「特別展 菱田春草」を見る(後期)
 先日(2009/11/08)「明治神宮文化館 宝物展示室」で展覧会「特別展 菱田春草」を見た。
 菱田春草といえば天心門下で横山大観と双璧をなす存在といわれ、いろんな展覧会でも必ず展示されているんですが、その割には、なかなかまとまった展示にはお目にかかれませんでした。
 ところが、ひっそりと思わぬところで開催されていました。
 あんまりひっそりと開催されていたので、前期の展示を見逃してしまったのは残念でした。
 この「明治神宮文化館 宝物展示室」は展示スペースが狭いので、前期と後期で展示作品は全面展示替えでしたので、なおさら悔やまれました。

 さて展示ですが、やっぱり後期展示の目玉は明治天皇が手元に置いていたという「雀に鴉」でしょうかね。
 素晴らしい作品ですね。
 ほとんど独占状態で じっくり拝見させてもらいました。
 その他にも大観との共作や組み物の「月四題」なども含めて、展示点数は少ないながら貴重な作品を拝見できました。
 奇を衒うことなく実直に描かれた作品を眺めていると背筋を伸ばして拝見しなければならない気にさせられました。
 若い純粋さと気品の高さを保ったまま亡くなってしまった感じがする存在ですね。このあたりが長寿をまっとうし、聖毒併せ持ちながら名声を得た大観との違いかもしれません。
 もっともっと、いろんな春草さんの作品を見たいですね。
 どこかで回顧展みたいな企画立ててくれないんでしょうかね。
# by daisenhougen | 2009-11-12 06:57 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback(1) | Comments(0)
「新・根津美術館展-国宝那智瀧図と自然の造形」を見る
 先日(2009/11/08)「根津美術館」で展覧会「新・根津美術館展-国宝那智瀧図と自然の造形」を見た。
 根津美術館がようやく新装なって生まれ変わりました。「新創記念特別展」ということで一年にわたって特別展がにぎにぎしき開かれるようです。
 今回はその第1部にあたります。
 チョット出遅れて、第1部の最終日にようやく滑り込むことができました。
 新しい建物はやっぱりイイですね。
 入り口までの竹を配した通路もすがすがしい気分にさせてくれます。
 まず、特別展の展示は展示室1です。
 目玉となる展示が「那智瀧図」です。
 この作品は一度拝見していますが、国宝と言うことで有り難く拝見させてもらいました。
 それ以外では「観瀑図」、「吉野龍田図」あたりが印象に残りました。
 残りは常設展示コーナーです。
 展示室2は「手を競う―王朝びとの筆のあと」、「展示室3」は「仏教彫刻の魅力」、「展示室4」は「古代中国の青銅器」、「展示室5」は「吉祥―明清の漆工と陶磁」、「展示室6」は「初陣茶会」といった具合に多方面にわたるコレクションが展示されていました。
 昔の常設コーナーはなにか雑然とした古めかしい展示で、どちらかといえばあんまり熱心に見る気がしなかったのですが、今度は劇的に変わっています。
 展示方法でこんなにも見え方が違ってくるんですね。
 今後は常設展示も楽しみになりました。
 そうそう、庭園の方は今回はパスしてしまいました。かなりの混雑している様子に尻込みしてしまいました。こちらは次回のお楽しみということにしておきましょう。次回は4月末からの燕子花図屏風の展示あたりがねらい目ですね。
# by daisenhougen | 2009-11-11 05:30 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(0)
「夢と追憶の江戸-高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展」を見る(後期)
 一昨日(2009/11/08)「三井記念美術館」で展覧会「夢と追憶の江戸-高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展」(後期)を見た。
 慶應義塾で教鞭をとっていた経済学者の高橋誠一郎さんという人が、浮世絵のコレクターでもあり、その遺品が慶應義塾の移譲されていたそうです。
 今回はそのコレクションが16年ぶりに公開とのことです。
 約300点の作品の公開ですが、前期、中期、後期の3回に分けて展示となっています。
 わたくしは前期は拝見しましたが、残念ながら中期の展示は見逃してしまい、今回、なんとか後期の展示は訪れることができました。
 結局は300点中200点見ることができたということですね。

 展示方法は前期と同じく、いつも常設展示コーナーに使われている展示室1と展示室2に極めつきの良品が展示することでスタートです。
 ライトを効果的に使っており、浮世絵の名品が浮き立つように展示されています。
 展示方法でここまで映える展示に変身できるんですね。
 今後の展示ではこういった見せ方の工夫がキーワードになってきそうですね。
 師宣、春信、清長、歌麿、北斎、広重、写楽の名品14点をじっくりと細部まで拝見することができました。
 多くの作品を見るのではなく、極めつきの名品をじっくり眺めるにはうってつけの展示でした。 その後は、ほぼ年代順に浮世絵の名品がズラリと勢揃いといった展示となっていました。
 こちらは気に入った作品は立ち止まり、それ以外はザーッと流すような普通の鑑賞方法で拝見しましたが、名品の数々に満足いっぱいの展示でした。
 こんなに素晴らしい作品が16年も展示されなかったとは、もったいない限りですね。
 今後は残りの何千点もある膨大なコレクションも含めて定期的な展示を希望したいですね。
# by daisenhougen | 2009-11-10 06:28 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(0)
「えどはくでおさらい!江戸時代」を見る
 昨日(2009/11/08)「東京都江戸東京博物館」で展覧会「えどはくでおさらい!江戸時代」を見た。
 「学校で学んできたことをより深く理解してもらおうと、この企画展では、江戸時代のはじまりから終わりまでの時期を、教科書に出てきた人や事柄からたどっていきます」とのことです。
 展示は「江戸時代になる前」、「江戸時代のはじまり」、「江戸幕府の安定へ」、「江戸時代の人びと」、「さまざまな学問・成熟する文化」、「江戸時代のおわり」といった区分となってました。
 副題となっている「教科書で見た、あの人、この絵」の通りに、信長、秀吉といった肖像画から「ペルー横浜上陸の図」といったところまで、一度は見たことのある江戸時代の資料がズラリとならんでいました。
 もちろん、この博物館のお得意技で、本物とレプリカが混じり合った展示です。こういった展示では、これは本物かなんて詮索するのが野暮というものなのかもしれませんね。
 でも、まぁ、それなりに貴重な資料が混じっていたりして、結構愉しんで拝見させてもらいました。
# by daisenhougen | 2009-11-09 06:50 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(0)
「よみがえる浮世絵-うるわしき大正新版画展」を見る
 昨日(2009/11/08)「東京都江戸東京博物館」で展覧会「よみがえる浮世絵-うるわしき大正新版画展」を見た。
 気になっていた展示でしたが、ぐずぐずしている内に会期末。なんとかギリギリ最終日に訪れることができました。
 「新版画とは、江戸時代の浮世絵版画と同様の技法によって制作された、大正から昭和初期にかけて興隆した木版画です。当時、社会の近代化にともない風前の灯だった木版技術を復興し、新たな芸術を生み出そうと版元、版画家、彫師、刷師らが結集し、さまざまな画題の2,000点を超える新版画が作られました。本展では、約250点の作品・資料を展示いたします」とのことです。 展示は第1章 新版画の誕生、第2章 大正新版画と浮世絵、第3章 新版画とモダニズム、第4章 日米の架け橋 ロバート・ムラー 新版画コレクションの形成、第5章 新版画の制作といった区分で、新版画の全貌を知ることができる展示となっていました。
 中心的な作家の橋口五葉、伊東深水、川瀬巴水、吉田博といった人の作品をまとめて拝見することができました。
 明治期のおどろおどろしい感じや刺激的な赤色が薄まってきている上に、大正期ののモダーンな雰囲気が反映されていて、わたくし的には好ましい印象でした。
 中心的な作家以外に、外国人作家も含めた周辺的な作家の作品も展示してあるのも良かったです。
 浮世絵の海外での評価が高まったってきたが、お膝元の日本では浮世絵の制作が途絶えていたことから、その復興には外国人が大きな役割を果たしていたのが良くわかる展示となっていました。
 今回の展示で、「浮世絵」も江戸時代オンリー、広くても明治期までだったのが、昭和初期まで対象期間が延びたことを高らかに宣言したになります。
 まさしこの大正新版画は「浮世絵」の最後の輝きだったのかもしれませんね。
# by daisenhougen | 2009-11-09 06:26 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(0)
携帯電話「SH-04A」を買う
 携帯電話「SH-04A」を買った。
 わが携帯電話もバッテリーの持ちが極端に短くなってきていました。その上、つながっているのに相手の声が聞こえなかったり、声のトーンがおかしく聞こえたりといった現象が時々発生するようになってきました。
 この機種を買ったのが2006年ですから3年以上も使ってることになります。
 まぁ、限界かなぁということで、買い換えることにしました。

