「図録 日本美術が笑う」を読む

d0001004_992280.jpg 「図録 日本美術が笑う」を読んだ。
 広瀬麻美編集、森美術館、2007年1月25日初版、2,800円、252*280、196頁。
 この図録は図版(カタログ)から始まります。それぞれの章に簡単な解説があり、主要な作品にも簡単な解説が付いています。その後で、山下裕二「日本美術が笑う、そして私が笑う」、小林忠「これが美人画?-円山応挙筆「三美人図」-」、矢島新「神仏が笑う」の3論文が収録されています。短いですが、いずれもスリリングな論文です。最後に、簡単な作家年表と出品リストが付いています。出品リストはそれぞれの「顔」の切り取ったのが付いてます。遊び心がありますね。
 この展覧会、かの小林忠さんと山下裕二さんがアドバイザーとして関わってるんですね。充実しているわけです。
 ともかくも、この論文は「寒山拾得図」、「麗子像」、「桜狩遊楽図屏風」の関係、初公開の円山応挙「三美人図」が応挙の愛人を描いてるなんて面白い話満載です。
 秋には「京都国立博物館」で「狩野永徳展」が開催されるなんて、ハヤミミ情報も載ってました(これで、今年は若冲を含めると二度は京都遠征しなければなりませんね)。
 とにかく、もう一度は行って、じっくり見返したい展覧会です(5月6日まで開催してるんですから、ケチなこといわないで2度でも3度も行けそうですね)。個人蔵の作品も結構出品されているので、二度度お目にかかれないかもしれませんからね。いっそのこと「笑い展」とは分離して開催して欲しかったですね。

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by daisenhougen | 2007-02-04 09:10 | 読書-展覧会図録
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