「柴田是真の漆×絵」を見る

d0001004_13404925.jpg 一昨日(01月10日)「三井記念美術館」で展覧会「柴田是真の漆×絵」を見た。
 昨年から開催されていて気にはなっていたのですが、ようやく拝見することができました。
 わたしにとっては柴田是真さんて誰。といった、まったく未知なる存在でした。
 手始めに宣伝文を写しておきます。 
 「柴田是真(1807~1891)は、幕末から明治期に活躍した漆芸家であり画家です。是真の洒脱なデザインと卓越した技巧は、現在では日本よりも欧米で高く評価されています。
 米国テキサス在住のエドソン夫妻が収集した作品約70点が初めて里帰りする本展では、これらに日本国内の優品を加え、是真芸術の魅力を紹介します」ということです。
 展示会場にはいると、漆による細密な細工が施された漆器がズラリと展示してありました。
 江戸期の職人の粋を集めたような品々が並んでいました。
 言ってみれば漆工職人、あるいは蒔絵師といった存在のようです。
 欧米人が評価してコレクションしたのもわかるような品々ですね。

 でも、わたしにとって興味ひかれたのは、和紙に色漆を用いて絵を描いた「漆絵」の方です。
 はじめて実際の作品を拝見しましたが、けっしてキワモノではなく、しっかり作品として自立していました。
 岩絵の具による日本画でもなく、油絵の洋画でもない新たな領域への果敢な挑戦であったことが良くわかりました。
 明治期の大きな可能性を秘めた一つの試みとして、今後更に評価が高まる気がしました。
 今回の展示は海外の特定コレクター収集作品が中心でしたが(展示の最後のコーナーは日本各地の優品が並んでましたが)、この展示を機会に、日本に収蔵されているいるであろう柴田是真作品を一同に集めた企画が開催されることを期待したいですね。

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by daisenhougen | 2010-01-12 06:40 | 鑑賞記-展覧会
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