 新たに選んだ機種は機種はシャープの「SH-04A」です。
 今年の2月発売ですから、ヒョッとしたら年末にも新機種発売かもしれない機種でしたが、まぁ、そんなに新製品にこだわる必要もないかと、衝動的にドコモショップで買い換えてしまいました(下手すると数ヶ月は待たされるかもしれませんしね)。
 この機種はPROシリーズで、タッチパネル&QWERTYキーがウリです。
 わたくし、どうにも携帯電話の文字入力になじめなかったのでQWERTYキー付きというに惹かれてしまいました。
 さらに今回買った自動車のカーナビとの連携にbluetooth対応している機種であることも条件でしたが、この機種は公式に動作確認済みだったことも決め手になりました。
 もちろんカメラ&ムービー(520万画素、手ぶれ補正付き)、ワンセグ、GPS機能といった日本製携帯の基本機能もほとんど網羅していますし、ネットとの親和性もけっこう配慮してあるようです。 価格的には前の機種よりグーンと高くなって62,699円もしますが、2年月賦にして基本料金も安くなるので、そんなに負担にはならない仕組みになっていました。

 さっそく使ってみました。
 通常の携帯電話とは操作法はかなり異なっています。
 電話をかけるとか、メニューを呼び出すといった基本機能を操作することも、慣れるまではチョット戸惑います。
 何度か取扱説明書をめくって悪戦苦闘させられました。
 そもそも取扱説明書がひどすぎます。
 基本機能の使い方と細かい説明が一緒くたに記述してありわかりにくいことこの上なしです。その上、一連の簡単な操作をたどるのにも、ページを行ったり来たりしないとわからないといった駄目マニュアルの典型みたいな作りでした。せっかくの新機能もこの取説ではハードルを高くしているだけですね。
 いろいろ試してみて、基本的な操作がなんとかできるところですね。
 まぁ慣れればそんなに操作性が悪いと言うことでもなさそうです。
 これから、せっせといろんな機能を試してみようと思っています。設定もいろいろいじってみたいですしね。
 わたし的には、かなり愉しめる携帯になりそうな予感がしています。
# by daisenhougen | 2009-11-05 06:35 | 買い物 | Trackback | Comments(0)
「トリノ・エジプト展」を見る(再訪)
 昨日(11月01日)「宮城県美術館」で展覧会「トリノ・エジプト展」を見た。
 08月に「東京都美術館」で拝見しましたが、仙台に巡回と言うことで、こちらで再訪してみました。
 まず、会場に到着してビックリ。なんと駐車場がいっぱいでした。結構離れたところの臨時駐車場に回されました。
 その上、チケット売り場から行列ができており、展示入り口2階から1階のロビーまで並んでいました。なんと入場まで30分待ちでした。
 こんなに混雑した「宮城県美術館」に遭遇したのは初めてです。
 「東京都美術館」で拝見したときはスムーズに入場できましたから、宮城県人はとりわけエジプト好きなんでしょうかね・・・。
 さて、この展覧会は、イタリア北西部にある「トリノ・エジプト博物館」所蔵コレクションの日本初の出張展示です。
 この博物館は世界屈指のエジプトコレクションを所蔵しているとのことです。収奪品の宝庫が英国やフランスだけでなくイタリアにもあったんですね。

 展示は第1章 トリノ・エジプト博物館、第2章 彫刻ギャラリー、第3章 祈りの軌跡、第4章 死者の旅立ち、第5章 再生への扉の区分となってます。
 ようやく入場を果たしても、最初のコーナーでは人を詰め込みすぎて、まったく人が動かず、鑑賞する環境ではないといった感じでした。
 このあたりは一度見たからいいやといった気持ちで後ろから覗き込む感じでザーッとやり過ごしました。
 でも、「彫刻ギャラリー」あたりからは、展示スペースもゆったりしていることもあり、ようやくじっくり拝見できるようになりました。
 今回の目玉展示である大型の彫像「アメン神とツタンカーメン王の像」、「イビの石製人型棺の蓋」といったところはじっくり眺めることができました。 
 まぁ、この彫像群を再見できただけでも満足度は高かったです。
 その後もパピルスに描かれた「死者の書」やミイラなどなどじっくり拝見させてもらいました。 再訪して、並んでまで見た価値は充分ありました。

 常設展示では「素描特集」やこの美術館の目玉であるカンデンスキーの作品などを拝見できました。
# by daisenhougen | 2009-11-04 06:32 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(0)
「日本画にみる世界遺産の旅」を見る
 一昨日(11月01日)「茨城県立天心記念五浦美術館」で展覧会「日本画にみる世界遺産の旅」を見た。
 世界遺産を描いた日本画作品を集めて展示するといった企画です。
 竹内栖鳳や速水御舟といった日本絵画の歴史的大家の作品から平山郁夫などの現役の有名どころの作品、さらには岩永てるみといった若手までバラエティにとんだ人選になってます。
 最初は日本の世界遺産を描いた作品が並んでいるコーナーです。
 京都・奈良を描いた作品はたくさん並んでいるのですが、それ以外はかなり手薄の感じですし、世界遺産に指定されていても展示されていない地区もありました。
 せっかく世界遺産の旅とうたってるんですから、日本の世界遺産ぐらいはすべての地点の作品を揃えて欲しかったですね。
 作品のできばえで選んだわけでもなさそうですから、なおさらそう思ってしまいますね。

 日本以外の世界遺産のコーナーとなれば、無数にある世界遺産ですから、選択はかなり自由となっています。
 でも、その自由度を活かした選択にはなっていなかった気がします。
 なにか選択基準が恣意的といった印象だけが残りました。
 作品そのものを重視するのか、対象地である世界遺産を重視するのか、の曖昧さが中途半端な印象を残した要因だと思います。
 かなり安易な企画にも思えましたが、現代の観光名所を綺麗な日本画で巡るということで、観客を呼ぶ企画としては成功だったのかもしれません。
 実際に人気があるようで、観光バスまで来ていました。
# by daisenhougen | 2009-11-03 06:29 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(0)
「ビュフェとアナベール展」を見る
 昨日(11月01日)「いわき市立美術館」で展覧会「ビュフェとアナベール展」を見た。
 横浜そごうでの展示を見逃したので、会期終了間近にこの地でなんとか間に合いラッキーでした。
 静岡県にある「ベルナール・ビュフェ美術館」所蔵コレクションの出張展示です。
 このコレクションの一部は、以前、「損保ジャパン」に出張展示されていたのも拝見したことがあります。
 世界一のビュフェ・コレクションを所蔵するだけあって、所蔵作品だけでビュフェの全貌を知るに足る展示ができるんですから大したもんです。


