「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」を見る

d0001004_16192481.jpg 一昨日(07月01日)「東京オペラシティアートギャラリー」で展覧会「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」を見た。
 猪熊弦一郎(1902-1993)さんの作品はいろんな機会に眼にしてきました。なんといったって三越の包装紙は超有名ですよね。
 ただ、まとまって拝見するのは今回がはじめてでした。
 今回の展示は「2007年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館において開催された展覧会の東京展で、同館所蔵の猪熊作品約100点を展示します。まるで絵本の中を歩くように、谷川氏による簡潔で美しい文に導かれ、「顔」「鳥」「猫」「色」「形」といったテーマに沿って猪熊の絵画世界を巡る本展が、絵を描くこと、創ることのよろこびに触れる機会になることでしょう」とのことです。 詩人の谷川俊太郎さんが猪熊弦一郎さんの絵に言葉をつけて構成した絵本「いのくまさん」から生まれた展覧会とのことで、谷川さんの詩「こどものころから えがすきだった いのくまさん。おもしろいえを いっぱいかいた」、「いのくまさんは じぶんで じぶんの かおをかく」、「ほかのひとの かおをかく」、「たくさん たくさん かおをかく」・・・・・と、その言葉にあわせて作品が展示されています。
 ハードルを思いっきり低くし、子供でも猪熊ワールドに引き込んでくれるという仕掛けです。
 そしてその試みは見事に成功していますね。
 具象と抽象を自由に行き来した、猪熊さんの幅広い世界を十分愉しませてもらいました。

 ただ、今回はあくまで谷川俊太郎さんの視点からクローズアップした猪熊弦一郎さんといった側面が強いですから、もっと別の視点から猪熊弦一郎さんに接近していきたいですね。

 ともかくも、今回の展示でわたしには猪熊弦一郎さんが大きな存在に思えてきました。
 マイブームになりそうな予感がしています。

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by daisenhougen | 2010-07-03 06:18 | 鑑賞記-展覧会
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