「安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡」を見る

d0001004_1324039.jpg 先日(04月10日)「川崎市市民ミュージアム」で展覧会「安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡」を見た。
 安田靫彦さんの作品は昨年、茨城まで遠征してまとめて拝見したことがあります。
 その時に気品にある作品にすっかりとりこになりました。
 今年再び靫彦さんの作品に出会えるということで出かけてみました。
 案内によると「安田靫彦は、明治から昭和にかけて、歴史画を得意とした近代日本画壇を代表する画家です。市民ミュージアムは、開館以来、安田靫彦の下絵や写生などの画稿類を収集し、500点を超えるコレクションとなりました。(中略)今回の展覧会では、「草薙の剣」や「小鏡子」といった本画20点と、画稿類を一同に展示し、なかなかみることのできない作品完成までの過程をご紹介いたします」とのことです。
 展示は「古画を学ぶ」、「実相をうつす」、「ものから学ぶ」、「人をうつす」、「歴史画の誕生」といった区分となっていました。
 展示のかなりの部分がデッサンや下絵で、いわゆる本画の展示はかなり寂しい印象でした。というよりも、下絵やデッサンの展示がメインで、その引き立て役として本画をいろんなところから借りてきましたといった構成でした。
 まぁ、この美術館のコレクション展示としては当然なのかもわかりませんね。
 本画中心の展示だと、デッサンや下絵は流して見てしまうんですが、今回は丁寧に拝見させてもらいました。
 デッサンや下絵といっても靫彦さんの作品にはかわりありません。靫彦さんの簡潔な中に気品がみなぎる世界を堪能させてもらいました。
 最後にこの美術館の所蔵する数少ない本画の中でも目玉となっている「草薙の剣」で締めくくりでした。

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by daisenhougen | 2010-04-12 07:02 | 鑑賞記-展覧会
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