2012年11月読書記録

 2012年11月読書記録です。
 11月に目を通すことができたのは、書籍や特集雑誌が17冊、図録が14冊でした。
 その中で心に残った本について少々ふれておきます。

 まず小熊英二さんの「社会を変えるには」ですが、新書版とは言いながら、厚さも500ページを超える力作です。衆院選と都知事選のさなかですが、代議制民主主義をとらえなおすには絶好の著作です。
 山口晃さんの「ヘンナ日本美術史」は思いがけない好著です。画家の軽いエッセーと思って手に取ったのですが、日本美術に対する鋭い視点が至る所にちりばめられています。山口晃さん、画家として日本美術の最先端を走ってるだけではないんですね。本当に勉強になりました。
 村上隆さんの「Murakami: Ego」はドバイで開催された展覧会の図録ですが、村上隆さんの最新作がずらりと並んだ様は壮観です。日本に巡回しないのは残念です。図版もワイドに収録されていて、書籍としても永久保存版です。
 その他にも中沢新一「大阪アースダイバー」、国枝昌樹「シリア アサド政権の40年史」、池井昌樹・植田正治「手から、手へ」、黒崎政男「今を生きるための「哲学的思考」、「DAYS JAPAN2012年12月号」などが心に残りました。

 評価は以前と同じく次の通りです。◎は「最高」、◇は「良かった」、△は「まあまあ良かった」、×は「ちょっとねえ」。あくまでも独断の勝手な評価です。
 週刊本及び図録には評価は原則付けません。
 では、一覧リスト。

書籍
◇ノーム・チョムスキー「アメリカを占拠せよ!」(ちくま新書)
◎小熊英二「社会を変えるには」(講談社現代新書)
◇中沢新一「大阪アースダイバー」(講談社)
△中村士「日本の暦と和算」(青春出版新書)
△「BRUTUS(ブルータス)2012年11/15号特集:ブルータスの映画特集 女優」(マガジンハウス)
△「みちのくの仏像(別冊太陽)」(平凡社)
◇国枝昌樹「シリア アサド政権の40年史」(平凡社新書)
△菅直人「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」(幻冬舎新書)
△「ザ・ビートルズ50th Aniversary Special!!」(シンコーミュージック)
△王敏「吉祥ありがた図鑑 幸運をもたらす干支のいわれ」(実業之日本社新書)
◎山口晃「ヘンナ日本美術史」(祥伝社)
◇池井昌樹・植田正治「手から、手へ」(集英社)
△「日経ビジネスアソシエ2012年12月号特集:整理術」(日経BP)
△「PEN(ペン)2012年7/5号 特集:ビートルズが聴こえてくる。」(阪急コミュニケーションズ)
◇黒崎政男「今を生きるための「哲学的思考」(日本実業出版社)
◇「DAYS JAPAN2012年12月号特集:信頼できる甲状腺医はどこにいる?」(デイズ ジャパン)
◎村上隆「Murakami: Ego」(Skira Rizzoli)

週刊本
 なし

図録
―「図録 没後70年 竹内栖鳳 ―京都画壇の画家たち―」(山種美術館)
―「図録 大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」(ニューオータニ美術館)
―「図録 日本の70年代 1968-1982」(埼玉県立近代美術館ほか)
―「図録 篠山紀信展 写真力 PEOPLE by KISHIN」(読売新聞社)
―「図録 近江路の神と仏 名宝展」(三井記念美術館)
―「図録 出雲―聖地の至宝―」(島根県立古代出雲歴史博物館)
―「図録 徳川家康の肖像(すがた)-江戸時代の人々の家康観-」(徳川記念財団)
―「図録 はじまりは国芳-江戸スピリットのゆくえ」(大修館書店)
―「図録 ジェームス・アンソール展」(NHKプロモーション)
―「図録 没後120年 月岡芳年」(太田記念美術館)
―「図録 メトロポリタン美術館展 大地、海、空—4000年の美への旅」(読売新聞社)
―「図録 中国 王朝の至宝」(NHKほか)
―「図録 維新の洋画家 川村清雄」(江戸東京博物館ほか)
―「図録 巨匠たちの英国水彩画展」(朝日新聞)

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by daisenhougen | 2012-11-30 06:48 | 読書記録(まとめ)
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