昨日(10月14日)「大丸ミュージアム」で「幻の棟方志功展」を見た。
「大原孫三郎が創業した創業の創業80周年を記念して、大原美術館所蔵の代表作を中心に、大原家所蔵の襖絵、屏風などの貴重な肉筆画、またクラレ秘蔵の連作版画、クラレ社内報表紙画の原画(肉筆画)など、初出品や未公開作品を含む50余点で、棟方芸術の真髄をご紹介します」とのことです。 棟方さんのまとまった展示を見るのは5月の「棟方志功と柳宗悦」以来です。以前には大原美術館所蔵作を中心の展示も見ていますので、また棟方さんの作品を楽しもうぐらいの、軽い気持ちで出かけました。 ところが訪れてビックリしてしました。はじめて見る作品達がいっぱいでした。大原家所蔵の襖絵、屏風などの肉筆画の展示です。こっちは大原美術館のとは違うんですね。更には「クラレ」の社内報の原画なんてのも展示してありました。貴重なものですね。 まさにパトロンの芸術家の関係を彷彿とさせてくれますね。こんな作品の展示はめったに見られませんね。 本当に、棟方志功の作品の持つ生命力は素晴らしいですね。まさしく天才の奔放さそのものの作品達ですね。堪能させて貰いました。やっぱり「御群鯉図」、「風神雷人図」なんてのが今回の目玉でしょうか。 良い展示を見せてもらってなんですが、ちょっと苦情を。 展示も終盤と言うことで、図録は売り切れていました。それは遅く行ったんだからしかたがないんでしょうが、図録を買わないと、展示品のリストを入手する方法がないことは問題ですね。百貨店の展覧会は総じて展示リストを配っていないことが多いのですが、それならば図録を品切れさせないぐらいの努力はしてほしいですね(商売なんですから図録買うお金ぐらいは我慢しますよ)。作品との一期一会の出会いなんですから、作品名ぐらいは手元に置きたいですねものね。 せめてネット上ででも公開してほしいですね。
by daisenhougen
| 2006-10-15 06:06
| 鑑賞記-展覧会
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