「偉大なるシルクロードの遺産展」を見る

d0001004_11423195.jpg 昨日(8月12日)「いわき市立美術館」で「偉大なるシルクロードの遺産展」を見た。副題に「オアシス国家の光芒」とあるようにシルクロードの要衝だった中央アジアのオアシス都市に展開した歴史と文化を展示。ウズベキスタンやタジキスタンから大量の文化財を持ち込んだ展示は今回が初めてとのこと。日本各地を巡回展示してきたようです。
 「アレクサンドロス大王の遺産―東西交流のはじまり」「クシャン朝―騎馬民族の興隆と仏教美術の伝播」「シルクロード交易の精華―ソグドとゾロアスター教」「イスラム美術と民族文化」に別れて展示されていて、出品総数は約340点とのことです。
 見ている人もあまりおらず、ゆっくり見ることができました。
 展示の目玉となっている5~8世紀にタジキスタンで出土された「ペンジケント居館跡の壁画(ハープ奏者と戦闘の場面)」は素晴らしいかったですね。この壁画を見るだけでじゅうぶん元が取れました。
 中央アジアにはこんな素晴らしい遺産がゴロゴロしてるんでしょうかね。こういうのを見せられると日本てのは、つくずく辺境の地なんだと思わされてしまいますね。結局われわれは、辺境の地に流れてきたほんのわずかしかない遺産を国宝にしてうやうやしく大事にしてるんでしょうね。
 その他には2~3世紀のウズベキスタンから出土した「菩薩像胸部」も興味惹かれました。ギリシャ風の仏像なんてのがあるんですね。仏像の概念が一挙に変わってしまいますね。
 あまり期待せずに訪ねたのですが、結構充実した展示で楽しましてもらいました。

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by daisenhougen | 2005-08-13 23:42 | 鑑賞記-展覧会
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