「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」を見る

d0001004_10111752.jpg 昨日(07月08日)「東京藝術大学美術館」で展覧会「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」を見た。
 今回の展示は「芸大コレクション展」と名付けられているように、芸大美術館が所蔵する「名所江戸百景」の展示です。3年にわたる修復作業が完了したことを記念して全点を一挙に展示とのことです。
 しかもその展示は、揃いものとしての季節順ではなく、刊行された順での展示となっていました。これは先日読んだ原信田実「謎解き広重「江戸百」」(集英社新書)と同じ発想です。この作品を読み解く最近のトレンドなんでしょうか。
 わたくし、この「名所江戸百景」を全作をまとめて拝見するのは初めてです。さすがにこれだけの作品をまとめて並んでいる様は壮観ですね。
 一点一点じっくり眺めることができましが、やっぱり目に付くのは大胆な構図ですね。原信田さんの言っていた時代の話題を盛り込んだ作品といったことは、作品を見ているときはあんまり思い浮かばなかったですね。
 連作が進むに従って顕著になる大胆な構図は時代を超えています。だいたいにおいて、無粋な船頭の手足のアップを大胆に描き、その遠景の風景と対比させるなんて今でもできない発想ですね。こういった様々なアイデアの実験場みたいな連作ですね。この斬新さは、今でも汲みつくしきれていない気がします。デザインとか構図とかを勉強する人には、素晴らしい教材ですね。

 図録買ったので、読んでから感想続けます。

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by daisenhougen | 2007-07-09 07:12 | 鑑賞記-展覧会
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