「鳥居清長-江戸のヴィーナス誕生―」展を見る

d0001004_1456279.jpg 昨日(5月20日)「千葉市美術館」で展覧会「鳥居清長-江戸のヴィーナス誕生―」展を見た。
 鳥居清長(1752-1815)は代表的な浮世絵師であるにもかかわらず、主力作品が海外に流失しているために、大規模な展覧会としては今回が初めてとのことです。
 ということですから、清長作品をまとめて見るのは、もちろん初めてです。
 展示は「浮世絵デビュー(初期作品)」、「江戸のヴィーナス誕生(3大揃物)」、「ワイド画面の美女群像(続絵の名作)」、「江戸の粋(清長作品の多様性)」、「役者絵と出語り図(鳥居家四代目)」といった区分で展示してありました。
 なんせ270点もの作品(今回見た前期だけでも210点)です。常設展示もほとんど中止して、2フロアーを目一杯使った展示になっています。
 わが東京国立博物館はもちろん、シカゴ、ボストン、メトロポリタン、ホノルルの美術館から里帰りした傑作揃いのオンパレードです。これでもかこれでもかと続く作品を見ていると、まさに感嘆の声を上げたくなりました。とくに大判、2枚続、3枚続などのワイド画面になって行くに従い、登場する人物がどんどん生き生きとなっていく様は感動ものです。
 清長作品の成熟していく過程が追体験しているような気になりますね。
 鳥居清長という絵師が世界レベルの芸術家であることを解らしてくれる、素晴らしい展示でした。はるばる千葉まで来た甲斐がありました。

 図録買いましたので、読んでから感想続けます。

 最後のコーナーに千葉市美術館所蔵の清長作品も展示してありました。でも、これだけの名品の後では質の差は如何ともしがたかったですね。

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by daisenhougen | 2007-05-21 07:16 | 鑑賞記-展覧会
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