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土肥恒之「ロシア・ロマノフ王朝の大地(興亡の世界史14)」を読む

土肥恒之「ロシア・ロマノフ王朝の大地(興亡の世界史14)」を読む_d0001004_1043155.jpg 土肥恒之「ロシア・ロマノフ王朝の大地(興亡の世界史14)」を読んだ。
 講談社、2007年03月16日、2,415円、四六変型、382頁。
 目次を写しておきます。第1章 中世のロシア、第2章 ロマノフ王朝の誕生、第3章 ピョートル大帝の「革命」、第4章 女帝の世紀、第5章 ツァーリたちの試練、第6章 近代化のジレンマ、第7章 拡大する「植民地帝国」、第8章 戦争、革命、そして帝政の最期、第9章 王朝なき帝国。
 著者の土肥恒之(1947-)さんは専門は近代ロシア社会史で一橋大学院教授とのことです。
 ロマノフ王朝が中心ですが、中世国家の成立からソビエト連邦の崩壊まで、全ロシア史といった内容です。
 わたしにとってはロシア通史を読むのは、たぶん初めてです。部分的な知識はいろいろあるんですが、こういう風に通史として読むと、ロシアに対する親しみもわいてきますね。
 先日、「国立ロシア美術館展」を見て、ロシア美術に対する興味がわいてきてきたところですし、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読み始めたところなので、いっそう興味がそそられた読書でした。

by daisenhougen | 2007-05-24 06:42 | 読書-詩歌小説評論他
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