「川崎小虎と東山魁夷展」を見る

d0001004_18305236.jpg 昨日(12月29日)「日本橋三越」で展覧会「川崎小虎と東山魁夷展」を見た。
 今の時期は美術館はほとんど休館になってますから、デパート系がたよりです。ということで、今年の締めくくりの展覧会に訪れました。
 あわただしい年末だからでしょうが、訪れている人もまばらでした。ゆっくり拝見できたのでラッキーでしたね。
 川崎小虎(1886-1977)は東山魁夷(1908-1999)の奥さんの父親といった関係らしいですね。その関連での二人展のようです。
 川崎小虎さんの作品をまとめて拝見するのは初めてです。「大和絵の伝統に近代の感性を加え」たとのことですが、平安朝を現代的に蘇らせたような明るい画風が良いですね。晩年は少し抽象的な画風にも挑んでいたようで、けっこう幅広い試みもあったようです。
 東山魁夷さんは、2004年に「横浜美術館」での展覧会でまとめて拝見して以来です。良くも悪くも戦後の日本画の代表選手みたいな存在ですから、安心してその世界に浸ることができました。
 ただ、川崎小虎さんの息子さんやお孫さんの絵まで展示してあるのは、ちょっといただけませんね。日本画壇のエリート血縁とか言うらしいですが、川崎小虎と東山魁夷には何の血縁もないですし、血縁で絵の評価はできませんからね。こんな展示しているから、伝統工芸になってしまうんですよね。

 ともあれ、年末のあわただしい時期に、贅沢なひと時を過ごすことができました。

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by daisenhougen | 2006-12-30 08:30 | 鑑賞記-展覧会
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