「山下清展」を見る

d0001004_12175689.jpg 昨日(10月06日)「上野の森美術館」で展覧会「山下清展」を見た。
 TVドラマなどで有名な放浪の天才画家、山下清(1922~1971)の大規模な展覧会です。
 知名度は高いのですが、実際の作品を拝見するのは初めてです。
 展示は1.貼絵との出会い、2.心の風景 放浪時代の清、3.芸術家・山下清の全仕事、4.修復保存プロジェクト 現代に甦る清の代表作、5.山下清・ヨーロッパへの旅、6.遺作・東海道五十三次といった区分での展示でメインの貼絵だけでなく素描、油彩、ペン画まで展示してありました。
 見ていてちょっと困ってしまいました。
 たしかに年代を経るに従い、切り絵の技法が飛躍的に緻密になり、貼り絵以外の技法も習得していく様がよく解る展示でした。
 素朴でほのぼのとした作風は見ていてホッとする気もします。
 でも、どの作品も一つのパターンをなぞっている作品です。残念ながら、素朴で好ましい作品だなぁ、色彩感覚に少し特異性があるかなぁぐらいの感想でした。
 突飛な連想かもしれませんが、先に見た平山郁夫に似ている気もしました。
 現在、平山郁夫がステレオタイプの作品をひたすら日本画の緻密な技法の職人芸で表現してるのと同じように、山下清もステレオタイプな作品を緻密で精巧な切り絵技法で表現したのでしょうか。

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by daisenhougen | 2007-10-07 08:17 | 鑑賞記-展覧会
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