 今回の展示は奥さんのアナベールを描いた作品がテーマとのことです。
 でも、多少はアナベールを描いた作品も展示してありましたが、そこにテーマを絞りきった展示とはなっていませんでしたね。
 でも。まぁ、ビュフェの作品をたくさん拝見できただけでも有り難い限りでした。
 ところで、今回は展覧会用の図録もなかったようですし、展示リストもいただけなかったのはチョット残念でした。
 
 常設展示は地元、いわきに関係するアーチストの作品展示でした。
 一人も知ってる人がいなかったです。
 この美術館のお宝コレクションは次回に大々的に展覧会として展示するようですね。
 その他には斎藤定さんという方の写真連作もロビーのコーナーに展示してありました。
# by daisenhougen | 2009-11-02 06:48 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(0)
2009年10月読書記録
 2009年09月の読書記録です。
 10月に読んだ本は11冊でした。
 質、量ともに低調な月でした。あたりまえですがハウツー本にはろくなもにはありませんね。来月からはもう少し読む本のレベルをあげなくてはなりません。
 まぁ、10月に読んだ中では川上弘美さんの小説を読めたぐらいが収穫といえば言えるかもしれません(でも、川上さんの代表作といえる作品ではありませんね)。
 週間本は順調に追いついていってます。
 図録は少々眼を通すことができましたが、まだまだ今年買ったのが17冊も残ってます。なんとか年内には全てに眼を通しておきたいですね。
 その他に佐藤亮一 「全国方言辞典 都道府県別」(三省堂)も買いました。結構興味深い辞典でした。
 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
 週刊本及び図録には評価は原則付けません。
 では、一覧リスト。

 書籍
△田中希美男「「デジタル一眼」撮影術入門」アスキー新書
△戸田覚「仕事がサクサク! パソコン整理の裏ワザ」青春出版社
△小山龍介「整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣」東洋経済新報社
△佐々木俊尚「仕事をするのにオフィスはいらない」光文社新書
△関川夏央「新潮文庫 20世紀の100冊」新潮新書
◇川上弘美「これでよろしくて?」中央公論新社
△西田宗千佳「クラウド・コンピューティング仕事術」朝日新書
△「肉筆春画(別冊太陽」(平凡社)5/14を読む
△立花隆・佐藤優「ぼくらの頭脳の鍛え方」(文春新書)10/20
△佐藤育子・栗田伸子「通商国家カルタゴ (興亡の世界史03)」9/29
△鴻池朋子「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」を読む

 週刊本
-「週刊 国宝の美08号 [絵画3]王朝絵巻とやまと絵」
-「週刊 世界の美術館61号 アカデミア美術館とサンジョルジョ・マッジョーレ教会」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 33号 ラ・トゥール」
-「週刊 国宝の美09号[絵画4]飛鳥・白鳳・奈良時代の絵画」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 34号 ルドン」
-「週刊 世界の美術館62号 五島美術館と根津美術館」
-「週刊 国宝の美10号[建築3]飛鳥・奈良時代の寺院建設」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 35号 ティツィアーノ」
-「週刊 世界の美術館63号 パリ市立近代美術館とギメ美術館」
-「週刊 国宝の美11号[彫刻3]白鳳・天平の金剛仏」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 36号 エル・グレコ」
-「週刊 世界の美術館64号 奈良国立博物館」

 図録
-「図録 特別展「国宝 阿修羅展」を読む
-「図録 日本の美術館名品展」を読む
-「図録 クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」を読む
-「図録 江戸の幟旗」を読む
-「図録 海のエジプト展」を読む
# by daisenhougen | 2009-11-01 06:44 | 読書記録(まとめ) | Trackback | Comments(0)
2009年10月鑑賞記録
 2009年10月の鑑賞記録です。
 展覧会は10ほど拝見することができました。相変わらず低調ですが、ひさびさの二桁ではありました。
 そして今月はいつにも増して素晴らしい展示の数々にふれることができました。さすがに芸術の秋にふさわしい充実さでした。
 その中でも、何といってもナンバーワンは「皇室の名宝」展の第一期です。若冲さんや永徳さんの第一級のお宝のそろい踏みですから、ぶっちぎりのナンバーワンですね。
 その他にも三井記念美術館の浮世絵の優品のそろい踏み、チベット仏教のお宝展示、ローマ帝国のお宝、ハプスブルク家ゆかりのお宝と、きらめくばかりの充実した作品にたくさん接することができました。
 映画、コンサートともに今月もまったく行けませんでした。

 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で、かってな評点です。

 では、一覧というほどない一覧です。

 展覧会
◇「夢と追憶の江戸 前期」(三井記念美術館)
△「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」(日本橋高島屋)
△「インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン」(国立科学博物館)
◎「皇室の名宝1期」(東京国立博物館)
◇「聖地チベット」(上野の森美術館)
◇「古代ローマ帝国の遺産」(国立西洋美術館)
△「ローマ 未来の原風景 by HASH」+常設展示(国立西洋美術館)
△「光 松本陽子/野口里佳」(国立新美術館)
◇「Theハプスブルク」(国立新美術館)
△「和紙と暮らす―装飾と造形」(サントリー美術館)

 映画
 なし

 コンサート
 なし
# by daisenhougen | 2009-10-31 07:41 | 鑑賞記録(まとめ) | Trackback | Comments(0)
2009年09月読書記録
 2009年09月の読書記録です。
 9月に読んだ本は13冊でした。
 今月一番心に残ったのは藤原新也さんの著作でした。近年の藤原さんの作品は少し上から視点が気になっていたのですが、今回の著作では再び素晴らしい藤原節が復活です。
 ドナルド・キーンさんの戦中の文学者の日記を読み解く試みも興味深かったです。
 山本冬彦さんのサラリーマンでも絵画を収集できる実践論は見事なモンです。
 川上未映子さんの長編小説「ヘヴン」は川上さんの成長を感じられる著作となっていました。
 佐伯啓思さんと三浦雅士さんの対談も現代を読み解く手がかりとなる著作でした。
 週間本は16冊で、ようやく追いつくことができました。今後は毎週遅れないようについて行きたいですね。
 反面、図録はゼロでした。なんとか10月には挽回したいです。
 その他、一覧には載せませんが、雑誌としては「芸術新潮2009年9月号」、「DIME 2009年10月6日号」、「日経会社情報2009年Ⅳ秋号」を拾い読みしました。「芸術新潮」の「エジプト美術世界一周」特集は充実していました。
 「NHK趣味悠々」のテキスト「動物を描く(竹内浩一の日本画入門)」、「ローカル線の旅」もTV番組の放映前にざっと拾い読みしました。

 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
 週刊本及び図録には評価は原則付けません。
 では、一覧リスト。

 書籍
△藤生京子「吉本隆明のDNA」
◎藤原新也「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている」東京書籍
△浅野和生「ヨーロッパの中世美術」(中公新書)
△関川夏央「寝台急行「昭和」行」日本放送出版協会
○ドナルド・キーン「日本人の戦争」文藝春秋
△四方田犬彦「歳月の鉛」工作舎、
△篠山紀信「KISHIN:BIJIN BIJIN of THE YEAR 2009」朝日出版社
△山本冬彦「週末はギャラリーめぐり」
○川上未映子「ヘヴン」
△高野潤「カラー版 マチュピチュ―天空の聖殿」(中公新書)
△四方田犬彦「怪奇映画天国アジア」(白水社)
△佐藤賢一「カペー朝」(講談社現代新書)
○佐伯啓思・三浦雅士「資本主義はニヒリズムか」

