「闇の中で in the darkness」を見る

d0001004_1724966.jpg 昨日(2月24日)「東京都現代美術館」で特集展示「闇の中で in the darkness」を見た。
 いわゆる常設展示です。まず1階では所蔵品の中から1940年代から80年代の作家の作品を主に展示していました。こっちはあんまりピンと来ませんでした。船越桂さんの「静かな向かい風」など木彫作品が3点とデッサンが展示してあったことは嬉しかったですがね。
 そして3階はこの特集展示「闇の中で in the darkness」です。暗幕をくぐって中に入るようになっています。別世界を演出しています。
 「暗闇への憧憬」、「闇とエロスの邂逅」、「絵画の中の闇」、「死と隣り合わせの闇」、「闇から始まる」といったコーナーに別れています。
 まず面白かったのが、伊藤公象さんの「アルミナのエロス(白い固体は・・・)」です。チラシの画像のように、アルミナで焼成したブロックを同心円状に置いてあり、それが崩れている様子を表現しています。闇の中に浮かぶ白いブロックが印象的でした。伊藤公象さんの作品ははじめて拝見しますが、少し注目したいですね。
 そして草間弥生さんの作品はさすがに闇に合いますね。「パシフック・オーシャン」「魂がいま離れようとしている」「一億光年の星屑」などはまさに死と隣り合わせの闇そのものです。。またボートの造形作「死の海を行く」などは、闇の中で浮かび上がり、向かい合って展示されているクリスチャン・ポルタンスキーの作品の死んだスイス人むかって漕ぎ出していくようです。
 最後は宮島達男さんです。いつもの「それは変化し続けるそれはあらゆるものと関係を結ぶそれは永遠に続く」と、もうひとつ「Monism/Dualism No.7」が展示してありました(大サービスですね)。やっぱりこの美術館の最後は宮島さんで締めくくらないとね。
 今回、「東京都現代美術館」で3つの展示を拝見しましたが、この特集展示がわたしには一番しっくりきました。充実した展示だと思いましたね。

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by daisenhougen | 2007-02-25 07:28 | 鑑賞記-展覧会
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