「石踊達哉展」を見る

d0001004_15203241.jpg 昨日(9月23日) 「松濤美術館」で「石踊達哉展」を見た。副題が「色彩の雲水よ、永遠に ISHODORI SHOWCASE」です。
 石踊達哉(いしおどりたつや)(1945年~)さんは「平成琳派」と呼ばれているそうで、瀬戸内寂聴現代語訳「源氏物語」の装幀画を手がけて有名になったようですね。
 「本展は、日本画の持つ抽象、象徴、装飾性という三つの伝統を意識した新作30余点を展覧。平面思考の日本画を立体でみせる画期的な展示方法で美術館全体もひとつの作品として提示、石踊芸術の新境地を紹介します」とのことです。
 渋谷の「松濤美術館」はいつも静かですね。ひっそりとしているところが小生の好みですね。そして、たまに掘り出し物の展覧会を開催してるんです(前回見た「陳進展」などはまさにそうでしたネ)。今回はどうでしょうね。
 さて、石踊さんですが。小生には初めて拝見する日本画家です。まず、 「双樹紅白梅図」、「秋野」、「しだれ桜」などの屏風の展示がありました。非常に華麗で精密な作品です。でも何か院展に出品されている作品といった気がしました。技巧に凝って、豪華絢爛で装飾性に富んだ作品だから「平成琳派」なのと思ってしましました。
 でも、「MISU」「KICHO」といった作品はちょっと面白かったですね。抽象的な中に様式美を追求して、なおかつ職人的緻密さを保っている。職人世界の地平とすれすれの処にある気がしました。
 さらに、「KOTOBAKI」などの詞書シリーズも面白い感じがしました。平安時代以降の日本文化の粋とも言うべき仮名ちらし書きを現代に甦らす試みは期待したいですね。
 と言うことで、評価が迷ってしまいます。図録買いましたので、眺めてからもう一度感想書いてみます

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by daisenhougen | 2006-09-24 06:20 | 鑑賞記-展覧会
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