先日「横浜美術館」で「イサム・ノグチ 世界とつながる彫刻展」を見た。
イサム・ノグチの彫刻展は昨年の「東京都現代美術館」以来です。半年足らずで再びイサム・ノグチに触れることができてラッキーです。 今回は彫刻作品72点が展示してあり、東京都現代美術館より展示作品数も多くて充実していました。この2回の展覧会で小生にもなんとなくイサム・ノグチのイメージが形作られつつある気がします。 展示は「顔」、「神話・民族」、「コミュニティーのために」、「太陽」に分類展示してありました(小生にはちょっと恣意的な気がして、あんまりこの分類には感心しませんでしたが・・・)。いっそのこと年代順のほうがサッパリする気がしますね。 作品としてはやっぱり目玉の「下方に引く力」や「真夜中の太陽」は力がありますね。他にも多様な作品群を堪能させてもらいました。でもちょっとキラーコンテンツは不足している気もしましたね。 さすがに日系の彫刻家だけあって、日本にも多数の作品があるんですね。今後。いろんな処を訪ねる楽しみがありますね(今回の展示では草月会館のコレクションが目立ちました)。 イサム・ノグチは日本を追い求めながらも、日本との一体感を得ることができなかった一生のようですね。最近の小生の関心の的の藤田嗣治とチョット似ている気もしました、イサム・ノグチさんも今後、少し調べてみたいですね。 ところで、この展覧会、ゴールデンウィークの真っ最中でもそんなに混んでいませんでした。チョット寂しい気もしますが、ゆっくり拝見できましたので、個人的には大満足です。 常設展示も一新されていましたね。特にシュルレアリスム美術の系譜としてダリやマグリットなどの展示は興味が引かれました(でも、常設展示自体は幅が広すぎて、ちょっと脈絡がない気もしますね・・・)。
by daisenhougen
| 2006-05-07 21:51
| 鑑賞記-展覧会
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