 週刊本
-「週刊 西洋絵画の巨匠 28号 ボス」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 29号 ボナール」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 30号 エゴン・シーレ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 31号 ルソー」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 32号 ギュスターヴ・モロー」
-「週刊 世界の美術館 57号 韓国国立中央博物館」
-「週刊 世界の美術館 58号 コートールド美術館」
-「週刊 世界の美術館 59号 プラハ国立美術館」
-「週刊 世界の美術館 60号 京都国立博物館」
-「週刊 国宝の美1 [彫刻1] 天平の脱活乾漆像」
-「週刊 国宝の美2 [絵画1] 江戸時代の絵画」
-「週刊 国宝の美3 [建築1] 平安時代の阿弥陀堂建築」
-「週刊 国宝の美4 [彫刻2] 飛鳥・白鳳の仏像」
-「週刊 国宝の美5 [絵画2] 室町時代の水墨画と雪舟」
-「週刊 国宝の美6 [建築2] 城・天守と櫓」
-「週刊 国宝の美7 [工芸1] 陶磁 茶碗・花生・茶壺」

 図録
 なし
# by daisenhougen | 2009-10-02 06:48 | 読書記録(まとめ) | Trackback | Comments(0)
2009年09月鑑賞記録
 2009年09月の鑑賞記録です。
 9月もブログ更新はサボリ継続中です。
 今回も9月のまとめだけでもアップしておきます。これもやめたら備忘録の役目も果たせないことになってしまいますからね・・・・。
 といってもエンタメ出動は今月も展覧会が9つだけという低調さが継続中です。
 でも、今月もどれも甲乙付けがたい充実した展示に出会えました。
 「江戸の幟旗」展は掘り出し物の展示としては今年一番のめっけ物かもしれません。日本美術シーンにしぼっても、まだまだ未知の領域がたくさんあるんですね。
 「ベルギー幻想美術館」展は「姫路市立美術館」という地方の美術館がベルギー絵画というテーマを絞ることにより、こういった充実したコレクションを作り上げることができる模範のようなものでした。
 「鴻池朋子展」は現代美術シーンの良い意味でも悪い意味でも最先端を象徴する作品達でした。もはや純然たる日本画もマンガも限りなく接近してしまい、その渾然一体の中で、いかに消費尽くされない表現を示し続けるかに奮闘している姿が、痛いように伝わってくる展示でした。
 「三輪休雪展」は初めて知った存在ですが、伝統的な萩焼の世界にこういった斬新な表現が現れたことは本当に素晴らしいことだと思います。
 「海のエジプト展」は先月拝見した「トリノ・エジプト展」とともに、巨大なスケールを堪能させてもらいました。
 「文化の力」はこちらも地方美術館がアメリカ絵画にマトを絞ることによって、美術館の顔を作り上げた素晴らしい成果を示してくれた展示でした。近年は予算不足で苦しんでいるようですが、なんとか踏ん張って欲しいところです。
 10月は素晴らしい展示が目白押しです。なんとか主力どころは見逃さないようにしたいですね。
 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で、かってな評点です。

 では、一覧というほどない一覧です。

 展覧会
◇「江戸の幟旗 庶民の願い・絵師の技」(松濤美術館)
◇「ベルギー幻想美術館クノップフからデルヴォー、マグリットまで」(ザ・ミュージアム)
◇「鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人」(東京オペラシティ)
△「開館10周年記念 響きあう庭」+「projectN38 山下美幸」(東京オペラシティ)
◇「十二代三輪休雪展」(日本橋三越)
△「ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」(東京都庭園美術館)
△「線の迷宮〈ラビリンス〉・番外編」(目黒区美術館)
◇「海のエジプト展」(パシフィコ横浜)
◇「開館25周年記念 文化の力-福島と近代美術」(福島県立美術館)

 映画
 なし

 コンサート
 なし
# by daisenhougen | 2009-10-01 06:54 | 鑑賞記録(まとめ) | Trackback | Comments(0)
CD「ayaka's History 2006-2009」を買う
 CD「ayaka's History 2006-2009」を買った。
 病気治療に専念するために、無期限の活動休止を発表した絢香のベスト版です。
 デビューから3年7ヶ月の集大成とのことです。
 ディスク1はシングルA面集成、ディスク2はシングルB面やアルバムからのセレクション、DVDはミュージック・ビデオやインタビュー等の映像が納められています。
 若き歌姫、絢香。
 活動期間は短くても、充実していたことがわかるアルバムです。
 わたしにとって彼女のアルバムを買うのはは初めてですので、しばらく愉しませてもらいます。
 収録曲を写しておきます。
 Disc-1
  1. Ibelive
  2. melody
  3. Realvoice
  4. 三日月
  5. WINDINGROAD
  6. Jewelry day
  7. CLAP&LOVE
  8. Why
  9. Fortoday
 10. 手をつなごう
 11. 愛を歌おう
 12. おかえり
 13. あなたと
 14. 夢を味方に
 15. 恋焦がれて見た夢
 16. みんな空の下

 Disc-2
  1. 夢のカケラ
  2. ブルーデイズ
  3. Sky
  4. Peace loving people
  5. POWER OF MUSIC
  6. 今夜も星に抱かれて・・・
  7. グンナイベイビー
  8. Start to 0
  9. 君がいるから
 10. ありがとう。
 11. みんな空の下※Bonus Track

 Disc-3:DVD
  1.I believe
  2.melody
  3.Real voice
  4.三日月
  5.WINDING ROAD (絢香×コブクロ)
  6.Jewelry day
  7.CLAP & LOVE
  8.Why
  9.For today
 10.手をつなごう
 11.おかえり
 12.あなたと(絢香×コブクロ)
 13.夢を味方に
 14.みんな空の下
 ほか
# by daisenhougen | 2009-09-30 06:33 | CD・DVD・ビデオ | Trackback | Comments(0)
「江戸の幟旗 庶民の願い・絵師の技」を見る
 昨日(09月04日)「松濤美術館」で展覧会「江戸の幟旗 庶民の願い・絵師の技」を見た。
 いやぁー凄い展示です。
 わたしにとって江戸時代の幟旗(のぼりばた)なんて、まったくもって初めて見る展示です
 こんなに迫力があるなんて。
 特に地階の高い天井のスペースにズラリの並んだ幟旗は壮観そのものでした。
 「端午の節句や神社の祭りなどで、飾りとして立てられた幟旗は、浮世絵や絵馬などと並んで、江戸時代の庶民的な絵画の代表格でした。江戸時代の庶民にとって、村の鎮守の祭りに立派な幟旗を揚げることは大きな誇りであったため、幟旗には勇壮な武者などを主題とする豪華な絵が描かれ、有名な書家に頼んだ立派な書が染め出されました。人々の素朴な願いの結晶である幟旗は、江戸庶民文化の豊かさを表すものでもありました。
本展は近世の幟旗の豊かな世界を再現し、これまで本格的な絵画史研究の対象となりづらかった幟旗の絵画表現の質の高さを見直そうとするものです」とのことです。

 2階の展示コーナーはさすがに小ぶりの作品達でしたが、こちらは製作過程の展示や関連浮世絵まで展示してあり、幟旗を理解するには親切そのものでした。
 でもやっぱり心残りなので、もう一度地階の大ぶりな展示を再見してしまいました。
 北村勝史、鈴木忠男、林直輝という3人のコレクターが収集したもののようですが、江戸時代の庶民文化に新たな広がりが発見できた気がします。
# by daisenhougen | 2009-09-05 07:15 | 鑑賞記-展覧会 | Trackback | Comments(1)
ブログ投稿2,000件
 この投稿でブログ投稿2,000件になった。
 2005年3月11日の開設以来、4年半かかったことになります。
 2007年7月29日にアップ件数が1,000回件でしたから(その時はこちら)、それよりはペースアップしているようです。
 1001回からの月別のアップ件数を写しておきます。
 2007年07月(30日~) 3件、2007年08月 38件、2007年09月 39件、2007年10月 40件、2007年11月 46件、2007年12月 54件、
 2008年01月 48件、2008年02月 42件、2008年03月 67件、2008年04月 41件、2008年05月 49件、2008年06月 36件、2008年07月 47件、2008年08月 31件、2008年09月 43件、2008年10月 56件、2008年11月 47件、2008年12月 49件、
 2009年01月 37件、2009年02月 38件、2009年03月 57件、 2009年04月 47件、2009年05月 28件、2009年06月 4件、2009年07月 2件、 2009年08月 4件、2009年09月(04日まで)7件。

