「安齊重男の“私・写・録” 1970-2006」展を見る

d0001004_7555647.jpg 昨日(09月29日)「国立新美術館」で展覧会「安齊重男の“私・写・録” 1970-2006」展を見た。
 せっかく「国立新美術館」まで行ったので、同時に開催されていたこちらも訪ねてみました。張られていたポスターの写真が洒落ていて惹かれたのも一因かもしれません。
 安齊重男(1939-)さんという写真家の存在をはじめて知りました。ちょっと紹介文を引用しておきます。
 「安齊の写真は二つの側面を持っています。ひとつは、アーティストの個性を的確にとらえた芸術性の高いポートレイトとしての側面であり、日本人だけでなくイサム・ノグチやヨーゼフ・ボイスなど外国の著名なアーティストも被写体にした数々のポートレイトは、国内外で高い評価を受けています。いまひとつは、歴史的価値の高いアート・ドキュメントとしての側面です。30余年にわたり日本の美術の最前線と伴走して撮り続けたおびただしい数の写真には、展覧会の会期中しか存在しなかったインスタレーションや、今はない画廊、物故者などを写した現在では貴重な写真が数多く含まれています。この芸術性と記録性の二面性が、安齊重男の写真の大きな特色です」とのことです。
 展示会場の壁面いっぱいに、1970年から2006年まで年代順に展覧会のアート・ドキュメントが展示してあります。
 それも半端な数ではない凄い点数の写真が展示してありました。まさに現代美術の歴史がこの中に詰まっているようです。わたしみたいに最近になって同時代の美術に興味を持った人間はともかく、ずーっと関心を持ってきた人には感涙ものかもしれません。わたしにも、つい最近の「横浜ビレンナーレ」の写真ですら懐かしかったですからね。
 いずれにせよ、これだけ長期にわたった記録写真にもかかわらず、今でも古めかしく見えないどころか、ある意味、近未来的にさえ見えてしまうのは大したもんですね。
 展示会場の中心部分には大きく引き延ばされたものからスナップ写真のようなものまで、芸術家を中心としたいろんなポートレートが展示してありました。
 有名どころの芸術家がいっぱい展示してありました。けっこう愉しんで拝見できましたね。
 たまたま訪れたときに、安齊重男さん自身が思い出話を語っているところでした。けっこうざっくばらんに思い出話を語ってましたね。ついつい最後まで聴いてしまいました。ラッキーでしたね。

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by daisenhougen | 2007-09-30 07:55 | 鑑賞記-展覧会
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