「よみがえる浮世絵-うるわしき大正新版画展」を見る

d0001004_9274091.jpg 昨日(2009/11/08)「東京都江戸東京博物館」で展覧会「よみがえる浮世絵-うるわしき大正新版画展」を見た。
 気になっていた展示でしたが、ぐずぐずしている内に会期末。なんとかギリギリ最終日に訪れることができました。
 「新版画とは、江戸時代の浮世絵版画と同様の技法によって制作された、大正から昭和初期にかけて興隆した木版画です。当時、社会の近代化にともない風前の灯だった木版技術を復興し、新たな芸術を生み出そうと版元、版画家、彫師、刷師らが結集し、さまざまな画題の2,000点を超える新版画が作られました。本展では、約250点の作品・資料を展示いたします」とのことです。 展示は第1章 新版画の誕生、第2章 大正新版画と浮世絵、第3章 新版画とモダニズム、第4章 日米の架け橋 ロバート・ムラー 新版画コレクションの形成、第5章 新版画の制作といった区分で、新版画の全貌を知ることができる展示となっていました。
 中心的な作家の橋口五葉、伊東深水、川瀬巴水、吉田博といった人の作品をまとめて拝見することができました。
 明治期のおどろおどろしい感じや刺激的な赤色が薄まってきている上に、大正期ののモダーンな雰囲気が反映されていて、わたくし的には好ましい印象でした。
 中心的な作家以外に、外国人作家も含めた周辺的な作家の作品も展示してあるのも良かったです。
 浮世絵の海外での評価が高まったってきたが、お膝元の日本では浮世絵の制作が途絶えていたことから、その復興には外国人が大きな役割を果たしていたのが良くわかる展示となっていました。
 今回の展示で、「浮世絵」も江戸時代オンリー、広くても明治期までだったのが、昭和初期まで対象期間が延びたことを高らかに宣言したになります。
 まさしこの大正新版画は「浮世絵」の最後の輝きだったのかもしれませんね。

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by daisenhougen | 2009-11-09 06:26 | 鑑賞記-展覧会
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