「江戸の彩-珠玉の浮世絵コレクション-後期」を見る

d0001004_855162.jpg先日(02月14日)「太田記念美術館」で展覧会「江戸の彩-珠玉の浮世絵コレクション-後期」を見た。
 この美術館の所蔵コレクションの一挙公開も後期に入りました。
 なんせ「太田記念美術館開館30周年記念」というだけあって素晴らしい名品揃いです。
 後期も全面展示替えですから見逃すわけにはいけません。
 そういったこともあるんでしょうか、かなり混雑していました。いつものような靴をスリッパに履き替える必要なく入場できました。
 後期ももちろん一階フロアーはすべて肉筆画の展示です。
 素晴らしい名品がこれでもかこれでもかと言ったぐらい並んでました。
 でも、今回の一番の目玉展示は、肉筆展示の一番最後に飾ってあった北斎の娘であるお栄の肉筆画「吉原格子先の図」でしょうね。
 画号は葛飾應為(かつしかおうい)というそうですが、キチンと著名があるお栄の作品は極めて貴重だそうです(キチンとといっても、画中に描かれた3つの提灯に隠し絵的に記入してあるだけですが)。
 以前拝見したシーボルトが持ち帰ったといわれている北斎作品に近い感じがする作品でした。いわゆる北斎の作品とはチョット感じが違います。
 陰影がうまく表現されていて、夜の歓楽地の様子が印象的に表現されていました。
 こういっためずらしい作品に出会えただけでもラッキーでした。
 もちろん他の肉筆画も十分堪能させてもらいました。
 2階と地階まで使って狭いこの美術館の展示スペースを精一杯使って作品が展示してありました。 浮世絵の初期から明治・大正期までを名作で網羅した、まさに歴史をたどることができる素晴らしい作品達でした。
 日本を代表する浮世絵コレクションの一挙公開だけのことはありますね。

[PR]
by daisenhougen | 2010-02-18 06:43 | 鑑賞記-展覧会
<< 「医学と芸術展」を見る 「早川良雄―“顔”と“形状”―... >>