「カルティエ現代美術財団コレクション展」を見る

d0001004_9402893.jpg 昨日(7月1日)「東京都現代美術館」で「カルティエ現代美術財団コレクション展」を見た。
 こちらの展覧会も会期終了前にやっと拝見できました。終了間際だからでしょうか結構混んでいました。そして圧倒的に若い人が多かったです。こういった展覧会を若者がどんどん見に来ているのは頼もしい限りです。
 さて、カルティエ現代美術財団はもちろん、高級ブランド品で有名なカルティエがありあまる儲けで、現代美術を収集しているようで、現在ではおよそ300人の作家の1000点を超える作品を収集しているようです。
 今回はその中から31人の作家による作品が展示されています。表現形態も絵画や彫刻、写真、映像、デザイン、そして大型インスタレーションなど多種多様です(平面の絵画作品はもはや少数派なのかもしれませんね)。
 にぎやかで愉しげでカラフルでポップでそして時にグロテスクでといった感じですね。現代美術の展示でよくある退屈さとは無縁でした。
 面白かったのを少し挙げておきます。
 まず、ロン・ミュクの「イン・ベッド」。展示の目玉の一つですが、期待に違わないですね。この大きさとこのリアルさは何なんでしょうね。眺めているといつの間にか異次元に言ったような不思議な気分になってしまいます。
 次に、トニー・アウスラーの「ミラー・メイズ(死んだ目が生きている)」。こちらは球体にプロジェクターで映し出した目玉の映像に見つめられるといった作品です。奇妙な錯覚にとらわれてしまいますね。
 最後に日本人から松井えり菜「えびちり大好き!」。1984年生まれの若い作家ですが、クローズアップされデフォルメされた自画像がおもしろいですね。
 その他にも興味深い作品の連続でした。この大ガラクタ博覧会は近年見た現代美術展では一番感銘をうけた展示といってもいい気がします。これらを選んだ選択眼にちょっと敬服しましたね。
 滑り込みでも間に合ってラッキーでした。図録読んでから再度感想アップします。

 常設展示はMOTコレクション1960年代以降の美術として、3月に訪れた時とは又もやほぼ全面入替で展示してありました(多分、宮島達男の発光ダイオードの作品ぐらいしか前回から続けて展示してない気がします)。こういった形で全面入替で多くの作品を触れさせてもらえるのもいいんですが、この美術館の名品はやっぱり常時展示してほしいですね(しつこいですが、サム・フランシスをぜひ)。

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by daisenhougen | 2006-07-02 06:54 | 鑑賞記-展覧会
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