「モダン・パラダイス」大原美術館+東京国立近代美術館を見る

d0001004_16525511.jpg 昨日(9月16日)「東京国立近代美術館」で「モダン・パラダイス展 大原美術館+東京国立近代美術館――東西名画の饗宴」を見た。
 「大原美術館」は一度は訪れたいと思いながら、いまだ果たせていません。今回、こういった企画で東京で拝見できるのですから、有り難い限りです。
 展示は「光あれ」「まさぐる手・もだえる空間」「心のかたち」「夢かうつつか」「楽園(パラダイス)へ」といった5つのテーマ別展示です。こういった展覧会では切り口が大切ですが、うまく行ってるんでしょうか。
 84作家112点の展示です。このうち大原美術館の作品は三割程度です。残りは「東京国立近代美術館」の所蔵品なので、常設展などで、結構慣れ親しんだ作品も多かったです。
 まず、「光あれ」ではモネ、菱田春草、村上華岳、マティス、安井曽太郎、杉本博司などの作品が並んでいます。入り口にモネ「睡蓮」と菱田春草「四季山水」といった洋画と日本画を対比的に並べていました。結構わかりやすい企画意図ですね。
 次に、「まさぐる手・もだえる空間」ではポロック、フォンタナ、リヒター、瀧口修造、横山操、李禹煥などの現代作家中心の展示です。現代美術入門的な展示ですね。ここに8点組の作品が展示してあった金村修さんは、先日読んだ「新世代の六人(名作写真館30)」でも取り上げられていましたね。早くも実物に接することができました。
 「心のかたち」では青木繁、高村光太郎、中村彝、関根正二、岸田劉生、マティス、フォートリエ、ロスコ、スティーグリッツなどが展示されていました。肖像画が中心のコーナーですね。
 「夢かうつつか」ではモロー、デ・キリコ、タンギー、エルンスト、古賀春江、国吉康雄、靉光、藤田嗣治、ピカソ、やなぎみわなどの展示です。やっぱりここでは藤田嗣治の戦争画「血戦ガダルカナル」が凄い存在感を示していますね。「藤田嗣治展」の時と違い、照明が明るい展示でした。細部をゆっくり眺めさせてもらいました。こんな早く再会できるとは思っていなませんでした。
 最後の「楽園(パラダイス)へ」ではゴーギャン、橋本平八、カンディンスキー、富岡鉄斎、ルノワール、土田麦僊、岡村桂三郎などの展示です。はたしてパラダイスとは如何なるものや。
 図録買いましたので、読んでから感想続けます。

 常設展示「所蔵作品展 近代日本の美術」も拝見しました。いつもの定番で常設展示されている作品が「モダン・パラダイス展」に移動したために、けっこう展示内容が変わっていました。
 でも、同じ作家の作品が「モダン・パラダイス展」と常設展両方に展示されてる事になっていましたね。更に、「NHK日曜美術館30年展」もあわせると、3箇所で同じ作家の作品なんてのもありました。何だか頭がぐちゃぐちゃになりそうですね。
 更に所蔵作品による小企画「ばらばらになった身体」も拝見しました。河原温の「浴室」シリーズ全28点が一挙に展示してありました。

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by daisenhougen | 2006-09-17 06:53 | 鑑賞記-展覧会
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