「国宝 風神雷神図屏風」宗達・光琳・抱一を見る

d0001004_1754720.jpg 昨日(9月16日)「出光美術館」で「国宝 風神雷神図屏風 ―宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造―」を見た。
 「俵屋宗達が残した最高傑作、国宝「風神雷神図屏風」(建仁寺蔵)。およそ七・八十年後に、尾形光琳によってつくられた模作(東京国立博物館蔵)。そしてそこからさらに一世紀ほどを経て、幕末に酒井抱一によって、あらためて光琳画からつくられた模作(出光美術館蔵)。これら三つの作品こそが、江戸の初期・中期・後期にそれぞれ琳派絵師の手で描きあげられた、三つの風神雷神図といわれるものです。琳派の継承を象徴する三つの「風神雷神図」を一堂に展示する、六十六年ぶりの企画」とのことです。
 こんな宣伝文句を読んでしまえば、行かないわけにはいきませんね。というわけで、最後の力を振り絞って、展覧会巡りの最後に訪れました。
 混雑を心配してましたが、入場はスムーズでした。でも、やっぱり会場内はかなり混んでいて、特に宗達の作品前は人だかりでした。そこでチョット作戦変更して、宗達は頭越しにサッと拝見して、光琳及び抱一の作品に移動しました。こちらは比較的空いているので、じっくり眺めることができました。その後で解説などを読んでいると、宗達の作品の前が空いてきたので、即座に作品の前に移動してじっくり拝見させてもらいました。堪能した後で光琳、抱一を今度は細部を中心に眺めました。

 次に「琳派芸術の継承と創造」ということで、「梅を愛でる」として伝光琳及び抱一の「紅白梅図屏風」が展示してありました。
 更に「燕子花図の変容」として伝宗達「扇面散貼付屏風」や抱一「燕子花図屏風」「八ッ橋図屏風」「十二ヶ月花鳥図貼付屏風」が展示してありました。これで光琳の「燕子花図屏風」があれば最高でしたが、残念ながらこちらはありませんでした。
 「秋草図の遺伝子」としては伝宗達「月に秋草図屏風」や抱一「夏秋草図屏風草稿」、そして鈴木基一「秋草図屏風」が展示してありました。
 琳派の伝統を辿る、素晴らしい展示ですね。そして、これらが全て「出光美術館」の所蔵なんですから驚きですね。

 又、今回新たに発見されて、初公開となる光琳「唐子布袋・松・梅図」及び「立葵図」も展示してありました。個人所有ということですから、後はいつ拝見できるかわかりませんね。
 図録買いましたので、読んでから感想続けます。

 最後に仙涯さんの作品もおなじみ「指月布袋画賛」、「堪忍柳画賛」、「○△□」が展示してありました。本当に盛りだくさんの充実した展示でした。秋の一日を満喫できました。

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by daisenhougen | 2006-09-17 07:01 | 鑑賞記-展覧会
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