「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展」見る

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 昨日(7月16日)「東京国立博物館」で「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」を見た。
 江戸 絵画の収集家として知られるジョー・プライス氏が半世紀にわ たって集めてきたプライスコレクション待望の里帰り展です。合計109点の展示とのことです。
 構成は以下の通りです。
  第一章.正統派絵画
  第二章.京の画家
  第三章.エキセントリック
  第四章.江戸の画家
  第五章.江戸琳派
 3連休の真ん中ということで、混雑しているのではと、開館9:30前に到着して、並びました。でも、そんなに混んではいなかったです(並んでいるのは100名まではいませんでしたね)。
 まず最初に長沢芦雪「猛虎図」が出迎えてくれます。この展覧会にはけっこう虎の作品が多かったですね(プライスさんの好みなんでしょうね)。入り口付近は開展間際ですから結構混んでます。「正統派絵画」「京の画家」のコーナーはざーっと作品見ながら早めに見て回りました。
 そしていよいよ、「エキセントリック」のコーナーにたどり着きました。伊藤若冲の作品コーナーです。17点の作品が展示してありました。まだまだ見ている人はチラホラなのでゆっくり眺めさしてもらいました。「花鳥人物図屏風」、「鶴図屏風」の六曲一双の水墨画の屏風はすばらしかったですね。初めて拝見する若冲の水墨画ですが、斬新な構図に惹かれました。
 そして「鳥獣草花図屏風」。森美術館の「ハピネス展」以来です。小生、この作品で初めて若冲を知ったんです。久々の再会です。まさしく奇想の作品ですね。ゆっくり再会を堪能しました。
 このコーナーには曽我蕭白の作品も3点ほど展示してありました。
 次の「江戸の画家」のコーナーでは河鍋暁斎の「達磨図」に惹かれました。すばらしい迫力ですね。
 売店のコーナーを横目ににらんで「江戸琳派」のコーナーです。こちらは酒井抱一と鈴木基一の作品が中心です。まず、鮮やかな酒井抱一「三十六歌仙図屏風」が迎えてくれます。鈴木基一の穏やかな作品群も癒されますね。「狐の嫁入り図」や「青桐・紅楓図」に惹かれました。
 最後に、「光と絵画の表情」のコーナーです。たっぷりと空間を取ったスペースにガラスケースなしで展示してあり、時間とともに照明が変わる展示がしてありました。贅沢な展示方法ですね。
 まず、「源氏物語図屏風」は光とともに金箔が陰影を帯びる様は必見ですね。そして抱一の「十二か月花鳥図」はやはりすばらしいです。先日も「三の丸尚蔵館」で別ヴァージョンを拝見しましたが、こちらは少し簡素な感じはしますが、穏やかな色使いは気持ちいいですね。
 更には長沢芦雪の「白象黒牛図屏風」もすばらしかったですね。何となくユーモラスな感じが見る人をほっとさせてくれる気がします。
 若冲では「黄檗山万福寺境内図」が展示してあり、光の具合で夜の絵に変わるといった嗜好が楽しめました。
 ざーっと、一周回ってから再び、最初のコーナーに戻りましたが、かなり人が増えているようでした。今度は気に入った絵の前でじっくり見ながら回りました。そして、更にもう一度、今度は気になった作品を見て回りました。合計三周もしてしまいました。
 そのほかにも、常設展のコーナーで親と子のギャラリー、あなたならどう見る?ジャパニーズ・アート-でプライスコレクションから 8点ほど展示してありました。
 ともかくも本当にすばらしい展示でした。江戸後期の作品をたっぷり堪能させてもらいました。又、小生の知らない画家の作品にもすばらしい作品がいっぱいありました。江戸後期の層の厚さがわかりますね。
 図録読んでから、もう一度感想続けます。

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by daisenhougen | 2006-07-17 10:06 | 鑑賞記-展覧会
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