昨日(6月24日)「東京国立博物館」で「特集陳列 平成17年度新収品」及び常設展示を見た。
中国出張からの戻りの時間が早かったので上野に立ち寄りました。でも、目的の「東京芸術大学美術館」が混んでいたので(30分待ちだそうです)、こちらを拝見しました。 まず、「特集陳列 平成17年度新収品」ですが、表題通りに平成17年度に新たに東京国立博物館の収蔵品となった作品のお披露目です。やっぱり目玉は重要文化財指定の浦上玉堂「山中結廬図」でしょうかね。その他にも「長恨歌図屏風」、狩野常信「松下寿老・雪中竹梅図」から陶器や装身具のたぐいまで幅広いジャンルからの収蔵ですね。生意気ながら、どの作品も、ちょっと小粒かなといった感想ですね。 次に常設展示ですが、時間的にもう一つの展覧会を見る余裕がなかったこともあり、閉館までじっくり見て回りました。 そして、いつもながらの充実した展示にあらためて感激しました。これだけレベルの高い作品群がいつでも見ることができるのはすばらしいことですね。もちろん展示替えがあるので、一作品の展示期間は極めて短いですがね・・・。 それらのレベルの高い作品群の中でも、今回の目玉は「普賢菩薩像」と渡辺崋山「鷹見泉石像」ですね。いずれも国宝指定の至宝ですからね。先日読んだ「日本絵画名作101選」にも含まれていましたし、見逃すわけにはいけません。 そんなに混んでいませんので、行ったり来たりしながら十分堪能できました。「普賢菩薩像」の高貴な表情と「鷹見泉石像」の凛とした表現。どちらもすばらしいですね。 常設展示はもちろんこの2作品だけでははありません。狩野常信「龍・鳳凰・麒麟図」、英一蝶「花鳥図」、 曽我蕭白筆「山水図」、酒井抱一「宇治蛍狩図」、池大雅「竹図」、 良寛「一行書」など、きら星のごとくでの展示でした。
by daisenhougen
| 2006-06-25 07:44
| 鑑賞記-展覧会
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