「手塚雄二ー花月星草展」を見る

d0001004_11232767.jpg 昨日(4月22日)「日本橋高島屋」で「手塚雄二ー花月星草展」を見た。「目黒区美術館」に無料招待券が置いてありました。ということでもちろんタダです。ラッキーです。
 手塚雄二(1953-)さんは39歳の若さで日本美術院同人に推挙された院展系の日本画家です。東京芸術大学の先生でもあり、平山郁夫さんの直系の弟子のようですね。
 約50点ほどの作品が、大作を中心に展示してありました。さすがに院展の旗手だけあり、見事な技法の作品が並んでいました。すみずみまで神経が行き届き、完璧な日本画技法と構図の作品群ですね。ちょっとモダーンで緻密な技法の工芸品って感じですね。おそらく銀行や大会社のロビーや応接室にぴったりでしょうね。
 でも、最近の院展系の画家はどうして食い足りないんでしょうね。現代美術のステージからはおりてしまっているとしか思えません。美術工芸品を作っているんじゃないんだから、もう少し現代に響く(あるいは精神に響く)作品を描いてほしいですね。
 なぜ、現代に於いて日本画で「花月星草」を描き、提示するのかが、さっぱりわかりません。もちろん、需要があるんでしょうが、それじゃ寂しいですね。定家の紅旗征戎非吾事のように時代に超然とするような気迫も感じられませんしね。
 でも、どこかで今の殻を破ってほしいですね。これだけ卓越した技法を持っているんですから、それを駆使して現代美術シーンに参戦すれば、何か面白い気がするんですが(よけいなお世話ですね)。日本画家は総じて長生きですので、これからブレークすることを期待します。

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by daisenhougen | 2006-04-23 11:23 | 鑑賞記-展覧会
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