮下さんと吉川さんの新書版の美術本は力のこもった著作でした。四方田さんの新書版の映画本も目配りの効いた力作ですね。 でもなんといっても今月のベストワンは野間さんのハングルの誕生を描いた作品です。こちらも新書版ですが、学術書といってもいいぐらい力がこもっていました。学者恐るべしです。 一方、今月は×を付けた著作が2冊もありました。めったに×なんて付けないんですが、この2冊はひどすぎます。 前者は韓国人、後者はアメリカ先住民に対する強い偏見が根底に流れていました。正論を吐いているように科学的な装いをまといながら頑迷な偏見を主張するジャーナリストと大学教師といったとこでしょうか。 こういった本にあたってしまうと悲しくなりますね。こんな本読まされると、つくづく人間って進歩してないだけじゃなく、退化してるんじゃないかと思ってしまいます・・・・・。 そうそう「興亡の世界史」もようやっと完結です。だいぶ待たせた割には内容の薄い最終配本の一冊でした。このシリーズはレベルのバラツキが大きいシリーズでしたが、最後はハズレでした。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 書籍 ◇宮下規久朗「ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡」(光文社新書) △加島祥造「美のエナジー 加島祥造詩画集」(二玄社) ◇吉川節子「印象派の誕生―マネとモネ」(中公新書) △姜尚中、玄武岩「大日本・満州帝国の遺産(興亡の世界史18)」(講談社) △「BRUTUS2010年06/15特集:印象派、わかってる?」(マガジンハウス) △「一個人2010年07月号特集:日本の仏教入門」(KKベストセラーズ) ×室谷克実「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書) ◇四方田犬彦「『七人の侍』と現代-黒澤明再考」(岩波新書) △「芸術新潮2010年6月号 特集:ルーシー・リー」(新潮社) ×G.コクラン、H.ハーペンディング「一万年の進化爆発」(日経BP社) ◇野間秀樹「ハングルの誕生 音から文字を創る」(平凡社新書) 週間本 -「週刊 国宝の美36[絵画11]肖像画」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美37[彫刻13]肖像彫刻」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美38[絵画12]渡来絵画」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美39[建築10]中世の禅宗建築」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美40[建築11]桃山時代の建築」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美41[絵画13]風俗画」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美42[絵画14]等泊と永徳」(朝日新聞) -「週刊 国宝の美43[工芸3]刀剣」(朝日新聞社) 図録 なし
2010年06月鑑賞記録です。
06月は8つの展示しか見ることができませんでした。02月以来の低水準でした。こういうバラツキのある見方をするから、大事な展示を見落とすんですよね。 まぁまぁそうは言っても、結局、上半期は87の展示を見ての折り返しとなりました。半年の展示数としては、まぁまぁでしょうかね。 なにはともあれ下半期もがんばろう(何を頑張るか意味不明)。 さて、その数少ない06月に訪れた展示の中では「山本丘人展」と出光の「屏風展」が心に残りました。 「山本丘人展」は2006年の「平塚美術館」以来ですが、素晴らしかったです。初期から晩年まで見通すことが出来ました。丘人さんはもっともっと評価が上がっても良いと思うんですが、そのきっかけになってくれればと思います。 出光美のコレクションの奥深さも半端じゃないですね。屏風の名品がそろい踏みでした。あらためて感嘆させられました。 今月も映画とコンサートがご無沙汰でした。07月にはこちらも途切れないようにしたいですね。 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で勝手な評点です。 では、一覧ともいえないです一覧です。 展覧会 △「江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品」(三井記念美術館) △「中島千波の花鳥画の世界展」(日本橋三越) ◇「生誕110周年記念 山本丘人展」(日本橋高島屋) △「印象派はお好きですか?」(ブリヂストン美術館) △「会田誠+天明屋尚+山口晃」(高橋コレクション日比谷) ◇「屏風の世界―その変遷と展開―」(出光美術館) △「アンドレ・ボーシャン展」(福島県立美術館) -「25年目の贈りもの展(再訪)」(福島県立美術館) 映画 なし コンサート なし その他 なし
