昨日(9月14日)「日本橋 三越」で「石川九楊の世界展」を見た。
初期から現代までの代表作約200点を一望する展覧会とのことです。 九楊さんの書をめぐる著作は結構読んでいるのですが、最も肝心な書作品の現物を見るのは初めてです。 現物を見た作品の印象は筆による書というよりは、ペン画やエッチングによる細密画といった感じがします。もちろん彼の著作の中で縮小された写真で何度も見ていたのですが、縮小されていることによる印象と思っていたのですが、そうではなかったんですね。 九楊さんが「書は筆蝕の芸術である」と主張しているので、たっぷりとした筆の筆蝕の造形と勝手に思い込んでいました。まったく誤解していました。やっぱり現物を見ないとわかりませんね。本当に不覚でした。 「日本橋 三越」にしては過激な展覧会なので空いていました。おかげでゆっくり見ることができました(オバサンがたにはちょっとハードな展示ですね)。じっくり見ていると、だんだん九楊さんの世界に引き込まれていきました。 どの文字も極端に変容され、拡張されており、ほとんど解読できなくなっています。でも何か強い表現意識が伝わってくるのが感じられます。そして非常に強い構成意識によって作品に緊張感がみなぎっています。素晴らしい作品群ですね。 図録買いましたので、後日眺めてから感想をもう少しアップします。
by daisenhougen
| 2005-09-15 19:25
| 鑑賞記-展覧会
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