 それにしても最近6月から8月の低調さが目立ってしまいますね。キチンとペースを守っていれば6月には2000件達成だったんですね。
 なんとか9月からは従来のペース(毎日1件以上)に戻そうと思ってます。
 
 ちなみに2,000件目もいまだ単身赴任中でした・・・。
# by daisenhougen | 2009-09-04 07:49 | その他 | Trackback | Comments(0)
「週刊 国宝の美03 建築1 平安時代の阿弥陀堂建築」を読む
 「週刊 国宝の美03 建築1 平安時代の阿弥陀堂建築」を読んだ。
 第3号は建築です。
 平安時代の阿弥陀堂の代表として平等院鳳凰堂、中尊寺金色堂、浄瑠璃寺本堂が特集されていました。
 さすがに創刊のはじめの方の号は極めつきの作品(建物)がそろい踏みですね。
未来の国宝候補に取り上げられている、宮城県最古の木造建築「高蔵寺阿弥陀堂」はぜひ訪れてみたいですね。
 目次:特集平等院鳳凰堂、極楽浄土の世界が鳳凰堂にどう表されたか(溝口正人)、国宝を深く知る「浄土庭園」に込められた意味(仲 隆裕)、中尊寺金色堂、光かがやく堂は墓廟とすべく建立された(溝口正人)、国宝にまつわる人々奥州藤原氏(藤原清衡・基衡・秀衡・泰衡)、北方の地に根差したアイデンティティー(斉藤利男)、浄瑠璃寺本堂(九体寺本堂)、阿弥陀仏を九体ならべたのはなぜか(溝口正人)、国宝探訪個人の祈りの場としての阿弥陀堂、国宝の見方[建築1]阿弥陀堂の構造と変遷(溝口正人)、もっと見たい国宝ギャラリー(富貴寺大堂/鶴林寺太子堂/願成寺阿弥陀堂(白水阿弥陀堂)/法界寺阿弥陀堂/金蓮寺弥陀堂/大宝寺本堂)、国宝を見にゆく(平等院/中尊寺/浄瑠璃寺)、21世紀の新国宝(3)(青井阿蘇神社ほか)、私のイチオシ! 未来の国宝高蔵寺阿弥陀堂(溝口正人)、私と国宝(3) (平山郁夫)。
 朝日新聞出版、2009年09月06日発行、580円、A4変形版、40頁。
# by daisenhougen | 2009-09-04 07:47 | 読書-詩歌小説評論他 | Trackback | Comments(0)
「週刊 国宝の美02 絵画1 江戸時代の絵画」を読む
 「週刊 国宝の美02 絵画1 江戸時代の絵画」を読んだ。
 第2号は江戸絵画です。
 風神雷神図、紅白梅図、雪松図を江戸絵画の極めつきとして特集していました。
 特別付録として「国宝所蔵先別 地図」が付いていました。個人蔵を除く全国宝の所在別一覧です。こちらは結構重宝しそうです。
 目次:特集俵屋宗達風神雷神図、謎に満ちた風神雷神図と宗達(安村敏信)、国宝を深く知る 現代に息づく琳派デザイン(安村敏信)、尾形光琳紅白梅図、光琳が仕掛けた巧妙な罠(安村敏信)、国宝にまつわる人々尾形乾山、光琳の弟に生まれて(安村敏信)、円山応挙雪松図、応挙が創出した究極の写生(安村敏信)、国宝を深く知る幽霊図の元祖としての応挙(安村敏信)、国宝の見方[絵画1]琳派 私淑の系譜(安村敏信)、もっと見たい国宝ギャラリー(浦上玉堂 凍雲篩雪図/池大雅 山水人物図、楼閣山水図/池大雅 十便図、与謝蕪村 十宜図/渡辺崋山 鷹見泉石像)、国宝探訪年表で見る江戸絵画の世界、国宝を見にゆく(建仁寺/MOA美術館/三井記念美術館)、21世紀の新国宝(2)(齊年寺 雪舟・慧可断臂図ほか)、私のイチオシ! 未来の国宝白隠 達磨像(安村敏信)、私と国宝(2)(平山郁夫)。
 朝日新聞出版、2009年08月30日発行、580円、A4変形版、40頁。
# by daisenhougen | 2009-09-04 07:45 | 読書-詩歌小説評論他 | Trackback(1) | Comments(0)
「週刊 国宝の美01 彫刻1 天平の脱活乾漆像」を読む
 「週刊 国宝の美01 彫刻1 天平の脱活乾漆像」を読んだ。
 またまた週間本に手を出してしまいました。
 現在、「週刊 西洋絵画の巨匠」と「週刊 世界の美術館」の2シリーズを買い続けています。なんとか西洋絵画シリーズは追いつきそうですが、美術館シリーズは積み上がるばかりです。
 そんな中で3シリーズの併走はきついなんて思って躊躇していましたが、結局は手を出してしまいました。
 このシリーズは国宝を網羅的に紹介するのではなさそうです。
 50号の制約の中で人気のありそうな国宝を選んで紹介するようで、21世紀になって新たに指定された国宝は全部紹介するとのことです。
 さて創刊号は阿修羅像、不空羂索観音立像、梵天・帝釈天立像の天平仏像のそろい踏みでした。 美しい写真とコンパクトな解説は短い時間で愉しむには充分でした。
 わたしとしては、未来の国宝が注目記事のような気がしました。
 創刊号特別付録として「国宝鑑賞の手引」が付いていました。
 目次:刊行のことば(山本勉)、特集興福寺阿修羅像(八部衆立像)、天平の精神が凝縮された阿修羅の美(稲本泰生)、八部衆、古代の人々は阿修羅の眼差しに何を見たか(稲本泰生)、国宝にまつわる人々光明皇后 西金堂の諸像にこめた母への思い(稲本泰生)、東大寺法華堂不空羂索観音立像、脱活乾漆像の頂点に立つ大作(川瀬由照)、国宝を深く知る法華堂の成り立ちを探る(高橋照彦)、東大寺法華堂梵天・帝釈天立像、古代インドの最高神に由来する像容(稲本泰生)、国宝探訪天平彫刻 三つの技法、彫刻の技法脱活乾漆造り、国宝の見方[彫刻1]仏像、四つの世界(田中夕子)、もっと見たい国宝ギャラリー(興福寺十大弟子立像/東大寺法華堂 四天王立像、金剛力士立像)、国宝を見にゆく(興福寺国宝館/東大寺法華堂)、21世紀の新国宝(1)(中尊寺堂内諸像及天蓋ほか)、私のイチオシ! 未来の国宝東大寺伎楽面(稲本泰生)、私と国宝(1)(平山郁夫)。
 朝日新聞出版、2009年08月23日発行、400円、A4変形版、48頁。
# by daisenhougen | 2009-09-04 07:44 | 読書-詩歌小説評論他 | Trackback | Comments(0)
藤生京子「吉本隆明のDNA」を読む
 藤生京子「吉本隆明のDNA」を読んだ。
 吉本さんについて論じた本としては、6月に鹿島茂さんの「吉本隆明1968」を読んだばかりです。この本が素晴らしかったので、ついつい関連本としてこちらにも手を伸ばしてみました。
 こちらの著作は新聞記者の藤生京子さんが6名の著名人にインタビューして、その内容を著名人の仕事と絡ませてまとめましたといった作りです。
 その著名人は姜尚中、上野千鶴子、宮台真司、茂木健一郎、中沢新一、糸井重里の各氏です。
 現在の吉本さんにかなり距離をおいている人から、積極的にその影響を語る人までかなりバラエティにとんだ人選です。
 なにか有名人だったら誰でもよかったのではと疑ってしまいました・・・。
 吉本隆明のDNAなんて名前倒れでしたね。
 更には著者自身が吉本さんにまったく思い入れがないようですから、読んでいて熱さがまったく伝わってきませんでした。
 お仕事でせっせと吉本さんを勉強したので、器用にまとめてみましたといったところでしょうかね。
 中沢新一さんが吉本隆明論を執筆中というのを知ったことが唯一の収穫だったかもしれません。
 著者の藤生京子(1965年-)さんは朝日新聞社の記者とのことです。
 目次:まえがき、姜尚中「世界の本質をつかむ、根っからの詩人」、上野千鶴子「空前絶後。根底的にものを考える人」、宮台真司「実存主義者の倫理」、茂木健一郎「どきっとするような本質」、中沢新一「最も強力な、日本語をもちいて思考した人」、糸井重里「態度への共感」、吉本隆明略年譜、あとがき。
 朝日新聞出版、2009年07月30日第1刷、1,995円、四六版、299頁。
# by daisenhougen | 2009-09-03 07:58 | 読書-詩歌小説評論他 | Trackback | Comments(0)
2009年08月読書記録
 2009年08月の読書記録です。
 8月に読んだ本は13冊でした。
 その内、新書が8冊ですから、かなり新書の比率が高かったですね。もちろん内容の濃い新書が多かったのも確かでした。
 まず中公新書の2冊。
 小田部さんの皇室ものと加藤さんの戦争終結をめぐる2冊は厚さも内容も新書とを超えるレベルでした。
 講談社現代新書の2冊も充実していました。
 佐々木さんの80年代以降の現代日本の思想トレンドの分析は出色の出来でしたし、福岡さんの分子生物学についての続編もさすがに素晴らしかったです。
 「ことばのために」のシリーズもようやく完結となりました。だいぶ時間がかかったシリーズでしたが無事完了です。高橋源一郎さんのが一番とんがってましたね。
 週間本「週刊 西洋絵画の巨匠」シリーズは14冊やっつけたので、まもなく追いつけそうです。 図録は5冊でした。
一覧には載せませんが、雑誌は「ブルータス」の8月1日号と8月17日号を眺めました。「日本再発見の旅と本」、「浮世絵に聞け!」と両号とも充実していました。
 「文藝春秋2009年09月号」は恒例の芥川賞の発表でした今回は磯崎憲一郎さんの「終の住処」でした。商社のサラリーマン作家の誕生と話題の作品でした。
 
