「下村観山展」を見る

d0001004_847231.jpg 昨日(7月1日)「三溪記念館」で「下村観山展-観山と三溪-」を見た。ここは2002年にリニューアルオープンした時に平山郁夫展を見に来て以来です。今回は開園100周年記念行事の一環としての開催のようです。
 会期終了間際にやっと訪れることができました。バスを使わないと訪れることができないのがちょっと難点ですね。そのせいなのか展覧会も閑散としてました(残念ですね)。
 下村観山(1973-1930)は岡倉天心門下で横山大観と並び称される日本画家ですが、大観と違いまとまって目にする機会があまりありませんね。やっとまとまって拝見できました。 三渓園の開設者の原三渓が観山のパトロンでありコレクターであったことから、ここで開催されることになったようです。
 会場があまり大きくないこともあり、観山の全貌を見せてくれる展示とはなってない気がします。「弱法師(よろぼし)」(重要文化財)、「春雨」・「大原御幸絵巻」などが目玉の展示のようです。
 これらの作品を眺めていると、非常に高度な技法で精緻に描きあげた作品であり、人物画から風景、歴史画まで日本画家に求められる全てのジャンルを高いレベルでクリアーしているように思われます。「春雨」のしゃれた構成(美人画なのに顔を隠しているんですよ)も素敵です。
 でも、見ていても強く引き込まれるものが感じられません。何かインパクトが欠けている気がします。何故なんでしょう。もう少し、いろんな観山の作品を見ないと何ともいえない気もしますが・・・・。
 同じ天心門下の大観がいまだに人気が衰えず、観山の作品があまり人気がないのもそのせいなんでしょうか。
 図録買いましたので、読んでからもう少し観山について考えてみたいと思います。

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by daisenhougen | 2006-07-02 06:46 | 鑑賞記-展覧会
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