「ウィリアム・ケントリッジ 展」を見る

d0001004_13102072.jpg 一昨日(02月14日)「東京国立近代美術館」で展覧会「ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた…」を見た。
 ビデオインスタレーションのハシゴです。
 ても、こちらは束芋さんとは一転して、かなり硬派の作品達です。
 ウィリアム・ケントリッジさんは南アフリカ共和国生まれで、木炭とパステルで描いたドローイングを部分的に描き直しながら、1コマ毎に撮影することによって作る映像作品のようです。
 かなり政治的メッセージが込められた作品達です。
 どちらかといえばかなりハードルが高い作品の気がするのですが、この展覧会は身動きが取れないぐらい多くの人が来てました。「プロジェクションのための9つのドローイング」では貸し出しの音響装置が品切れになってました。
 最初はヘタウマ調で暗いイメージの画面に戸惑ってしまいました。
 でも、じっくりと映し出されているアニメーションに付き合うと、その、味のある線によって描き込まれた映像世界に、段々引きこまれてしまいました。
 結局は、すべての映像作品を見てしまいました。
 「俺は俺ではない、あの馬も俺のではない」にまでたどり着いた頃にはすっかりはまってしまいました。
 どの作品にも多義的なそしてかなり強いメッセージが感じられるんですが、それをうまく受け止める迄には至りませんでした。
 ただ、ずっしりとした重いイメージが消えることなく残る作品群でした。
 もう少し予備知識を仕込んでから見に行くべきだったと後悔しています。
 図録を買ったので、それでケントリッジさんの論文でも読んで、じっくりと作品の意味を考えてみようと思ってます。
 展示期限ギリギリの訪問でしたが、見逃さずにすんだだけでもラッキーだったのかもしれません。

[PR]
by daisenhougen | 2010-02-16 07:09 | 鑑賞記-展覧会
<< 「早川良雄―“顔”と“形状”―... 「束芋展-断面の世代」を見る >>