「水浴考」ほか常設展示を見る

 一昨日(03月11日)「東京国立近代美術館」で展覧会「水浴考」ほか常設展示を見た。
 この美術館の常設展示「近代日本の美術」はいつもながら充実しています。
 今回から新企画として「テーマで歩こう」というのが始まっていて、小さなパンフレットも作られていました。今回のテーマは、「庭―作家の小宇宙」で全館を使って庭の描いた作品が散りばめてあるといったことのようです。
 わたし的には土田麦僊「舞妓林泉」、大岩オスカール「ガーデニング(マンハッタン)」に出会えたのが嬉しかったですね。
 それ以外にもいっぱい企画が立てられていました。
 4F特集コーナーは須田国太郎さん特集、F水彩・素描コーナーは「特集 顔を描く」ということで河野通勢さんの自画像をはじめいろんな顔が並んでました。写真コーナーは「特集 ウジェーヌ・アジェ」でした。
 それ以外にも日本画では川合玉堂「行く春」、速水御舟「浅春」、「夜梅」、鏑木清方「三遊亭円朝像」といった名品が心に残りました。
 藤田嗣治の戦争記録画「アッツ島玉砕」に再見できたのも嬉しかったです。
 藤田の最高傑作の一つです。常時展示を実現して欲しいですね。

d0001004_9314134.jpg と、まぁ素晴らしい常設展示の後で「水浴考」です。
 「当館所蔵の51点の作品を通して、水浴図の豊かなバリエーションと今日的な意義を捉え直すことを試みます」とのことです。
 いろんな水浴図が並んでます。
 わたし的には葉口五葉「浴場の女(ゆあみ)」なんてのが良かったですね。
 水浴といっても人間だけでなく坂本繁二郎「水より上る馬」なんてのまでありました。
 そうそうピカソの「ラ・ガループの海水浴場」なんてのも展示してありました。東美にはピカソのこんな大作まで所蔵していたんですね。こちらなんても常設展示しても良い作品と思いますがね。
 この展示のクライマックスは河原温の「浴室」シリーズでしょうね。
 最後のコーナーに一挙展示してありました。
 この作品がまとめて拝見できただけでもラッキーな展示でした。

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by daisenhougen | 2010-03-13 07:30 | 鑑賞記-展覧会
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