「石内都:mother's展」を見る

d0001004_1655798.jpgd0001004_16551811.jpg 昨日(9月24日)「東京都写真美術館」で「石内都:mother's展」を見た。
 第51回ヴェネチア・ビエンナーレ2005の日本館代表となった石内都(1947-)さんの「mother's」シリーズの凱旋展示とのことです。
 2つの美術品を鑑賞しているとは思えない超混雑している会場から一転して、こちらは静かな環境でした。心おきなくゆっくり過ごすことができました。時間が止まっているような気分でした。
 石内さんの写真は多分、初めて拝見します。ちょっと小生の好みの領域ではないような気がしながら見始めました。
 でも、行ったり来たりしながら、見ていると、だんだん彼女の世界に入り込んでいきました。母親の遺品数々を鮮やかに切り取り、生身のようにリアルに写し取っています。女の臭いがつまっていますね。遺品を骨董的なとらえ方でなく、あくまで生々しい対象として捉えています。過去と現在が併存している感覚ですね。
 小生みたいな、こういった女独特の世界にはあんまり関心もなく、いってみれば無縁の人間を引き込むんですから、かなり力のある写真家のような気がしますね。一つ世界が広がりました。

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by daisenhougen | 2006-09-25 06:54 | 鑑賞記-展覧会
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