企画展「荒木経惟 -東京人生-」を見る

d0001004_16395540.jpg 昨日(10月28日)「東京江戸博物館」で企画展「荒木経惟 -東京人生-」を見た。
 1Fの企画展示にはたまに訪れますが、常設展示コーナーへは久しぶりです。単身赴任以前の遠い昔に1回訪れたきりで、あんまり広くて、ツマンナイ展示といった記憶しか残ってませんでした。
 さて特別展示ということで、訪れてみました。こちらは常設展示の中にバラバラに展示してありました。展示コーナーを探しながら会場を一周したので、常設展示も結構目に入りました。こういった感じであれば、常設展示の退屈さも忘れてしまいますね。
 アラーキーこと荒木経惟(1940-)さんは、一時期、追っかけていた写真家です。けっこう写真集も買っていた時期があって、「荒木経惟写真全集」20巻はいまでも、自宅に残してあります。
 荒木夫妻を描いた映画「東京日和」なんてのも見た憶えがあります(この時は中山美穂を見たかったのかも・・・)。
 展覧会としては2003年の「花人生展」以来です。けっこう間隔が開いてしまいました。
 今回はデビュー作の「『さっちん』(1963年)から2006年の最新作まで約600点による個展」とのことです。
 まずは『東京人生』です。1960年代の電通時代から現在までの荒木作品のエッセンスがつまっています。これだけ見ていると本当にまっとうな、正統的な写真家であることがわかります。常設展示を見に来ている年配のオバサンがたにも違和感はないようです。
 次に『平成色女』。こちらは荒木作品のもう一つの顔であるエロチックな部分の表現です。この独自な表現も素晴らしいです。
 そして『色夏』。今年の夏に普通の人が使うようなデジタルカメラで撮影した多数のショットが並べられています。なんて自由な写真家なんでしょうね。
 アラーキーの多様で自由な作品群を堪能させて貰いました。
 ただ、惜しむらくは、猥褻さを全面に出した作品はほとんど展示してませんでした。こういった公共施設の展示ですから仕方がないんでしょうが、この部分の大量な仕事を抜きにして荒木さんを評価することはできませんね。

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by daisenhougen | 2006-10-29 06:39 | 鑑賞記-展覧会
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