「奥田元宋回顧展」を見る

d0001004_19225957.jpg 昨日(9月14日)「日本橋 高島屋」で「奥田元宋回顧展-小由女とともに-」を見た。
 奥田元宋(1912-2003)さんの展覧会は2002年の11月に「練馬区立美術館」で卒寿記念の展覧会以来です。その少し後に亡くなったのですね。今回は没後初めての回顧展とのことす。
 初期の作品は日本画で油絵の感触を狙った作品群が並んでました。その後さらに徹底して、筆のタッチも油絵の感じを出そうと荒々しい作品に移行していました。どの作品も今見れば油絵技法の岩絵具による模倣と拡張を目指した試行錯誤の作品にしか見えませんが、その果敢な取り組みはあっぱれですね。
 そして晩年にいたって、ようやく独自のスタイルを確立したように思えます。日本画家がスタイルを確立するのは本当に大変なんですね。そして表現を確立してからは素晴らしい作品群ですね。「紅嶺」をはじめとして、どれも良いですね。
 でも元宋さんがスタイルを確立できたのは、大胆で果敢な試行錯誤にあったんですね。院展のおえらい先生方も、おとなしい作品ばかり書いていないで、少しは見習ってほしいもんですね。
 奥さんの人形も展示してありますが、見るべき作品ではないですね。一緒に展示しないでほしいですね。元宋さんの作品がかわいそうです。


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by daisenhougen | 2005-09-15 19:21 | 鑑賞記-展覧会
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