開館十周年記念展「広重の画業」を見る

d0001004_10352516.jpg 昨日(4月30日)「広重美術館」で開館十周年記念展「広重の画業」を見た。
 なんで天童温泉に広重なのと思いましたが、以下のような次第だそうです。
 「江戸時代後期、江戸詰の天童藩士や藩医の田野文仲と交遊のあった歌川広重(1797~1858)。当時、天童織田藩は財政が苦しく、藩内外の裕福な商人や農民に献金を募ったり、借金をしていました。その御礼や返済の代わりとして江戸で有名な浮世絵師、広重に肉筆画を描いてもらいました。この一連の作品群が「天童広重」と呼ばれています。当時は200~300幅くらい描かれたといわれていますが、現在天童市近郊で確認できる数はわずかとなってしまいました。こうした広重とのご縁にちなんで、生誕200年にあたる平成9年4月、湯のまち天童に広重美術館が誕生しました」。
 2階建てで、2つの展示スペースのこぢんまりした美術館です。
 今回はそこに初期から晩年までの版画作品を中心に62点ほど展示してありました。 役者絵や美人画から「東海道五拾三次」や「名所江戸百景」などの有名どころまで、どうしなかなか見応えがありました。
 ただ残念なのが、かんじんの広重の肉筆画は「不忍池図」1点のみでした。せっかくの「天童広重」の美術館なんですから、もう少しがんばって展示して欲しかったですね。
 ちなみに案内によると、10月には開館十周年記念特別展「天童広重」として、一同に集めた展示が予定されているようです。
 ともかくも、天童温泉まで来て、広重さんの思いがけない展示に出会えて大満足でした。 

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by daisenhougen | 2007-05-01 18:34 | 鑑賞記-展覧会
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