「藤田嗣治展」を見る(再訪)

d0001004_8581068.jpg 昨日(5月18日)「東京国立近代美術館」で「藤田嗣治展」を見た。やっと再訪できました。会期が21日までですから滑り込み間に合いました。
 雨でなおかつ開館前に到着しましたが、結構混んでいました。今回の展覧会の人気のほどがわかります。平日に時間が取れてよかったです(今度の土日は大混雑必至ですね)。
 平日の朝だけあって、中年のおば様方が圧倒的に多かったです。雨なんて、ものともしないパワーですね。
 入り口付近が特に混んでいたので、やはり今回、再訪の目当ての「戦争画」のコーナーに直行して、じっくり見せてもらいました(一度目の経験をフル活用ですね)。やっぱり圧倒的な迫力ですね。いろんな複雑な感想が浮かびましたが、もっともっと、じっくり考えてみたい課題です。ぜひとも「東京国立近代美術館」は常設展示してほしいですね(絶対、それだけの価値があると思います)。掲載画像は「アッツ島玉砕」です。
 後は、前回見逃した映像「風俗日本 子供篇」も見ました。結構地味な映像ですね。その当時、評されたような国辱ものの映像とは思えませんでした。やっぱり実物を見るのは大切ですね
 入り口付近が空いた頃を見計らって、エコール・ド・パリ時代の裸婦もじっくり眺めることができました。初期から自己の表現を確立するプロセスがハッキリわかります。又、これだけいろんな裸婦像が揃って比較して見ることができるなんて、贅沢な楽しみですね。 
 晩年の子供達の作品やキリスト関連の作品も興味深かったですね。本当にどの子供も同じ顔なんですね。キリスト画はかなり漫画的(劇画的)表現でもあるんですね。絵画とサブカルチャーの接近前夜を体現してるかのようです。
 やっぱり二度訪れると、新たな発見もありますね。これだけまとまった藤田嗣治の作品を見る機会はもう無いでしょうから、再訪できて本当によかったです。
 記念にクリアファイル買いました。「タビスリーの裸婦」「猫」「カフェにて」「すぐ戻ります(蚤の市)」「フランスの富(48図)」の5種類です。
 今回の藤田展は「芸術新潮」で予習した後、一回目見に行って、図録を眺めて、近藤史人の評伝を読み、「ユリイカ」を拾い読みして、湯原かの子の評伝を読み、そして今回の再訪と二ヶ月弱の間、本当に楽しませてもらいました。感謝・感謝ですね。

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by daisenhougen | 2006-05-19 09:08 | 鑑賞記-展覧会
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