 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
 週刊本及び図録には評価は原則付けません。
 では、一覧リスト。

 書籍
△傳田光洋「賢い皮膚─思考する最大の〈臓器〉」(ちくま新書)
△四方田犬彦「音楽のアマチュア」(朝日新聞)
◇小田部雄次「皇族―天皇家の近現代史」(中公新書)
△穂村弘「にょにょっ記」(文藝春秋)
◇佐々木敦「ニッポンの思想」(講談社現代新書)
△瀬戸口明久「害虫の誕生 虫からみた日本史」(ちくま新書)
△秋山聰「聖遺物崇敬の心性史 西洋中世の聖性と造形」(講談社選書メチエ)
△堤清二・三浦展「無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉」(中公新書)
◇福岡伸一「世界は分けてもわからない」(講談社現代新書)
◇荒川洋二ほか「ことばの見本帖(ことばのために別冊)」(岩波書店)
△渡部泰明「和歌とは何か」(岩波新書)
◇加藤聖文「「大日本帝国」崩壊」(中公新書)
△富岡多惠子「隠者はめぐる」(岩波書店)

 週刊本
-「週刊 西洋絵画の巨匠 14号 ミュシャ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 15号 モディリアーニ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 16号 マティス」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 17号 マネ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 18号 クリムト」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 19号 ラファエロ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 20号 ロートレック」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 21号 ムンク」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 22号 ブリューゲル」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 23号 スーラ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 24号 ミレイ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 25号 ミケランジェロ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 26号 モリゾ」
-「週刊 西洋絵画の巨匠 27号 コロー」

 図録
-「図録 トリノ・エジプト展」を読んだ。
-「図録 かたちは、うつる-国立西洋美術館所蔵版画展」
-「図録 没後40年 レオナール・フジタ展」を読む
-「図録 レオナール・フジタ展 よみがえる幻の壁画たち」を読む
-「図録 ゆらめく日常 アートの交差展」を読む
# by daisenhougen | 2009-09-02 07:50 | 読書記録(まとめ) | Trackback(3) | Comments(0)
2009年08月鑑賞記録
 2009年08月の鑑賞記録です。
 8月も結局は4日間更新しただけで、その後はずーっと更新をサボってしまいました。ブログを書き続けることに飽きてしまったんでしょうか・・・。4年以上も続いたブログですので、なんとか態勢を立て直したいですね。
 まぁ、とりあえずは8月のまとめだけでもアップしておきます。
 8月もエンタメ出動は展覧会は7つだけという低調さが継続中です。
 でも拝見した展示はいずれも選りすぐりでした。
 トリノからはるばる運ばれてきたエジプトの石像は素晴らしかったですし、なんとギリシャからの里帰りの浮世絵も良かったです。
 道教関連のお宝の展示も充実していました。本番とも言うべき「大阪市立美術館」にも訪ねたくなってしまいましたね。
 みちのく郡山の地でひっそりと開催されていた現代アートの競演も愉しむことができました。地方美術館もあなどれませんね。
 でも8月の最大の目玉はなんといっても「ゴーギャン展」でした。
 大作≪我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか≫を日本で拝見できただけでも満足でした。
 そして、それ以外もけっこう多くの作品が展示されていて、ゴーギャンの全貌をうかがうことができる展示でした。満足度はかなり高い展示でした。

 9月にはなんとかもう少し多くの展示を見たいですね。

 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で、かってな評点です。
 一覧というほどない一覧です。

 展覧会
◇「トリノ・エジプト展-イタリアが愛した美の遺産」(東京都美術館)
◇「ゆらめく日常 アートの交差展」(郡山市立美術館)
△「中国の陶俑―漢の加彩と唐三彩―」(出光美術館)
◇「特別展 道教の美術」(三井記念美術館)
◎「ゴーギャン展」(東京国立近代美術館)
△「寝るひと・立つひと・もたれるひと」(東京国立近代美術館)
◇「写楽 幻の肉筆画」(江戸東京博物館)

