「異邦人たちのパリ」を見る

d0001004_17281445.jpgd0001004_17282748.jpg 昨日(2月24日)「国立新美術館」で展覧会「異邦人たちのパリ 1900-2005ポンピドー・センター所蔵作品展」を見た。
 「東京都現代美術館」から「国立新美術館」移動してくると、静寂に満ちた世界から一気に別世界です。雑踏の大都会に来たような気分ですね(展示会場内は見ている人はけっこういましたが、そんな雑踏の感じではなかったです。念のため)。
 今回の展示のテーマは、「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900─2005」。「パリに集い、パリで創作した20世紀初頭から現在までの外国人芸術家たちの作品、約200点を展示します」とのことです。
 展示は、「モンマルトルからモンパルナスへ:キュビスム、エコール・ド・パリ、シュルレアリスム」、「外から来た抽象:幾何学的抽象、叙情的抽象、キネティシズム」、「パリにおける具象革命」、「マルチカルチャーの都・パリ」の4つのセクションに別れています。
 まずのっけから藤田嗣治の「カフェにて」、「友情」、「画家の肖像」、「パリの私の部屋」2種類の合計5作品が展示してあります。さらにモディリアーニは「赤い頭部」、「ロセット」、「デディーの肖像」の3作品、シャガールは「緑の自画像」、「墓地の門」、「エッフェル塔の新郎新婦」、「戦争」4作品、ピカソは「座せる裸婦」、「輪を持つ少女」、「女の肖像」、「青い女性」、「トルコ帽の裸婦」の5作品、ミロは同名の「絵画」2作品、彫刻ではジャコメッティの「テーブル」、「ディエゴの胸像」、「ディエゴ」の3点も展示してありました。きら星のごとき作品達です。さすがポンピドー・センターだけありますね。
 抽象画のコーナーではカンディンスキー「二つの緑色の点」、「相互和音」の2点ですね。私の好きなサム・フランシスさんの作品も「アザー・ホワイト」が展示してました(1点だけなのはちょっと残念ですね)。彼もパリのエトランジェだったんですね。
 純粋に作品に触れて楽しめるのは、このあたりまでですね。最後の2セクションの作品群はけっこうハードルの高い作品が並んでいました。まだまだ評価が揺れ動く作品たちですね。
 写真作品も多数展示してありました。200点の展示といっても、このあたりで作品数が増えている気がします。一緒に展示して、大きな絵画作品に対抗するにはチョットきつい気もしましたね。
 見終わった印象としては、いっしょに開催されている「20世紀美術探検」展と同じような感じですね。オープニングだからこういった20世紀美術を概観するような展示を2つも並べたんでしょうかね。
 同時に開催するなら、もう少し、別なテーストの違う展示を並べたほうがよかった気がします。私は、見る日が別だからよかったですが、同じ日にこの二つの展覧会を見たら、心身ともにクタクタ、ズタズタになりそうですね。でも、もちろん充実した展示であることは確かです。
 図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2007-02-25 07:29 | 鑑賞記-展覧会
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