昨日(7月1日)「東京文化会館」で「ベッリーニ大劇場来日公演」を聴いた。
セルジョ・ヴェーラ演出、カルロ・パッレスキ指揮ベッリーニ大劇場管弦楽団、合唱団。 ソロはステファニア・ボンファデッリ(アミーナ)、アントニス・コロネオス(エルヴィーノ)、サブリナ・ヴィアネッロ(リーザ)、カルロ・レポレ(伯爵ロドルフォ)。 演奏曲目はヴィンチェンツォ・ベッリーニ「夢遊病の娘 全2幕」。 小生、このオペラを初めて生で拝見しました。ストーリーとしては夢遊病で徘徊癖のある娘が、寝ぼけて別の男(伯爵)のベッドに潜り込んで、婚約者にバレて婚約破棄。でも最後は誤解が解けてハッピーエンドといったところです。例によってたわいもない話ですが、美しいメロディに満ちあふれた曲が次々と出てきます。まさにオペラですね。この作品はベッリーニ(1801-1835)が30歳の時の曲だそうですが、凄いもんです。 さて、まず演出ですが、舞台の真ん中で物語が演じられ、その両脇にずーっと合唱団が座っているといった作りです。演奏会形式の上演みたいでした。それでなくとも動き少ない作品なんですから、ちょっと退屈になりますね。それに娘が目覚める終盤まで斜幕がかかっているのも、うっとうしいかぎりですね。 ベッリーニ大劇場はベッリーニの故郷シチリア島の古都カターニアにあるようです。ですから、オーケストラが時々音を外していましたが、あんまり気にして聴いちゃいけないのかもしれませんね(何がですからなんでしょうね)。愛嬌、愛嬌と笑って忘れましょう。 これはやっぱりボンファデッリを見て、聴く公演ですね。先日のボローニャ歌劇場の公演に続いて再び、彼女を拝見できたのだから、全てヨシとしましょう(天井桟敷からではオペラグラス越しでも遠かったですね)。 でも、彼女は本当に美人ですね(スリムビューティって感じですね)。それに高音も軽々と歌いこなしていました。 ボローニャ歌劇場の特は主役の座はフローレスでしたが、今回はボンファデッリでしたね。終演後、何度も何度もカーテンコールをうけてました。人気のほどがわかりますね。
by daisenhougen
| 2006-07-02 07:25
| 鑑賞記-コンサート
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