こちらも遅ればせながら2010年05月の読書記録です。
05月は13冊しか読めませんでした。 旅行やなんやかや、でじっくり読む時間が取れませんでしたね。 少ない中で心に残ったのは川上弘美さんのショートショート集と松本武彦さんの考古学の著作でした。 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。 週刊本及び図録には評価は原則付けません。 では、一覧リスト。 書籍 △林望「謹訳 源氏物語 一」(祥伝社) △福岡伸一「ルリボシカマキリの青」 △穂村弘「絶叫委員会」(筑摩書房) ◇川上弘美「パスタマシーンの幽霊」(マガジンハウス) △「芸術新潮2010年 05月号 特集:ふしぎなマネ」(新潮社) △「PEN(ペン)2010年6/1号 特集:1冊まるごと印象派。」(阪急コミュ) ◇松本武彦「進化考古学の大冒険」(新潮選書) △中沢新一・坂本龍一「縄文聖地巡礼」(木楽舎) △「BRUTUS2010年6/1号特集:ポップカルチャーの教科書」(マガジンハウス) △岡村道雄「縄文の生活誌(日本の歴史01)」(講談社学術文庫) △ポップアップBook「蒼井優 うそっ。」(パルコ出版) △「iPadスタートブック」(ソフトバンク) △寺沢薫「王権誕生 (日本の歴史02)」(講談社学術文庫) 週間本 なし 図録 なし
だいぶ遅れてしまいましたが2010年05月鑑賞記録です。
05月は19の展示を拝見することができました。 その中でもダントツなのは「伊藤若冲展」と「オルセー美術館展」でしょうね。今年開催の展覧会の中でも屈指の展示です。素晴らしい作品の饗宴を堪能させてもらいました。 もちろん「ボストン美術館展」や「ルーシー・リー展」も充実した展示でした。 05月は地方の素晴らしい展示にふれることができたのも収穫でした。 石川県で「ヤン・ファーブル×舟越桂」の競演や「等伯をめぐる画家たち」。福島県で見た「秋田県立近代美術館名品展」など素晴らしい展示でした。 映画とコンサートがご無沙汰となってしまったのは残念でした 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で、かってな評点です。 では、一覧です。 展覧会 ◇「新たなる精神のかたち ヤン・ファーブル×舟越桂」(金沢21世紀美術館) △「石川県立美術館の半世紀の歩み」(石川県立美術館) ◇「等伯をめぐる画家たち」(石川県七尾美術館) ×「片岡鶴太郎ガラス作品展」(石川県能登島ガラス美術館) △「ジャポニズムとナビ派の版画」(新潟県立万代島美術館) △「和ガラス―粋なうつわ、遊びのかたち―」(サントリー美術館) ◇「ルーシー・リー展」(国立新美術館) ◇「ボストン美術館展 西洋絵画の巨匠たち」(森アーツセンターギャラリー) △「六本木クロッシング2010展」(森美術館) △「ジュール・ド・バランクール」(森美術館) △「大山忠作美術館平成22年度前期」(大山忠作美術館) ◇「美のふるさと 秋田県立近代美術館名品展」(福島県立美術館) △「25年目の贈りもの展」(福島県立美術館) ◎「伊藤若冲-アナザーワールド」(千葉市美術館) △「江戸みやげ 所蔵浮世絵名品選」(千葉市美術館) △「伊勢神宮に捧ぐ近・現代の美」(日本橋高島屋) ◎「オルセー美術館展2010「ポスト印象派」」(国立新美術館) △「阿蘭陀とNIPPON」(たばこと塩の博物館) ×「蒼井優展 うそっ。」(渋谷パルコ) 映画 なし コンサート なし その他 なし 先日(05月04日)「新潟県立万代島美術館」で展覧会「ジャポニズムとナビ派の版画」見た。この美術館の収蔵コレクションからジャポニスムとナビ派の版画を一挙展示といった試みでした。 かなり興味をそそる展示でしたが、わたしのような素人愛好家にはちょっとハードルが高い気もしましたね。 展示に核となる作品がないんですね。 いってみれば華がないんです。 おそらく数点でも良いから油彩画の大作が混じっていれば、一挙に印象が変わると思います。 限られた予算に中ではやむを得ないんでしょうが、もう少し背伸びをした展示にして欲しかったですね。 そうじゃいっってもジャポニスムとナビ派という面白い視点からの展示でした。 地方美術館の充実度合いが解る展示でした。
先日(05月03日)「石川県能登島ガラス美術館」で展覧会「片岡鶴太郎ガラス作品展」を見た。今年のワースト展示をぶっちぎりで独走といったとこでしょうか。職人仕事を地道に続けているガラス職人の方々にはなはだ失礼な展示でした。 常設展示の「中国清朝のガラス工芸~色ガラスと彫りの美~」、「現代のガラスアート~日本・アメリカ・チェコ~」、「巨匠たちのガラス彫刻~ピカソ・シャガール・ダリなど~」は見応えある展示でした。 こっちの展示を充実してくれた方がずーっと有り難かったですね。 先日(05月03日)「石川県七尾美術館」で展覧会「等伯をめぐる画家たち」を見た。長谷川等伯没後400年ということで東京と京都で大規模な回顧展が開催されていますが、ご当地七尾ではさすがに地元だけあって、等伯さん一色です。いたるとろに等伯あるいはTOUHAKUの幟やなんかがあふれてます。 