マーオリ楽園の神々展」を見る

d0001004_7425432.jpg 一昨日(2月16日)「東京国立博物館」で展覧会「ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ名品展 マーオリ 楽園の神々」を見た。 
 ニュージーランドの先住民族であるマーオリ人の文化を紹介する展示です。マーオリ人は現在のニュージーランドの人口の25%を占めているそうです。初めて知った知識でした。
 日本で初めてマーオリ美術の紹介展で120件ほど展示されているとのことです。
 1. マーオリ-息づいている文化、2. タオガ・タフィト:古代の至宝、3. クプ・ファカモーヒオ:独自性の主張、4. ガー・ラーカウ・ア・ツー:武器、5. ヘ・コーレロ・モー・テ・ララガ:織り出された歴史、6. タオガ・ファカラーカイ:装身具といった区分で展示されています。
 会場に入ると、ポウナム(軟玉)タッチストーンが置いてあって、自由に触ることができます。緑色の石なんですが、マーオリ人の精神にふれることができるって仕掛けです。
 そのほかにも、伝統楽器の音が流れていたり、祭壇みたいなものが作ってあったり、衣装のような物の展示があったり、マーオリ人の文化が体感できるようになってます。
 南方の海洋民族の文化に触れた気になりました。もちろんインディアンの文化やアイヌ文化にも通じる、人間文化に地下水脈として流れるプリミティブな共通の感覚みたいなものを感じました。

 常設展示も駆け足で回りました。
 まず国宝室ですが、今回は小野道風「円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書」でした。あんまりよく解りませんでしたが、ありがたく眺めてきました。
 岩佐又兵衛「羅浮仙図」、円山応挙「雪中老松図」、葛飾北斎「冨嶽三十六景・凱風快晴」、「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」、小林古径「異端(踏絵)」などなど堪能しました。

 さらに今回は東洋館にまで足をのばしました。こちらは本当に久しぶりです。いつも平成館の特別展を見て、本館の日本美術の常設展示を見ると、クタクタになってしまい、東洋館にまでは気力が持たないのですが、今回はがんばってみました。
 インド・ガンダーラから始まり、エジプト・西アジア、東南アジア、中国、朝鮮、西域までまさにアジアをまるごと体験できる展示ですね。それぞれが強いオーラを放っているお宝ですから、ざーと見て回るだけで、かなり気力と体力いりますね。
 今回は特別展示ということで、「抵抗と恭順-明末清初の書人たち」という書の展示や「梅花-春のさきがけ」といった中国絵画の展示もありました。
 この特別展示だけでも、かなり見応えがありました。ひっそりと開催されているんですが、さすがに国立博物館ですね。奥が深いです。

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by daisenhougen | 2007-02-18 07:42 | 鑑賞記-展覧会
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