「人間国宝 江里佐夜子・截金の世界」を見る

d0001004_1421610.jpg 昨日(9月3日)「泉屋博古館分館」で「人間国宝 江里佐夜子・截金の世界」を見た。 ここを訪れるのは一年ぐらい前に開催された川端龍子の展覧会以来です。ひっそりとしているイメージで訪れたのですが、ごった返すほどの観客にびっくり。まさに中年おばさんパワーに圧倒される。何でこんなに人気あるんでしょうね。
 小生、截金技法の作品をまとめてみるのは初めてでした。截金とは「主に仏像や仏画の装飾に用いられる技法で、極薄い金銀の箔を数枚重ね合わせて厚みを持たせ、竹刀で線や様々な形に截り、器物等の表面に貼って」いく技法だそうです。作者の江里佐夜子さんはこの技法を現代によみがえさせた人だそうです。
 非常に緻密な作品がいろんな形状で表現されていて、ひとつの小宇宙を形作っているようです。まさにこの展覧会の副題「緊迫あやなす彩りとロマン」がぴったりですね。装飾品としては素晴らしいと思います。中年の成金おばさん方が好むのもわかる気がします。
 でも、ずーっと眺めていると、どの作品も同じじゃないかと言った気もしてきますね。まったく毒気がありません。やっぱり芸術ではなく伝統工芸の域は脱していませんね。もちろん作者もそんなことは望んでいないんでしょうしね・・・。

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by daisenhougen | 2005-09-04 23:01 | 鑑賞記-展覧会
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