「よみがえる源氏物語絵巻」展を見る

d0001004_14304530.jpg 昨日(3月10日)「そごう美術館」で「よみがえる源氏物語絵巻~平成復元絵巻のすべて~」展を見た。
 この展示は昨年、「五島美術館」で開催されたときに、会場まで行ったにもかかわらず、あまりの混雑で断念しました。この時は図録だけ買って帰りました。今回、ようやく、念願かなって実物を拝見できました。
 源氏物語絵巻を平成10年より最新の科学分析調査を行い、それに基いた復元模写が5人の日本画家によって進められ、平成17年10月に完成した作品の展示です。、
 展示は、この平成復元模写、昭和に行われた復元模写、そして国宝作品のデジタル画像が場面ごとに並べて展示してありました。
 非常にわかりやすい展示です。こういう風に並べられると、今回の復元模写がいかに優れているかが一目瞭然です。
 まず、色彩は鮮やかに復元されていますね。長い年月の中で古色蒼然となってしまった作品が、作られた当時はこうだったんだろうと納得させられますね。
 さらに、今回の復元模写は、着物の柄など目で見てもわからない部分までも、科学調査の結果に基づき復元されています。X線撮影や顔料分析といった科学進歩の成果でしょうね。昭和復元版より作品としてのグレードがぐっとアップしています。
 こういった復元模写によって、源氏物語絵巻が作成された当時、いかに作品の質が高かったかがハッキリしてきます。
 私のような素人愛好家には、源氏物語絵巻の鑑賞は、こちらの復元模写を見たほうがずっとわかりやすいし、感動しますね。
 できれば、詞書きの部分も復元して、絵巻物として完成させて、常時拝見できるようになってくれれば有り難いんですがね。

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by daisenhougen | 2007-03-11 07:30 | 鑑賞記-展覧会
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