「日本画にみる世界遺産の旅」を見る

d0001004_12294212.jpg 一昨日(11月01日)「茨城県立天心記念五浦美術館」で展覧会「日本画にみる世界遺産の旅」を見た。
 世界遺産を描いた日本画作品を集めて展示するといった企画です。
 竹内栖鳳や速水御舟といった日本絵画の歴史的大家の作品から平山郁夫などの現役の有名どころの作品、さらには岩永てるみといった若手までバラエティにとんだ人選になってます。
 最初は日本の世界遺産を描いた作品が並んでいるコーナーです。
 京都・奈良を描いた作品はたくさん並んでいるのですが、それ以外はかなり手薄の感じですし、世界遺産に指定されていても展示されていない地区もありました。
 せっかく世界遺産の旅とうたってるんですから、日本の世界遺産ぐらいはすべての地点の作品を揃えて欲しかったですね。
 作品のできばえで選んだわけでもなさそうですから、なおさらそう思ってしまいますね。

d0001004_12295070.jpg 日本以外の世界遺産のコーナーとなれば、無数にある世界遺産ですから、選択はかなり自由となっています。
 でも、その自由度を活かした選択にはなっていなかった気がします。
 なにか選択基準が恣意的といった印象だけが残りました。
 作品そのものを重視するのか、対象地である世界遺産を重視するのか、の曖昧さが中途半端な印象を残した要因だと思います。
 かなり安易な企画にも思えましたが、現代の観光名所を綺麗な日本画で巡るということで、観客を呼ぶ企画としては成功だったのかもしれません。
 実際に人気があるようで、観光バスまで来ていました。

[PR]
by daisenhougen | 2009-11-03 06:29 | 鑑賞記-展覧会
<< 「トリノ・エジプト展」を見る(再訪) 「ビュフェとアナベール展」を見る >>