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梅田望夫「ウェブ進化論」を読む

 梅田望夫「ウェブ進化論」(ちくま新書)を読んだ。
 目次を写しておきます。序章 ウェブ社会―本当の大変化はこれから始まる、第1章 「革命」であることの真の意味、第2章 グーグル―知の世界を再編成する、第3章 ロングテールとWeb2.0、第4章 ブログと総表現社会、第5章 オープンソース現象とマス・コラボレーション、第6章 ウェブ進化は世代交代によって、終章 脱エスタブリッシュメントへの旅立ち。
 著者の梅田望夫さんは1960生まれでシリコンバレーでコンサルタント会社を経営している人のようです。
 けっこうスリリングな本でした。インターネットが登場してから10年。ネット社会の今をわかりやすく論じた本です。ロングテールとWeb2.0なんて
 グーグルがなぜ新しいかが解っただけでも得した気分ですね。マイクロソフトが古い会社の代名詞に使われるとは凄い本ですね。グーグルが真の意味でのコンピュータ会社であり、たった1台の巨大コンピュータを今も作り続けている、との指摘は目を開かれる思いでした。
 でも、著者のウェブ進化論の未来はちょっと明るすぎる気がします。そこが少々食い足りない気もしますね。

by daisenhougen | 2006-03-05 15:44 | 読書-詩歌小説評論他
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