「イタリアの印象派 マッキアイオーリ展」を見る

d0001004_9184899.jpg先日(03月13日)「東京都庭園美術館」で展覧会「イタリアの印象派 マッキアイオーリ展」を見た。
 なんとか会期終了ギリギリに間に合いました。気にはなっていた展覧会でしたが、あやうく見逃してしまうところでした。
 かなり混雑していたんで、チョット驚きました。かなりハードルの高い展示と思ってましたが、けっこう人気があったんですね。
 マッキアイオーリ(macchiaioli)なんて始めて聞く言葉なんで、この展覧会の紹介文を写しておきます。
 「19世紀イタリア。リソルジメント(国家統一運動)の熱い機運に呼応して、自由と独立の理想を掲げた反アカデミスムの芸術運動が各地で起こっていました。そのなかのひとつ、1850年から60年頃にかけてトスカーナ地方で興ったのが、マッキアイオーリ(マッキア派の画家たち)です。当時フランスでは印象派の画家たちが自然主義的な新しい表現手法を模索していましたが、自然界の光や色彩、明暗が織りなす関係(=マッキア)を追求した彼らの試みはまさに「イタリアの印象派」そのものでした。本展では、日本初公開の作品を含む60点あまりの絵画と彫刻作品により、風景や日常生活、戦場の兵士たちの姿などを、詩情豊かな画風で描いたマッキアイオーリの活躍をご紹介します」とのことです。

 さて、展示です。
 「第1章 カフェ・ミケランジェロのマッキアイオーリ」、「第2章 マッキア(斑点)とリアリズム」、「第3章 光の画家たち」、「第4章 1870年以後のマッキアイオーリ」、「第5章 トスカーナの自然主義者たち」といったほぼ年代順の展示となっていました。
 でも、まぁ一人も知っている名前がありませんでした。
 まだまだ修行が足りませんね・・・・。
 日本に紹介されるのは30年ぶりだそうですから、チョットは慰めになりますね。
 わたしには、イタリア絵画といえば壮大なスケールの宗教画のイメージしかありませんでしたが、今回展示してあるのはその対極にあるような作品達です。
 描かれているのは、普通の人物や田舎の平凡な風景が中心であります。その対象を色の斑点を使ったり、光のコントラストの中で浮かび上がらせたりして、とらえようとしたということのようです。
 まぁ印象派とも言えないこともないかもしれませんが、チョットまぎらわしい言い方ですね。
 どちらかといえば、南国の強い光に満ちた作品が目立ちました。

 会期が終了直前ということもあるのか、チラシも展示リストもありませんでしたし、その上、混雑の中で細切れ展示室をウロウロしながら鑑賞していると、なかなかマッキア派の像をうまくイメージするには至りませんでした。
 そういう意味ではけっこうハードルの高い展示でしたね。
 ただ、作品としてはかなり親しみやすかいものが多かったので、小難しく考えないで、一点ごとの作品を愉しむことはできました。。
 ファットーリ、シニョリーニ、レーガ、アッパーティといった人の作品がたくさん展示されていましたから、中心的存在なのかもしれません。
 バラエティにとんだ作品がいっぱいでしたが、わたし的にはチラシに使われていたフランチェスコ・ジョーリの「水運びの娘」が一番心に残りました。

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by daisenhougen | 2010-03-18 06:18 | 鑑賞記-展覧会
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