「オノレ・ドーミエ版画展」を見る

d0001004_1551331.jpg 先日(07月02日)「国立西洋美術館」で展覧会「オノレ・ドーミエ版画展―『カリカチュール』と初期の政治諷刺画―」を見た。
 先月、福島県立美術館の「25年目の贈りもの展」でドーミエの版画が新収蔵品として、けっこうまとまって展示されていました。
 わたしの好みにドンピシャリと、けっこうドーミエさんに興味を覚えて、もう少し知りたいと思っていたら、ちょうどタイミングよくこちらで展示スタートです。ラッキーですね。
 まずは美術館の説明文から。
 「19世紀フランスを代表する諷刺版画家オノレ・ドーミエ(1808-1879)は、その生涯にわたって約4000点のリトグラフ、約1000点の木版画を残しています。本展では、1700点にも及ぶ当館所蔵のドーミエのリトグラフから『カリカチュール』誌に掲載された初期の政治諷刺画に焦点をあて、約40点を紹介します」とのことです。 凄いですねぇ。1700点も所蔵してるんですか。さすが西美。
 でも、もったいないですねぇ。1700点も所蔵していたって、数年に1回40点程度の展示じゃ、100年かかっても展示し切れないじゃないですか。
 モットどんどん公開してくださいよ。
 さて、今回の展示は「第1章 国王陛下の七変化」、「第2章 政治家の本態」、「第3章 自由と平等の希求」といった区分となっていました。
 いずれも毒気たっぷりの風刺のきいた諧謔の世界です。
 ユーモアたっぷりに描かれた作品はどれも笑ってしまいます。静かな美術館でひっそり拝見するのはチョット場違いかもしれません。
 一見すれば意味もなんとなくわかる気もするのですが、おそらく裏に隠された政治的に危ない風刺もかなりあるんではないでしょうか。そのあたりの詳しい解説も欲しかった気がします。
 いずれにしても、ドーミエさんの独特な世界を満喫できる展示でした。

 こちらもカポディモンテ美術館展といっしょに再訪しなくてはなりませんね。

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by daisenhougen | 2010-07-09 06:50 | 鑑賞記-展覧会
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