 映画
 なし

 コンサート
 なし
# by daisenhougen | 2009-09-01 07:06 | 鑑賞記録(まとめ) | Trackback | Comments(0)
小田部雄次「皇族」を読む
 小田部雄次「皇族―天皇家の近現代史」を読んだ。
 明治以降の近現代史には歴代の天皇は欠かせない存在です。
 ですから、この時代を扱った歴史書を読めば、それぞれの天皇の行動の記述や考え方の考察が必ずと言っていいほど含まれています。
 でも、その天皇をとりまく最も近しい存在である「皇族」については、天皇の行動に直接関係すること以外はあまり触れられていませんね。
 この著作はその「皇族」を正面から扱ってくれています。
 新書といいながら500頁に迫らんとする大著です。
 近世皇族として伏見宮系皇族が何百年も前に別れた系統の末裔であることから始まり、それぞれの皇族の成立から廃絶までのドラマを網羅的に扱っています。
 詳細な系統図から婚姻関係、更には外遊の記録や皇族の金銭状況まで記述されています。
 まさしく皇族について知ろうと思ったら、この著作にあたれば糸口ぐらいは見つかりますといった作りになってます。
 血脈を唯一のよりどころとする天皇制がいかに脆弱な基盤の上に立っているか、そしてその血脈を維持するためにその範囲を含めて時代毎に多くの軌道修正をしてきたことが良くわかりました。
 著者の小田部雄次(1952年-)さんは日本近現代史専攻で静岡福祉大学教授。
 目次:はじめに、序章 十一宮家の皇籍離脱-伏見宮系皇族の解体、第一章 近代皇族の誕生、第二章 法制化される皇族-男系・傍系・配偶者、第三章 謳歌と翳り-近代国家の成立期、第四章 昭和天皇の登場-軍国主義の跫音、第五章 戦争の時代、第六章 皇籍離脱と新憲法、第七章 天皇・皇族の戦後、終章 これからの皇族、あとがき、主要参考文献。
 中央公論新社(中公新書)、2009年06月25日発行、1,029円、新書版、472頁。
# by daisenhougen | 2009-08-04 06:33 | 読書-詩歌小説評論他 | Trackback(2) | Comments(0)
四方田犬彦「音楽のアマチュア」を読む
 四方田犬彦「音楽のアマチュア」を読んだ。
 四方田さんの守備範囲の広さにはいつも驚かされているのですが、今度はなんと音楽にまで触手を伸ばしてきましたね。
 2005年11月から2009年03月まで「一冊の本」に連載されたとのことで、abc順に39項目が取り上げられています。
 取り上げられているのは、クラシックはもちろん、ジャズ、ロック、民族音楽、そして現代音楽と何でもござれといったとこです。
 そしてその音楽愛好の起源たるや、かなりの部分が高校時代というんだから、四方田さんの早熟ぶりは凄いですね(もちろん膨大な読書や映画も同時にこなしているようですしね)。
 アマチュアなどと謙遜した位置を強調していますが、実際はかなりヘビーな論述が展開されています。音楽論といっても思想的な味付けがキーとなっています。このあたりはやっぱり四方田さんらしいですね。
 これだけ幅広い音楽を取り上げてはいるのですが、不思議にこの音楽を聴いてみたいという気にはなりませんでした。このあたりがアマチュアなんでしょうか・・・。

 目次:音楽の希有について、アリ・アクバル・ハーン、「アリラン」、アルバート・アイラー、ヨハン・セバスティアン・バッハ、ビートルズ、ジェフ・ベック、バルトーク・ベーラ、ジョルジ・ベン、ルチアーノ・ベリオ、ジョン・ケージ、ジョン・コルトレーン、キューバ、マイルス・ディヴィス、ボブ・ディラン、クツィ・エルゲネ、モートン・フェルドマン、ブリジット・フォンテーヌ、ガムラン、フィリップ・グラス、グレン・グールド、ジミ・ヘンドリックス、ロバート・ジョンソン、ウム・クルスーム、カラオケと替え歌、河内音頭、オリヴィエ・メシアン、モロッコ、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ザ・ピーナッツ、ローリング・ストーンズ、ロマ、ニーノ・ロータ、アーノルド・シェーンベルク、高橋悠治、ジョゼッペ・ヴェルディ、リヒャルト・ワーグナー、ヤニス・クセナキス、フランク・ザッパ。
 朝日新聞、2009年07月30日第1刷、2,415円、四六版、376頁。
# by daisenhougen | 2009-08-03 07:13 | 読書-詩歌小説評論他 | Trackback(1) | Comments(0)
傳田光洋「賢い皮膚」を読む
 傳田光洋「賢い皮膚─思考する最大の〈臓器〉」を読んだ。
 現代科学の最前線を生き生きと伝えてくれる素晴らしい著作に出会えました。
 しかもなんと皮膚学の最前線です。
 皮膚は全て合わせると3kgにもなり、肝臓や脳よりも大きな最大の臓器であるといった事から始まり、皮膚は脳と同じ機能を持っているといった最新の研究成果までが開陳されています。
 かなり専門的な記述が続きますが、ところどころに化粧会社の研究員ならではのおもしろトピックもはさんであるので、わたしみたいな文系人間にも読み通すことができました。
 科学者の探求プロセスも生き生きと伝えてくれてますし、皮膚に関する蘊蓄も仕込むことができた愉しい読書でした。

 著者の傳田光洋(1960年-)さんは分子工学専攻で資生堂研究所主任研究員とのことです。
 目次:はじめに、第1章 皮膚の様々な様相、第2章 表皮と角層、第3章 皮膚は自律している、第4章 皮膚が感じる、第5章 身体と皮膚、第6章 情報処理システム、あとがき、参考文献。
 筑摩書房(ちくま新書)、2009年07月10日第1刷、756円、新書版、213頁。
# by daisenhougen | 2009-08-02 07:42 | 読書-詩歌小説評論他 | Trackback | Comments(0)
CD「Chet Baker In Tokyo」を買う
 CD「Chet Baker In Tokyo」を買った。
 わたくしのジャズに対しする経験は極めて貧弱です。
 一時期、マイルス・デイビスのトランペットやキース・ジャレットのピアノ・ソロに熱中した事はあります。でも、ジャズ全般に入れ込んだということはありませんでした。
 そんな程度のジャズ享受者ですから、チェット・ベイカー(1929年-1988年)についてはほとんど無関心で通り過ぎてきました(幾つかの演奏は聴いたかもしれませんといった程度ですね)。
 先月読んだ辺見庸さんの「美と破局 (辺見庸コレクション3)」の中で、辺見さんがあれほど熱く語ってるんですから、辺見ファンとしては聴いてみないわけにはいけません。
 さて、はじめて買ったチェット・ベイカーのCDは辺見さんも言及していたように、死の前年、1987年の来日公演のライブ録音です(6月14日の昭和女子大学人見記念講堂での録音とのこと)。
 演奏メンバーはChet Baker(Trumpet&Vocals)、Harold Danko(Piano)、Hein Van De Geyn(Bass)、John Engels(Drums)とのことです。
 いやー懐かしいですね。遙か昔のジャズが熱かった頃を思い出してしまいました。
 多分1987年といえばジャズは時代の最先端の音楽ではなくなっていたような頃だと思うのですが、まだまだ残り香ぐらいは感じられますね。 
 なにはともあれ「My Funny Valentine」なんて聴いていると、遙か若き日が甦ってきました。

 Disk1
 1. Stella by Starlight
 2. For Minors Only
 3. Almost Blue
 4. Portrait in Black and White
 5. My Funny Valentine

 Disk2
 1. Four
 2. Arborway
 3. I'm a Fool to Want You
 4. Seven Steps to Heaven
 5. For All We Know
 6. Broken Wing
# by daisenhougen | 2009-08-01 07:39 | CD・DVD・ビデオ | Trackback | Comments(0)
2009年07月読書記録
 2009年07月の読書記録です。
 7月は11冊と読み終えた本もだいぶ減ってしまいました。どうもいろんな面で気力が低下している気もします。
 こちらも8月には立て直ししたいですね。
 でも、まぁ、読み終えた本の数は減ってはいても、素晴らしい本に出会えたのも確かです。
 まず今月のベストワンは川崎健さんの「イワシと気候変動」です。
 これぞ学者恐るべしといった本でした。漁獲量の減少は乱獲によるものではなく、数十年スケールで変動する「レジューム・シフト」によるとい、うまさしく目から鱗といった刺激に満ちた著作でした。
 その他にも最近刊行が相次いでいる辺見庸さんの著作、文庫化された半藤一利さんの「昭和史」2巻、岡田暁生さんの音楽論、田近英一さんの地球環境史と読み応えのある著作に出会えました。
 今月は、2シリーズを買い続けているのに積ん読状態になっている「週間本」にも手を付けることができました。まずは「週刊 西洋絵画の巨匠」を9月までに追いつくことを目標にしておきます。
 図録は5冊ほど目を通すことができました。

 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。読んだときのコメントはブログの該当投稿を参照してください。
 週刊本及び図録には評価は原則付けません。
 では、一覧リスト。

