「吹田文明展」を見る

d0001004_1610172.jpg 昨日(4月30日)「世田谷美術館」で「吹田文明展 華麗なる木版画の世界」を見た。 開館時間の少し前に着いたので、この美術館のある「砧公園」を少し歩いた。多くの家族連れやスポーツの練習する人がいっぱい来ていました。良い天気ですからね。当然桜は終わってしまってましたが、ハナミズキが綺麗に咲いていました。
 さて吹田文明さん(1926-)の作品をまとめて拝見するのははじめてです。吹田さんは小学校の教師からスタートし、1967年にサンパウロ・ビエンナーレで、棟方志功、浜口陽三に続き、日本人で3人目の版画部門の最優秀賞を受賞し、多摩美大の先生となった人のようです。
 展示はまず「創世 ビッグバン(1970年代から1990年代の作品を中心に)」から始まりました。これらの作品を見て、ちょっとビックリしました。木版画ってこんなに自在に表現できるんですね。不自由さを逆手にとって素晴らしい表現を実現していますね。
 その後はほぼ年代順に「小学校図工科教材研究としての出発(1950年代前半の作品を中心に)」「機械と人間 目玉シリーズ(1950年代後半から1960年までの作品を中心に)」「新しい表現の幕開けラワン・メゾチント法の誕生(1960 年後半~1965 年までの作品を中心に)」「サンパウロ・ビエンナーレ受賞作品を中心に」「制作の現場から」「光の彼方へ(1970 年代から近作まで)」といった具合に約200点が展示してありました。
 木版画が浮世絵的表現から大幅に表現の幅を拡大して、自在さを増していくさまがハッキリ解ります。初期の素朴な木版画がこんなに自在になるんですね。素晴らしいもんです。 ついつい図録まで買ってしまいました。眺めてからもう一度感想アップします。

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by daisenhougen | 2006-05-01 16:12 | 鑑賞記-展覧会
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