こんな大事なTOUHAKU yearに地元の「七尾美術館」としては手をこまねいているわけにはまいりませんね。 なんてったって「平成7年の開館以降、地元出身の大家である等伯の顕彰を主要テーマとして、これまで活動を行ってき」たん美術館ですからね。 といっても等伯作は根こそぎ国立博物館に持って行かれていますんで、どんなやり方があるんでしょう。 そこで考え出されたのが、「等伯の制作活動において、まわりには常に多くの画家たちが存在していました。それは若い等伯を指導したとされる養父であったり、または晩年に等伯を支えた息子や弟子といった一門の画家たちなど」を取り上げることです。 「今回は「長谷川派」の画家たちに焦点をあて、石川県内に現存する仏画や鑑賞画を中心に、一門の画家たちが京都で制作した金碧画の名品もあわせて、計22点を紹介します」とあいなったようです。 これぞ、地元でしかできない企画かもしれません。 まずは、めでたしめでたしですね。 さて実際の展示ですが、等伯ご本人の作品としては2点ほど展示されていました。1点目は地元の本延寺に所蔵されている木造彫刻「日蓮聖人坐像」です。等伯さんが彩色をほどこしたということのようです。2点目は京都から持ってきた6曲1隻の墨画「波龍図屏風」です。こちらは真筆かどうかに議論がある作品のようです。 いずれも国立博物館での等伯展では展示からハズレされた作品のようです。 でも、まぁ2点等泊さん作と言われるのを展示できたんですから、展覧会としての面目は立ちましたね。 次に表題の「等伯をめぐる画家たち」ですが、養祖父や等伯が七尾を去った後に七尾で等伯の跡を継いで活躍したとされる長谷川等誉の涅槃図がまとめて展示されていました。 等伯に出生から画風確立までの謎を解明する貴重な作品達ですね。門外漢には読み解くすべはありませんが、文字情報だけで知ったいたことが実際の作品で見ることができただけでも満足でした。 更には等伯の息子、久蔵の作品「祗園会図」やもう一人の息子、左近にいたっては「十六羅漢図」、「達磨図」、「波龍図屏風」と3点も展示されていました。 それ以外ににも長谷川派のブランド作品の一番手「柳橋水車図屏風」はやっぱり人気作だけのことはありますね。 わたしが最も心惹かれたのは、京都市の妙蓮寺からお出ましの「桜・鉾杉図襖」です。この尖った山の描写の大胆でダイナミックさは何なんでしょう。半端じゃないですね。 勝手な連想するならば山雪を思わせるような大胆さです。 等泊の関与の度合いはわかりませんが、もし、等伯が関係していなかったとするならば、長谷川派の中には素晴らしい絵師がまだまだ隠れているのかもしれませんね。 何はともあれ、予期せぬ素晴らしい作品に出会えました。この作品に出会えただけでも、この展覧会を訪れた価値は充分ありました。 先日(05月01日)「石川県立美術館」で展覧会「石川県立美術館の半世紀の歩み」を見た。こちらの美術館の開館50周年ということで、そのコレクション3,000件の内から「収集した名品・名作を一挙公開」とのことで約300点ほどの展示です。 この美術館のお宝はほとんど総ざらえで展示してくれているようです。 特別展料金が取られる1階では「古美術」、「近現代工芸」、「近現代美術」に別けてこの美術館のとびきりのお宝を展示していました。 最初の「古美術」のコーナーでは漆芸、染織、金工・刀剣、絵画、能面、書跡、浮世絵といった具合に江戸期まの貴重なお宝40点ほど展示されていました。 岩佐又兵衛、俵屋宗達、本阿弥光悦、久隅守といったビックネームの作品を所蔵しているんですから地方美術館としては大したもんですね。やっぱり金沢という土地柄がこういった古美術の収集を可能にしているんでしょうかね。 「近現代工芸」では門外漢のわたしでも知っている板谷波山、松田言六などの有名どころも並んでました。 「近現代美術」は少々点数が少なかったですが伊藤深水、安田靫彦、横山大観、浅井忠、鴨居玲といったとこが有名どころでしょうか。 こちらの展示だけでも充分満腹感のある展示でした。 2階部分は特別展を見なくとも常設展示料金だけで見られるようですが、同じように多岐にわたる表現手段の作品がこれでもかこれでもかと並んでいました。そこでの目玉展示は国宝指定されている野々村仁清「色絵雉香炉」ですね。仁清作はその他にも3点ほど展示されていました。 そして古久谷から景徳鎮などの陶芸作品からはじまり現代作まで会場いっぱいにぎっしり展示されていました。 コレクションのエッセンスの展示ということから来ているのでしょうが、できるだけ多くの表現手段の作品とできるだけ多くの人の作品とを展示しようとしているようです。 ただ、同時にこれだけの多岐にわたる作品群を見て歩くと、はじめて知る方の作品が大半であることも含めて、完全に受容キャパを超えてしまいました。 そんな中で木下晋さんの鉛筆だけで描いた「想望」に出会えたのは嬉しかったです。木下晋さんは石川県ゆかりの画家だったんですね。 まぁ、石川県ゆかりのいろんな人の多くの作品に出会えたことに感謝しておくことにしましょう。
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