 書籍
△石澤良昭「東南アジア 多文明社会の発見(興亡の世界史11)」(講談社)
◇辺見庸「美と破局 (辺見庸コレクション3)」(毎日新聞社)
◇半藤一利「昭和史 1926-1945」(平凡社ライブラリー)
△速水豊「シュルレアリスム絵画と日本」(NHKブックス)、
△クリーゲスコルテ「ジュゼッペ・アルチンボルド1527-1593」(タッシェン)
◇半藤一利「昭和史 〈戦後篇〉 1945-1989」(平凡社ライブラリー)
◇岡田暁生「音楽の聴き方 聴く型と趣味を語る言葉」(中公新書)
△鶴見俊輔「不逞老人」(河出書房新社)
△片岡義男「ピーナツ・バターで始める朝」(東京書籍)
◇田近英一「地球環境46億年の大変動史」(化学同人)
◎川崎健「イワシと気候変動―漁業の未来を考える」(岩波新書)

 週刊本
-「週刊 西洋絵画の巨匠 5号 レオナルド・ダ・ヴィンチ」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 6号 シャガール」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 7号 ドガ」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 8号 レンブラント」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 9号 ピカソ」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 10号 ゴーギャン」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 11号 セザンヌ」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 12号 ボッティチェリ」(小学館)
-「週刊 西洋絵画の巨匠 13号 ミレー」(小学館)

 図録
-「図録 没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて」(日本経済新聞社)
-「図録 芳年-「風俗三十二相」と「月百姿」-」(太田記念美術館)
-「図録 古代カルタゴとローマ展」(東映)
-「図録 奇想の王国 だまし絵展」(中日新聞社)
-「図録 ネオテニー・ジャパン-高橋コレクション」(美術出版社)
# by daisenhougen | 2009-07-31 07:16 | 読書記録(まとめ) | Trackback(2) | Comments(1)
2009年07月展覧会記録
 ほぼ2ヶ月間アップするのをサボってしまいました。
 切っ掛けはパソコンの調子が悪くなり、ネット接続ができない状態に陥ったことです。
 でも復旧した後も、仕事やなんやかやにかこつけて、長い空白状態を作ってしまいました。
 この間のエンタメ出動が低調そのものだったことも、ブログをアップする気力が弱まった原因かもしれません。
 まぁ、言い訳はこのぐらいにしておきます。
 この間も日々の備忘録としては書いてはいたので、今回、2ヶ月間の記録のまとめ部分だけは一緒にアップしておきます。
 どこかまとめて時間が取れたときに、空白分はまとめてアップすることにします。

 なにはともあれ2009年07月の鑑賞記録です。

 7月も展覧会は5つ、映画が1本と低調な状態は継続中です。ここ3ヶ月は連続して近年にない低迷状態です。
 展覧会はたった一日しか出動できず、3カ所の美術館を回っただけでした。
 でも、さすがに上野に集う日本の代表的な美術館だけあって、いずれも充実していました。
 藝大美術館のコレクションの素晴らしさにうっとりさせられましたし、西美の版画コレクションとようやくフルオープンとなった常設展示の素晴らしさも堪能できました。もちろん東博の2つの企画展も充実していました。
 映画も西川美和監督だけあって素晴らしい出来映えでした。見逃さずに済んだことを感謝しておきましょう。
 なんとか8月からは正常に戻したいですね。なんせ必見の展覧会が目白押しですもんね。

 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で、かってな評点です。
 それでは一覧です(一覧というほどないですね・・・・)。

 展覧会
◇「コレクションの誕生、成長、変容―藝大美術館所蔵品選―」(東京藝術大学大学美術館)
△「日本藝術院所蔵作品展」(東京藝術大学大学美術館)
◇「かたちは、うつる-国立西洋美術館所蔵版画展」(国立西洋美術館)
△「伊勢神宮と神々の美術」(東京国立博物館)
◇「染付-藍が彩るアジアの器」(東京国立博物館)

 映画
◇「ディア・ドクター」(チネ・ラヴィータ)

 コンサート
 なし
# by daisenhougen | 2009-07-30 06:56 | 鑑賞記録(まとめ) | Trackback | Comments(1)
2009年06月読書記録
 2009年06月の読書記録です。
 6月は17冊読むことができました。良いペースでしたね。
 今月のベストワンはひさびさの長編ということで村上春樹「1Q84」ですね。
 更に今月は素晴らしい本をたくさん出会えました。
 辺見庸「私とマリオ・ジャコメッリ」、岡田温司「キリストの身体」、鹿島茂「吉本隆明1968」といずれも、村上さんの著作にまけない傑作揃いでした。
 その他にも花里孝幸「自然はそんなにヤワじゃない」、横山宏章「中国の異民族支配」など学者恐るべしといった充実した著作でした。
 図録は1冊、週間本は今月もゼロでした。
 7月には一掃したいですね。

 評価は次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
 週刊本及び図録には評価は原則付けません。
 では、一覧リスト。

 書籍
◎村上春樹「1Q84 BOOK1<4月-6月>」(新潮社)
◎村上春樹「1Q84 BOOK2<7月-9月>」(新潮社)
◎辺見庸「私とマリオ・ジャコメッリ」(日本放送出版協会)
△青木美智男「日本文化の原型(全集 日本の歴史 別巻)」(小学館)
◎岡田温司「キリストの身体」(中公新書)
△丸山健二「新・作庭記」(文藝春秋)
△佐藤洋一郎・渡辺紹裕「塩の文明誌」(NHKブックス)
×八幡和郎「本当は恐ろしい江戸時代」(ソフトバンク新書)
△荒川洋治「詩集 実視連星」(思潮社)
△谷川俊太郎「詩集 トロムソコラージュ」(新潮社)
◇花里孝幸「自然はそんなにヤワじゃない」(新潮選書)
△「続 春画 色模様百態」(平凡社)
◎鹿島茂「吉本隆明1968」(平凡社新書)
△南川三治郎「アトリエの巨匠に会いに行く」(朝日新書)
△福田和也「日本の近代(下)」(新潮新書)
△「心をゆさぶる平和へのメッセージ」(ゴマブックス)
◇横山宏章「中国の異民族支配」(集英社新書)

 週刊本
 なし

 図録
-「図録 日本の美と出会う」(毎日放送)
# by daisenhougen | 2009-06-30 06:55 | 読書記録(まとめ) | Trackback | Comments(0)
2009年06月展覧会記録
 2009年06月の鑑賞記録です。
 6月も低調なままです。
 展覧会が7つ、映画が1本のていたらくでした。
 その数少ない中で「奇想の王国 だまし絵展」は素晴らしい展示でした。会期はまだあるので是非とも再訪しなくてはなりませんね。
 細見美術館に出張展示「日本の美と出会う」や岸田劉生展も充実していました。ほとんど再訪に近い展示でしたが「レオナール・フジタ展」も愉しめました。少々ハードルは高かったですが「フランス絵画の19世紀」も充実していました。

 評価基準はいつもと同じで、◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」です。再訪は評価マークはつけません。あくまでも小生の主観で、かってな評点です。
 それでは一覧です。

 展覧会
◇「日本の美と出会う」(日本橋高島屋)
◇「没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて」(損保ジャパン東郷青児美術館)
△「芳年-「風俗三十二相」と「月百姿」-」(太田記念美術館)
◎「奇想の王国 だまし絵展」(Bunkamura ザ・ミュージアム)
△「古代カルタゴとローマ展」(仙台市博物館)
◇「フランス絵画の19世紀」(横浜美術館)
◇「レオナール・フジタ展」(そごう美術館)

 映画
△「ターミネーター4」(ワーナーマイカル・シネマズ)

 コンサート
 なし
# by daisenhougen | 2009-06-29 06:54 | 鑑賞記録(まとめ) | Trackback | Comments(0)
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