昨日(2月16日)「東京都美術館」で展覧会「オルセー美術館展-19世紀 芸術家たちの楽園」を見た。
いやぁー混んでますね。平日の昼間なのに・・・・。土日なんてに見に行ったら、目も当てられそうもありませんね。行列こそできてませんでしたが、入り口付近は特に人だかりで、なかなか絵のそばに近寄れませんでした。 オルセー美術館のコレクションはフランス二月革命の1848年から第一次世界大戦の始まる1914年までですから、展示してある作品は印象派が中心です。人気になるわけですね。 140点の出品作品はI.親密な時間、II.特別な場所、III.はるか彼方へ、IV.芸術家の生活、V.幻想の世界へ、という5つのテーマに分類して展示してありました。 綺羅星のごとく、名作が並んでました。クロード・モネ「ルーアン大聖堂」。フィンセント・ファン・ゴッホ「アルルのゴッホの寝室」、ポール・ゴーガン「黄色いキリストのある自画像」、ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」、エドゥアール・マネ「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」などなど。すごいもんですね。 しかも、これらの超有名画家の作品が1点でなく複数展示されてるのも、うれしい限りです。 そんな名作の中でも、私にとっての一番の収穫はギュスターヴ・モロー「ガラテア」です。さすがにこの作品が展示されているあたりは、大混雑が多少緩和されていましたので、じっくり時間をかけて拝見させてもらいました。 これぞモローといった作品ですね。細部までしっかりと描きこまれていて、作品の出来栄えもすばらしいですね。以前、拝見した「ギュスターヴ・モロー展」でも、これだけ精緻に描かれた作品はいくらもなかったですからね。モロー作品の中でも傑作のひとつですね。 この作品を拝見できただけでも、この展覧会に来た甲斐がありましたね。
by daisenhougen
| 2007-02-17 06:51
| 鑑賞記-展覧会
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