「特別展 菱田春草」を見る(後期)

d0001004_10582637.jpg 先日(2009/11/08)「明治神宮文化館 宝物展示室」で展覧会「特別展 菱田春草」を見た。
 菱田春草といえば天心門下で横山大観と双璧をなす存在といわれ、いろんな展覧会でも必ず展示されているんですが、その割には、なかなかまとまった展示にはお目にかかれませんでした。
 ところが、ひっそりと思わぬところで開催されていました。
 あんまりひっそりと開催されていたので、前期の展示を見逃してしまったのは残念でした。
 この「明治神宮文化館 宝物展示室」は展示スペースが狭いので、前期と後期で展示作品は全面展示替えでしたので、なおさら悔やまれました。

d0001004_10583951.jpg さて展示ですが、やっぱり後期展示の目玉は明治天皇が手元に置いていたという「雀に鴉」でしょうかね。
 素晴らしい作品ですね。
 ほとんど独占状態で じっくり拝見させてもらいました。
 その他にも大観との共作や組み物の「月四題」なども含めて、展示点数は少ないながら貴重な作品を拝見できました。
 奇を衒うことなく実直に描かれた作品を眺めていると背筋を伸ばして拝見しなければならない気にさせられました。
 若い純粋さと気品の高さを保ったまま亡くなってしまった感じがする存在ですね。このあたりが長寿をまっとうし、聖毒併せ持ちながら名声を得た大観との違いかもしれません。
 もっともっと、いろんな春草さんの作品を見たいですね。
 どこかで回顧展みたいな企画立ててくれないんでしょうかね。

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by daisenhougen | 2009-11-12 06:57 | 鑑賞記-展覧会
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