「都路華香展」を見る

d0001004_1123183.jpg 昨日(1月27日)「都路華香展」で展覧会「東京国立近代美術館」を見た。
 都路華香(つじ・かこう、1871-1931)さんは、竹内栖鳳、菊池芳文、谷口香嶠とともに、「幸野楳嶺門下の四天王」と並び称された日本画家で近代京都画壇の隆盛を支えた人とのことです。
 華香没後の昭和7(1932)年以来初めての本格的な回顧展で、アメリカからの里帰りを含めた約80点の展示とのことです。
 ですから、もちろん小生にとっては初めて拝見する画家です。今回、「東京国立近代美術館」に来たのは、大観の「生々流転」を見るのが目的でしたので、そんなに期待していたわけではありませんでした。
 でも、その作品達に触れると、一気に引き込まれてしまいました。訪れている人もまばらでしたので、自由に戻ったりしながら何度も作品を見直ししました。
 軽やかな色遣いと斬新な構図が素晴らしいですね。まさしく江戸絵画の伝統と西洋美術が出会って生み出された作品たちと言えるような気がします。
 さらに彩色画から水墨画まで、人物画から風景画まで、歴史画から現代風俗画まで等々幅広い作品を残しています。そしてそれらの多様な作品が、いずれも確固たる都路華香ワールドになっているのはすごいもんですね。いずれも緻密な描写に支えられながら、西洋風のテーストが感じられます。
 なぜ、これほどの画家が忘れ去られていたんでしょうね。ほぼ同年代の横山大観とは大違いですね。
 そして多くの作品が海外に流失していると言うのも残念なことですね。
 いずれにせよ、年の初めから新たな素晴らしい画家を発見できました。
 
 図録買いましたので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2007-01-28 07:02 | 鑑賞記-展覧会
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