昨日(10月28日)「東京江戸博物館」で「ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」を見た。
明治時代に来日したアメリカ人医師ウィリアム・ビゲロー氏が蒐集し、ボストン美術館に寄贈した浮世絵コレクションの中から、近年見つかった肉筆の浮世絵700点近くの中から68点の紹介とのことです。 これらの作品が日本に里帰りするのは、1世紀ぶりのとのことです。 「江戸の四季」、「浮世の華」、「歌舞礼賛」、「古典への憧れ」といった区分で展示してありました。35名もの浮世絵画家の肉筆画が並んでいました。いわゆる浮世絵版画の大きさではなく、屏風などの大型作品も楽しむことができました。 まず、今回の目玉展示は鈴木春信の貴重な肉筆画「隅田川畔春遊図」ですね。春信にはほとんど肉筆画は現存しないんだそうですね。そういった意味で貴重な機会ですね。 でもやっぱり目玉は葛飾北斎ですね。「鏡面美人図」「鳳凰図屏風」「唐獅子図」や幟に描いた「朱錘馗図幟」、更には提灯に描いた「龍虎・龍蛇」まで多様な展示でした。北斎の奇想ぶりが良くわかりますね。 図録買いましたので、読んでから感想続けます。 展覧会には関係ないですが、チョット苦情を。 東京江戸博物館のチケット売り場は何でこんなに混んでいるんでしょう。よく見るとそんなに長い列ではないんですが、どうも処理スピードが遅いようで、なかなかチケットが買えません。前回訪れたときも、同じ思いをしました。せっかく素晴らしい展示をしているんですから、他の美術館などを参考にして、改善してほしいですね。
by daisenhougen
| 2006-10-29 06:33
| 鑑賞記-展覧会
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