「川端龍子展」を見る

d0001004_10165621.jpg 昨日(11月5日)「江戸東京博物館」で「生誕120年 川端龍子展」を見た。
 川端龍子(1885-1966)の「雑誌の挿絵や双六」という当初の生活の糧としていた仕事から、「院展」時代、「青龍社」時代の作品まで代表作約130点を展示とのことです。
 これだけまとまった作品を見るのは初めてです。洋画家から転向し、挿絵画家から出発したなんて経歴もはじめて知りました。
 大作がかなり展示してありましたが、迫力は格別ですね。でも緻密な工芸的な日本画を嫌ったためか、けっこう雑な作りの作品も混ざっていました。
 ただ紺地に金泥で細部まで丹念に描かれた「草の実」のような精密な作品もあるんですね。以前もどこかで見た記憶がありますが、見事な作品ですね。
 でも彼の真骨頂は「逆説・生々流転」のような現実に即した即興的な大作なのかもしれません。
 でも大衆に訴えることを重視したためか、戦争前の作品達は無惨ですね。大観みたいに自然しか描かなければ、こんなに無惨にならずにすんだかもしれませんのに。
 いずれにせよ川端龍子の全貌を知るには良い展覧会でした。

[PR]
by daisenhougen | 2005-11-06 10:20 | 鑑賞記-展覧会
<< 11月歌舞伎公演「通し狂言 絵... 映画「ランド・オブ・プレンティ... >>