「アンリ・ミショー展」+常設展示を見る

d0001004_1435325.jpg 昨日(07月21日)「東京国立近代美術館」で展覧会「アンリ・ミショー展 ひとのかたち」+常設展示を見た。
 アンリ・カルティエ=ブレッソン展を見ると自動的に無料で拝見できるので、もちろん拝見しました。
 アンリ・ミショー(1923-1984)は、わたしにとってはフランスの詩人として記憶していました。だいぶ昔になりますが、何編か作品を読んだ記憶があります。でも、画家でもあったんですね。
 「日本での本格的な個展としては四半世紀ぶりとなる本展では、初期から晩年にいたる膨大な作品群から精選された59点の代表的なドローイングによって、今なお新鮮で、また謎に満ちたミショーの世界をご覧いただきます」とのことです。
 何とも奇妙な作品たちです。どの作品も言ってみればヘタウマ的な表現ですね。でも、見つめていると、どこか引き込まれていきます。なんと言ったら良いんでしょう。何か頭がクラクラして来ますね。でも、後味は悪くありません。一度見たら忘れられないような、後惹くような作品です。
 決して時代を劃するような作品ではないのですが、独自の表現を確立しているように思えました。
 ただ、展示してある作品だけではミショーの絵画表現の広がりや多様性は解りませんね。
 当てずっぽうで言わせてもらえば、狭い領域で表現を追求したマイナーな表現者という感じでしょうか。

 次に常設展示です。ざーっと見て回りました。
 まず最初にアンリ・ルソーの作品「第22回アンデバンダン展に参加するように芸術家を導く自由の女神」からスタートです。ルソーらしい良い作品ですね。そしておなじみの大作、原田直次郎「騎龍観音」が重要文化財に指定されたなんて書いてあり展示してありました。土田麦僊の大作「湯女」もよかったですね。特集コーナーでは「劉生と麗子-岸田劉生関係資料より」が設けられており二種類の「麗子像」などが展示してありました。今回の藤田嗣治さんは「五人の裸婦」でした。加山又造さんは「春秋波濤」が展示してありました。いずれも傑作ですね。いつもながら充実した展示を満喫しました。

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by daisenhougen | 2007-07-22 05:34 | 鑑賞記-展覧会
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